【裏地付き?後付け?】これで解決!遮光カーテンと裏地の役割をプロが解説

2024/4/24 2024/4/24

遮光裏地付きカーテン

遮光カーテンを買ったはずなのに、なんだか思ったより光が入ってくる…そんな困った経験ありませんか?
一言で「遮光カーテン」といっても、実はその等級によって明るさの入り方は様々。

遮光に関するお悩みを解決する一つの手段が、「遮光裏地」とよばれる遮光性の高い裏地をつけることです。
でも、この遮光裏地も種類が複数あるため、調べてみても結局何をどうしたらよいのかよく分からない…なんていうことも。

そこで今回は「遮光裏地」の種類とその効果を専門店の遮光カーテンのバイヤーが徹底解説!

プロが解説した内容なので、これを読めば遮光カーテンの裏地に関する疑問は解決。
もう窓からの光で悩むことはありません。

裏地の種類を正しく理解して、あなたのお部屋にぴったりの遮光裏地を選びましょう!

遮光裏地は大きく2種類!

2種類の遮光裏地を説明

遮光裏地は「カーテンの遮光性をアップさせる」アイテムで、大きく2種類に分類されます。

①「裏地付き」のカーテン
②「後付け裏地」と呼ばれるカーテンの後ろに取り付けるカーテン

 

この2つは取り外しができるかできないかが大きな違いです。

裏地付きのカーテンは、カーテン自体に遮光裏地を縫い付けているので、取り外しをすることができません。

一方、後付け裏地はカーテンにプラスでつけるものなので、取り付けた後に取り外すことも可能です。

それぞれの詳しいメリット・デメリットは後の章でお話しします。

遮光裏地を理解する上で欠かせない遮光等級

遮光等級を写真で比較

遮光の話には欠かせない「遮光等級」について簡単に説明します。

カーテンの遮光等級は1~3級の3段階に分けられており、

◆1級(遮光率99.99%以上)
◆2級(遮光率99.80%以上99.99%未満)
◆3級(遮光率99.40%以上99.80未満)

 

と定義されています。

数字でいうと1%以内の違いですが、写真で見ると随分と明るさが違っているのがよく分かると思います。

「遮光カーテンを買ったのにあまり遮光しない…」と感じるのは、求めている遮光レベルと購入したカーテンの遮光等級があっていないケースが多いです。
そしてその求める遮光レベルとカーテンの遮光等級の差を調整するのに役立つのが「遮光裏地」というわけです。

遮光等級についてもっと詳しく知りたい!という方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

遮光カーテンのレベル(等級)ごとの違い。それぞれの効果を画像付きで解説

気に入ったデザインを遮光にしたいなら「裏地付き」か「裏地オプション」!

縫製された遮光裏地

まずは取り外しができない「遮光裏地付き」のカーテンについてチェックしていきましょう。

当店でいうと、

・はじめから裏地が標準でついている「裏地付き」のカーテン
・お気に入りのアイテムを裏地付きにできる「裏地オプション」

が該当します。

裏地付きが標準のカーテン一覧
裏地付きが標準でついてくるカーテンはこちら
裏地オプションが選べるカーテン一覧
裏地オプションが選べるカーテンはこちら

メリット3つ

裏地付きカーテンのメリットの説明

・気に入ったデザインの遮光等級をアップさせることができる
・表地と合わせて縫製されているから、生地がばらけずキレイ
・表地を日焼けから守ってくれるから、長くキレイに使える

 

お気に入りのデザインを見つけたけれど、希望の遮光等級ではなかった…そんな時こそ裏地オプションの出番です。
遮光性をアップさせてくれるだけでなく、表地を日焼けから守ってくれるのも嬉しいポイント。

長く使うカーテンだからこそ、裏地付きはおすすめの仕様です。

デメリット2つ

裏地付きカーテンのデメリットの説明

・カーテンを注文するときに判断しなければいけない
(後から追加で縫製ということができない)
・カーテン自体が重たくなるので、不安定なレールへの設置は難しい

 

表地とあわせて縫製するので仕上がりがキレイである一方、そもそもカーテンとして仕立てる際に裏地をつけなければいけないというのが一番のデメリットです。

今あるカーテンを遮光にしたいなら「後付け裏地」!

後付け裏地の説明

次に、取り外しができる「後付け裏地」についてです。
後付け裏地は「裏地ライナー」とも呼ばれ、既存のカーテンのカーテンフックにひっかける形で取り付けをします。

つまり、今あるカーテンに裏地機能をつけたい!ということであれば「後付け裏地」がおすすめです。

メリット2つ

後付け裏地のメリットの説明

・今あるカーテンに遮光機能をつけることができる
・取り外しが可能なので、遮光をしたい期間だけ遮光をすることができる

 

手軽に遮光機能をプラスできるので、今すぐ遮光の悩みをなんとかしたいという場合や、今のカーテンを気に入っているから変えたくないという場合に大活躍!

取り外しができるからこそ、季節によって遮光をしたりしなかったりしたい、というニーズにもぴったりです。

デメリット

後付け裏地のデメリットの説明

・表地と縫い合わせているわけではないので、端がバラバラすることでそこから光が入ってしまう場合もある(※洗濯ばさみでつまんだり、テープで止めたりすると軽減されます)
・縫製品と比べると、もっさりとした印象になりやすい

 

後付け裏地は手軽な分、仕上がり面ではどうしても縫製品と比べると劣る部分があります。

今よりも少しでもよくしたい!というニーズにはぴったりですが、少しでも遮光のレベルを高めたいという希望であれば、縫製品を選んだ方が安心かもしれません。

「遮光裏地」をもっと知りたい!

ウッドブロック

ここからは遮光裏地に関する豆知識をご紹介!

裏地は「遮熱・保温」機能もアップさせてくれる◎

エアコンを設定する様子

遮光裏地は、遮光機能をアップさせてくれるのはもちろん、先述の通り表地を日焼けから守る効果もある優れもの。
でも実は、それだけではないんです。なんと遮光裏地は「遮熱・保温」機能もアップさせてくれるんです!

夏の厳しい日差しによる暑さをブロックする遮熱効果と、エアコンで調整した快適な空気を外に逃がさない保温効果。
どちらもお部屋で快適に過ごすためにはあったら嬉しい機能です。

裏地の遮熱・保温機能の仕組みの説明

裏地をつけることで生地と生地の間に空気の層ができるため、遮熱・保温効果がアップする、という仕組みです。
近いイメージとしては魔法瓶があげられるかもしれませんね。(もちろん密閉するわけではないのであくまで仕組みのイメージですが)

夏も冬も窓辺でサポートしてくれる、縁の下の力持ちな機能。冷暖房の電気代を浮かすのにも一役買ってくれます。

まとめ

グレートクレイン商品ページ
柔らかさと最高峰の機能性。どちらも求めるあなたへ送る、シャンタン織りの遮光裏地付きドレープカーテン<グレートクレイン>

いかがでしたか?

遮光裏地は大きく2種類に分類され、美しさと機能性を求めるなら「裏地付き」カーテンが、今あるカーテンを手軽に遮光性アップさせるなら「後付け裏地」がおすすめです◎

あなたのお部屋にぴったりの遮光裏地を選んで、快適な窓辺を作ってくださいね♪

この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談頂けます↓

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