ラグの毛が固まるお悩みに!対処方法と予防方法をラグ販売店が伝授!

2024/4/12 2024/4/12

ふわふわなラグ

「買ったばかりの頃はあんなにフワフワだった自宅のラグ。毛が固くなって、触り心地が悪い!」「見た目にも疲れた印象で、何とかしたい!」「買い換えるしかないの?」とお悩みの方いますよね。

ラグの毛が固まってヘタるのには、いくつか理由があります。でも、原因ごとに適切に対処することで、またフワフワの状態に復活する可能性があるんです!

そこで今回は、ラグの毛が固まった後の対処法や固まらないようにする予防方法について、ラグ販売店の技術を余すことなく解説していきます。

ずーっと触っていたくなる毛並みを取り戻すだけで、寒い冬の起床が辛くなくなったり休日のリラックスタイムが充実したりと、QOLもアップするはず!ぜひ試してみてくださいね◎

ラグの毛並みがふわふわに復活する4つの対処方法

ラグの毛並みをフワフワに復活させる方法は、主に以下の4つです。

・ブラッシングをする
・ドライヤーの温風を当てる
・スチームアイロンを使う
・クリーニングに出す

 

それぞれ具体的にどう対処すればいいか紹介していくので、参考にしてみてください!

ブラッシングをする

ブラッシング一つ目の方法は、ブラッシングです。毛並みを逆立てるようなイメージでブラッシングすると、フワフワで購入したての状態への回復が期待できます。

ブラッシングをする際にスプレーでを吹きかけておいて、湿った状態にするとより効果が期待できます。洗濯できないタイプのラグであれば、ヘタっている部分に電子レンジで温めた蒸しタオルを当てて湿らせておきましょう。

ブラッシングしたら、陰干しで乾燥させます。洗濯不可のラグであれば、そのまま自然乾燥させればいいでしょう。

【ブラッシングで使用するブラシ】
櫛目の粗いブラシを使用するのがおすすめ。特に毛足長めのラグに、効果てきめんですよ!

通販でも購入できるので、一つ持っておくと安心です。100円均一のペット用ブラシを使う方もいるようですが、臭いうつりするため別途で用意しましょう。

また、ざっくりした編みのラグは、糸が引っ掛かって切れてしまうことがあるので注意が必要です。

ドライヤーの温風を当てる

ドライヤーの温風をあてる

二つ目の方法は、ドライヤーです。ドライヤーは家具を置いていて、特定の部分がヘタっている場合におすすめの復活方法

まず蒸しタオルなどで硬くなっているところを湿らせておきましょう。水をスプレーで吹きかけ湿らせてもかまいません。次に固まっているラグの毛をつまみ上げてください。この時にドライヤーをの温風をあてて、毛を立たせていきます。

ドライヤーは、少し離して高い場所からあてていくようにしましょう。また、ドライヤーを使用する際には弱風もしくは低温モードを選択してくださいね。高温やターボ機能を使用すると、ラグそのものが傷んでしまうので気をつけましょう。

スチームアイロンを使う

スチームアイロンスチームアイロンやスチームクリーナーを使用して、ラグの毛を立たせる方法もあります。

まずは、ヘタりのある箇所にスチームを吹きかけましょう。ラグの毛の根元に、熱を与えるようなイメージで行うといいです。このとき、一定の箇所に長時間スチームをあてないでくださいね。一か所あたり3秒くらいを目安にしましょう。

スチームをあてたら、指でラグの毛を立たせましょう。温かい段階で毛をつまみ上げて、後は自然乾燥するまで待てばOKです。

スチームアイロンを使用する場合、ラグに押し付けてプレスしないように注意してくださね。
また材質によっては、逆に毛足が固くなったり溶け出したりする恐れもあるので、素材や品質表示は確認しておきましょう。

クリーニングに出す

クリーニング屋もしここまで紹介した方法でラグの毛が復活しなければ、クリーニング業者に依頼しましょう。クリーニングに出すと、フワフワの状態に戻る可能性があります。ただし100%確実にフワフワになる保証はありません。

もしフワフワにするためにラグをクリーニングに出すなら、その旨を業者に相談してみてください。仕上がりの様子を確認した上で、クリーニングに出してくださいね。

毛が固まってしまう原因と予防方法

ラグの毛が固まってしまう原因と予防方法ラグの毛が固まってしまうのは、主に以下の3つの原因があります。

・経年劣化
・ほこりや髪の毛
・長時間にわたり重いものを置いている

 

それでは、それぞれの原因と予防方法について説明していきます。

経年劣化

経年劣化したラグラグの毛が固まる最も大きな原因は経年劣化。時間の経過とともにラグの毛に含まれている油分が徐々に抜けていきます。その結果、毛の弾力性が失われ、固くなってしまうわけです。

ラグの寿命は素材によってまちまちですが、短いものだと2~3年で寿命が来てしまうといわれています。長持ちする素材でも5~10年が寿命です。

少しでも長持ちさせたければ、ナイロンやウールのような長持ちする素材で作られているラグを使用するといいでしょう。もしくはファブリック製品用のプロテクターを使用することで、長持ちさせる予防方法もありますよ。

ほこりや髪の毛

ほこりや髪の毛でごわつく ポリプロピレン素材のラグラグにほこりや髪の毛などのゴミがラグの毛に絡まってしまい、ごわついた固い状態になることもあります。

購入したてのラグの毛は油分で表面が覆われている状態。そのため、ほこりや髪の毛が吸着したりしにくいです。しかし先ほども紹介したように長年同じものを使っていると、毛の油分が失われほこりや髪の毛が付着しやすくなってしまいます。

ほこりや髪の毛がラグの毛に絡まってごわつかないようにするためには、洗濯や掃除を定期的に行うのが一番です。掃除を定期的に行えば、ラグの表面にある髪の毛やほこりなどの汚れを取り除けるので購入したてのラグの状態を維持できますよ。

長時間にわたり重いものを置いている

ラグの上に家具を置く

長期間にわたりラグの上に重いものを置くのも、毛が固まってしまう原因となります。

部屋の模様替えや引っ越しの際の荷造りの際に、家具を置いていた箇所だけラグの毛がヘタっているといった話は結構聞かれます。またいつも同じところに座っていると、その部分のラグの毛だけヘタって固くなることも。

予防する方法は、定期的にラグの位置を変えてみることです。そうすれば、特定の個所にだけ圧がかかるようなこともなくなります。したがって特定の部分だけ毛が固まるような心配もなくなるでしょう。

またラグに座って過ごすことが多い場合には、座る箇所を定期的に変えていくのもおすすめです。

終わりに

ラグの毛がヘタってしまって固くごわつくのは、時間経過とともにどうしても避けられないもの。そんな固まってしまったラグの毛をフワフワに復活するためには、自宅にある道具を使って可能な場合も少なくありません。

記事内で紹介した方法を実践して、フワフワに復活しないか試してみるといいでしょう。

ただし経年劣化で固くなっている場合、ラグがそろそろ寿命を迎えつつある段階かもしれません。その場合には、買い替えを検討するのもいいでしょう。

新しいラグを購入することで、部屋の雰囲気も一新します。フワフワの新品ラグを使用して、気分一新してみませんか?

■へたらないラグについて

もしも買い替えを検討しているなら、へたりにくいラグについての記事をこちらからご覧いただけます!

へたらないラグで快適に長持ち!選び方を販売店のプロが徹底解説!

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