ミラーレースカーテンのデメリット4つについてプロが徹底解説!

2024/1/9 2024/4/23

ミラーレースがなびいている

「ミラーレースカーテンの注意点は?」
「ミラーレースカーテンにデメリットはあるの?」

窓周りの専門店として日々お客様からレースカーテンに関してのお問い合わせを頂くことがかなり多く、
意外とレースカーテンに関しての疑問もまだまだ多いことを実感しております。

カーテンと言えば厚手のドレープカーテンとレースカーテンの組み合わせで使用されることが一般的かと思いますが、その中でもプライバシーを守る目的としてよく使用されるレースカーテンの中に「ミラーレースカーテン」が挙げられます。

ミラーレースカーテンは外からの視線を遮り室内のプライバシーを守るために大変便利なレースカーテン。
一般的にはミラーレースカーテンを選んでおけば間違いはないのですが、購入前に知っておくべきミラーレースカーテンのデメリットも確かに存在します。

ミラーレースカーテンのデメリットとしては大きく4つがあり、

・夜になると透ける
・室内から外の景色も見えづらい
・生地に特有の光沢感がある
・室内が暗くなりやすい

主に上記の4つとなります。

今回の記事ではこの4つのポイントを中心に、購入前に知っておくべきミラーレースカーテンのデメリットに着目していきますので、レースカーテン選びの参考にしてみてくださいね。

ミラーレースカーテン4つのデメリット

遮像レースと比べて夜になると透けちゃう

夜に透けるカーテン

ミラーレースの最大のデメリットとしては「夜になると透ける」という点です。

外からの視線を遮るレースカーテンはミラーレースと遮像レースという2種類があります。

遮像レースは昼も夜も透けにくい効力を発揮するのに対して、ミラーレースが透けにくい機能を発揮するのは太陽光を取り入れることができる日中のみ
夜間は十分な太陽光を取り入れることができずに通常レースのような透け感になってしまう場合がほとんどです。

昼に外から見たミラーレースの透け具合

上の画像はミラーレースを設置したお部屋を日中に外から見たシーンとなりますが、しっかり目隠しの機能を発揮しており、外の様子がガラス窓に反射して自分の姿が見えてしまうほど。

日中であれば十分にプライバシーを守ることができるので、この点がミラーレースが一般的によく選ばれる理由の1つと言えます。

では夜間での見え方はどうでしょうか。

夜に外から見たミラーレースの透け具合

先程と同様のシチュエーションにはなりますが、
夜間では室内の様子がはっきりと透けてしまっており、
通常レースの透け感と同じレベルとなっています。

昼も夜も透けにくい遮像レースと比べても、
太陽光を取り入れて見えにくくするミラーレースは夜は一気に透けてしまうので、
1日中と通じてプライバシーを守りたい方には大きなデメリットと言えるでしょう。

そのため単純にプライバシーを守れるレースとしてミラーレースを選んだ場合、
「夜になった思ったより外から透けている」なんてことにもなりますので、事前に注視しておきましょう。

通常レースと比べて外の景色が見えづらい

外が透けて見えないレースカーテン

遮像レースと比較した時にはプライバシーの点でのデメリットを挙げましたが、
通常レースと比較した時のミラーレースのデメリットとしては、
「室内から外も見えづらい」という点になります。

ミラーレースを検討される方の多くは外からの視線を遮ることに意識が向きがちで、
いざ購入してお部屋に取り付けて見た時に思った以上に外の景色も見えなくなってしまったという方も多くいらっしゃいます。

室内から外を見たミラーレースの透け具合

実際にミラーレースを設置したお部屋から外を見てみると、
遮像レース程ではないにしても、外の景色はうっすら見えるかどうかといった印象になります。

プライバシーを重視したい方や外の景色はそこまで不要という方にとっては問題にはならないとは思いますが、より景観を楽しみたい方にはデメリットの1つと言えます。

通常レースは主だった機能は持っていないことが多く、その分で余分な繊維等も使用しないことから、生地の透過度も高く外の景色もかなり透けて見えるレースカーテンになります。

ボイルレースカーテンの生地感

上の画像はボイルレースという、より軽やかな生地のレースカーテンを設置した画像になりますが、
先程のミラーレースの例と比較しても外の景色がよく見えることがわかりますね。

眺望の良いお部屋や高層マンション等で外の景観も楽しみたいという方で透過度の高いボイルレースを選ばれる方も多くいらっしゃいますが、ミラーレースは透けにくい生地となるため眺望の面ではデメリットとなります。

特に日中はレースカーンのみで生活する方も多いので、
外の景色を重視したいかどうかで購入前に事前に生地の透け感はチェックするようにしましょう。

生地に特有の光沢感がある

3つ目は「生地に特有の光沢感がある」という点です。
ミラーレースはブライト糸を織り交ぜることで透けにくい機能を持たせていることを解説しましたが、その繊維の影響で、多くのミラーレースは裏面が特有のキラキラした光沢感となっています。

ミラーレースの光沢感の比較

画像では上手く伝わりにくい点もありますが、
上の画像はミラーレースとボイルレースを重ねた比較画像となります。

細かなデザインの違いはあれど、
上に重ねているミラーレースには特有の光沢感があることがわかりますでしょうか。

実際にカーテンに縫製してお部屋に設置した際に裏面を見ることはあまりないと思いますが、
日々お問い合わせいただくお客様の中には、「この光沢感が好みじゃない」という方も多くいらっしゃるので、実際に生地をサンプル請求する等して事前に生地感を確認するようにしましょう。

室内が暗くなりやすい

レースカーテンをかけた室内

最後に4つ目として挙げられるミラーレースのデメリットは、
「室内が暗くなりやすい」という点です。

これはミラーレース、遮像レースの両方に言えるデメリットにはなりますが、
透けにくい機能を持たせた分生地に厚みが出る(生地の密度が高い)ため、
外の光を室内に取り込みにくいという点から、必然的に室内は暗くなりやすい傾向にあります。

元々の日当たりがそこまで良くない等お部屋によっては、日中にレースカーテンのみで過ごしている際に電気をつけていないと暗いと感じる場合もあります。

そのため予め注意が必要になります。

それぞれのデメリットについての対策がこちら!

豆電球

ここまでミラーレースカーテンのデメリットについて触れてきましたが、次にこれらのデメリットを解消するための方法を解説していきます。

夜になると透ける→ドレープカーテンを併用する

夜カーテンを閉めている部屋

まず1つ目のデメリットであった、「夜になると透ける」という点に関して、
最も手軽な対策としては夜はドレープカーテンと併用することで解消できます。

夜になると通常レースと同様に透けてしまう問題も、
夜はドレープカーテンも閉めてしまえば外からの視線を遮ることができるので、
ドレープカーテンでプライバシーを守るようにしましょう。

それでも「夜も透けにくいレースカーテンのままが良い!」ということであれば、
ミラーレースではなく遮像レースを選ぶようにしましょう。

遮像レースであれば昼も夜も関係なく透けにくいレースカーテンになりますので、
プライバシーを最重視したい方にはおすすめとなります。

レースカーテンの生地感
遮像レースの一覧はこちらから!

室内からも外の景色が見えづらい→透け感のあるミラーレースを選ぶ

ミラーレースで室内からも外の景色が見えづらいデメリットに関しては、
ミラーレースの中でも少し透け感レベルの低い生地を選ぶようにしましょう。

その分で外からのプライバシーを守る機能も弱くなる傾向にはなりますが、
一般的なミラーレースであれば十分に視線を遮ることもできるので、お好みのバランスで選ぶようにしましょう。

また一例として当店の【マジック】という商品は、
室内と外からの透けにくさのバランスが良い生地になります。

レースカーテンをかけた室内
マジックの詳細ページはこちら!

上の画像は実際にお部屋に設置してみての画像となりますが、
室内から見た場合の外の景色もある程度透けて見ることができます。

外から見たミラーレース

反対に外から室内を見てみても、
しっかり視線を遮ることができます。

もちろん実際のお部屋環境や天候等によって変化する部分にはなりますが、
内外の透け具合のバランスを見て選んでみることをおすすめします。

生地に特有の光沢感がある→ナチュラルっぽい生地感から選ぶ

ミラーレース特有のギラギラした光沢感が苦手な方には、
種類は少ないですが、出来るだけナチュラル感のある生地から選ぶことをおすすめします。

一例ですが当店の【ジャズネップ】は程良いナチュラル感のある生地になります。

レースカーテンをかけた室内
ジャズネップの詳細ページはこちら!

裏面は多少の光沢感はあるものの、一般的なミラーレースとは違い表面のネップ加工が風合いを出す特徴的なレースカーテンになります。

レースカーテンの生地感

天然素材に近い肌触りのため、お部屋に少しのアクセントとしてナチュラル感を与えてくれます。

室内が暗くなりやすい

透けにくいミラーレースは生地の密度が高くなるため室内が暗くなりやすいデメリットに関しては、
採光機能を持ったレースカーテンを選ぶようにしましょう。

採光レースとは、主に大手繊維メーカーである帝人の特殊繊維を使用しており、
取り入れた太陽光を繊維内で拡散させて上手に室内に届くてくれる機能を持ったレースカーテンになります。

透けにくさを実現しながらもお部屋の中に光を取り入れやすいため、透けないレースカーテンで室内が暗くなりやすいという環境の方におすすめします。

当店の採光レースの中からは【フロッテ】がおすすめとなります。

レースカーテンをかけた室内
フロッテの詳細ページはこちら!

外からの視線を遮る機能はしっかり持ちつつ、採光機能にプラスして遮熱・UVカットもついている機能性抜群のレースカーテンです。

適度に光を取り入れて、室内から外の景色を楽しむこともできるので、
圧迫感のない心地いい窓辺を作ることができます。

こんな人にはミラーレースカーテンがおすすめ!

ここまでのミラーレースカーテンのデメリットを踏まて、
「こんな人にはミラーレースカーテンがおすすめ!」というポイントを最後に解説しておきます。

基本的にレースカーテンは日中のみ使用する方

レースカーテンとコーヒー

ミラーレースカーテンのデメリットである「夜になると透けちゃう」という点も、
レースカーテンは基本的に日中だけ使うという方であれば問題ないため、
そういった方には機能面も充実しているミラーレースはおすすめです。

昼も夜も透けにくい遮像レースよりも、ミラーレースの方が金額面でもリーズナブルな場合がほとんど。
夜の透け感は関係ないという方はミラーレースを選ぶようにしましょう。

程良い透け具合で外の景色も楽しみたい方

外の景色が見えるレースカーテン

外からのプライバシーを守りつつ、
室内から外の景色もバランス良く楽しみたい方にはミラーレースがおすすめです。

室内から外が透けるということは相対的に外からの透け具合も高まる傾向にはありますが、
遮像レース程の透けにくさは必要ないという方は、ミラーレースの透け具合のバランスが良いでしょう。

生地感やデザイン、風合いにそこまでこだわりの強くない方

レースカーテンの生地感

ミラーレースは視線を遮るために特有の光沢感があったり、
機能を充実させるために生地感や風合いといったデザイン面での選択肢が限られる場合が多いので、
「レースカーテンはシンプルなもので十分!」という方におすすめです。

窓周りのインテリアとしてこだわるのはドレープカーテンを中心にして、
レースカーテンはシンプル目にすると良いでしょう。

ミラーレースのおすすめ商品5選

5つの星

最後に、ミラーレースのおすすめ商品もご紹介していきます。

ここまでの購入前に知っておきたいミラーレースのデメリットが問題ないという方には、
ミラーレースは機能性も充実して大変便利なレースカーテンになりますので、
是非当店おすすめの人気商品をチェックしてみてください。

セゾン

レースカーテンをかけた室内
セゾンの詳細ページはこちら!
機能 UVカット率63%・洗濯可
素材 ポリエステル100%
透け感レベル レベル3
配送スピード 最短・6営業日出荷
価格帯 ¥1,900~(税込)

カラバリからお部屋にアクセントを加えたい方には、
人気ナンバーワンの「セゾン」がおすすめです。

UVカット機能も付いた安心のミラーレースでありながら、
カラーバリエーションも20色という豊富さ!!

カーテンのカラーバリエーション

レースカーテンというと基本的にはホワイトのシンプルカラーですが、
セゾンは豊富なカラバリから選べるので、きっとお気に入りのカラーが見つかるはず!

レースカーテンの生地感

若干のシャリ感のあるドライな生地感は手に馴染む肌触りで、
シンプルを追求した使い勝手の良いミラーレースになっています。

フロッテ

レースカーテンをかけた室内
フロッテの詳細ページはこちら!
機能 遮熱24.5%・UVカット67.8%・採光・ウォッシャブル
素材 ポリエステル100%
透け感レベル レベル1※お部屋から見た透け感レベル
配送スピード 最短・5営業日出荷
価格帯 ¥4,900~(税込)

外からのプライバシーをしっかり守りつつも、
室内から外は見えるようにと、良いとこどりのミラーレースが「フロッテ」です。

お庭や外の景色がはっきり見えるので、圧迫感のない心地いい空間になります。

外から見たミラーレースの透け具合

外から室内を見てみると、しっかり視線をブロックしてくれているのが分かります。
外の光を乱反射させる事で室内を見えにくくしてくれる、心強いレースカーテンです。

レースカーテンをかけた室内

「フロッテ」には室内に光を取り込んでくれる採光機能も付いているので、
プライバシーを守りながら明るいお部屋にできます。

チコ

レースカーテンをかけた室内
チコの詳細ページはこちら!
機能 遮熱・保温・UVカット・洗濯可
素材 ポリエステル100%
透け感レベル レベル3
配送スピード 最短・5営業日出荷
価格帯 ¥3,900~(税込)

遮熱・保温・UVカットと一通りの機能がバランス良く揃ったミラーレースが
「チコ」になります。
プライバシーはしっかり守りつつも、程良い透け感レベルなので、
窓周りに開放感を持たせることができます。

レースカーテンの生地感

軽めでラフな印象ですが、部屋の良さを活かすシンプルデザインのため、
おしゃれなモダンインテリアと相性抜群です。

リアン

レースカーテンをかけた室内
リアンの詳細ページはこちら!
機能 洗濯可
素材 ポリエステル84%・綿16%
透け感レベル レベル4
配送スピード 最短・5営業日出荷
価格帯 ¥4,200~(税込)

ナチュラルテイストのお部屋に少しデザインを取り入れたいなら、
「リアン」の刺繡デザインはいかがでしょうか。

レースカーテンの生地感

2色の糸を使用し、流れるように描かれたふたつのライン。
そこに大小の水玉が施された、可愛らしいレースカーテンです。

コットン(綿)が混ざっていることで素材の表情が柔らかく、
黄みがかった色合いが、ナチュラルな空間によく馴染みます。

レースカーテンの生地感

レースカーテンにしては珍しいコットン混素材のため、生地の表面はふんわりとした手触りです。
意外と触れることの多いレースカーテンだから、触れるその瞬間も心地よい時間に。

可愛い刺繍レースカーテンを横目にあたたかい紅茶でほっと一息。
ゆったりとした時間が流れる癒しの空間が、毎日の疲れをリセットしてくれます。

グリッター

レースカーテンをかけた室内
グリッターの詳細ページはこちら!
機能 遮熱48.6%・保温30.7%・UVカット率93.3%・採光・洗濯可
素材 ポリエステル100%
透け感レベル レベル4
配送スピード 最短・6営業日出荷
価格帯 ¥5,400~(税込)

透けにくいミラーレースを探す上で、
その他の遮熱・保温といった機能も高水準で搭載しているのが「グリッター」です!

アルミ蒸着フィルムをスリットし、特殊技法で経糸として織り込むことで、
適度な採光を保ちつつ、冷暖房効率をアップさせました。

保温性の比較

エコファインの説明

一般的な遮熱レースカーテンは、糸を密にすることによって反射率を高めますが、
エコファインシリーズは、フィルムに薄いアルミの膜をつけた“アルミ蒸着フィルム”を生地に織り込む特殊な技術を採用。

通気性を保ちつつ高い遮熱率・保温率を実現した、超高機能レースカーテンなんです。

レースカーテンの生地感

アルミならではの輝きと、おしゃれなクラッシュ加工を引き立てる2色を揃えました。
窓辺に掛け陽を通すと、優しい色味に変化してお部屋をそっと彩ります。

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回ご紹介してきたように、ミラーレースは迷った時にはとりあえず選んでおけば間違いない人気のレースカーテンになりますが、購入前に事前に知っておいていただきたいポイントがいくつか存在します。

ただこれらのデメリットで挙げたポイントが特に問題ない方であれば、
ミラーレースは機能面も豊富で使い勝手の良い物になるので、
いざレースカーテンを購入する際にはこの記事を見返して参考にしてみてくださいね。

また当店では窓装飾プランナーやインテリアコーディネーターの資格を持った、
カーテンのプロが機能性・コーディネートから購入・採寸、
更には取り付けなど何でも親切にお答えいたします!

詳しいご相談方法はこちらから!

カーテンの購入で悩まれている方は、お気軽にご相談ください!
是非ご相談、お待ちしております。

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