購入前に知っておくべき、遮光カーテンのデメリットをプロが徹底解説!

2024/1/12 2024/1/12
遮光カーテン 「グレートクレイン」
柔らかさと最高峰の機能性を叶えた、シャンタン織りの1級遮光カーテン <グレートクレイン>

その名の通り、外の光を遮ってくれるカーテンを「遮光カーテン」といいます。
「夜しっかり眠りたい」「昼間でもお部屋を暗くしたい」という方に
おすすめの遮光カーテンですが、実はデメリットも…。

この記事では、遮光カーテンのデメリットをお伝えしていきます!
遮光カーテンのデメリットもしっかり理解した上で
納得のいくカーテン選びをしてくださいね!

遮光等級によってデメリットが異なる

遮光カーテンは遮光の度合いによって
完全遮光、1級遮光、2級遮光、3級遮光の4種類に分類分けされます。

そして、その等級によってデメリットも変わってきます。

1級2級遮光の違い

一番遮光等級が高いのが、完全遮光カーテン。
遮光率は100%となっており、生地の織り組織から光を全く通さないカーテンです。
1級遮光と遮光率を比較するとわずか0.01%の違いですが、特に日中にその違いを感じます!

次に遮光等級が高いのが1級遮光カーテン。
完全遮光と比較すると遮光率は劣りますが、デザインや生地感も豊富です。

2級遮光カーテン、3級遮光カーテンは、お部屋が暗くなりすぎるのが嫌な方におすすめです。
光をほどよく通してくれるので、真っ暗だと足元が不安な方や
外の環境がわかる程度の光が欲しい方向けになっています。

完全遮光カーテン、1級遮光カーテンのデメリットとその対策

遮光カーテン:「オデッセイ」
国内初の「軽い」 完全遮光 カーテン <オデッセイ>

遮光等級の違いが分かったところで、
完全遮光カーテン・1級遮光カーテンのデメリットをご説明していきます!

生地が重く、硬いものが多い

完全遮光カーテン・遮光カーテンの一番のデメリットは
生地の重さと硬さだといえるでしょう。

窓の大きさによっては女性1人では、重すぎてつけられないこともあります。

特に完全遮光カーテンは、遮光性を高めるため特殊な加工を施しているため、
生地がぱりぱりとしていて硬い手触りに…。

そして、生地が硬いとカーテンのドレープが綺麗にまとまりにくく
見た目がすっきりとしない場合が多いです。

暗くなりすぎる

「お部屋を暗くしたくて遮光カーテンを選んだけど、
遮光性がありずぎて、朝起きられない」
「光が一切入ってこないせいで昼間でも夜な感じがしちゃう」

そんなお悩みもたくさん聞きます。
たしかに、朝日を感じられないとなかなか起きられないですよね…。

値段が上がりやすい

プライスのタグと電卓

完全遮光カーテンに関しては、
遮光性の備わっていない商品と比べるとお値段も高くなりがちです。

遮光性は生地の厚さや特殊加工によって変わるため、
その分金額があがってしまうものもあります。

色による遮光性の差が大きい

遮光カーテン「ラソワ」
絹織物のように美しいシャンタン生地がノーブルな雰囲気漂う <ラソワ>

実は、遮光等級は、同じ生地でも色によって変わってきます。

これには色が光を吸収・反射する原理が関係していて、
白に近い色ほど光を多く反射し、黒に近い色ほど光を吸収しているからです。
そのため、一般的には薄い色の生地よりも暗い色の生地の方がより光を遮ると言われています。

1級遮光の白色のカーテンと、2級遮光の黒色のカーテンでは
2級遮光の黒色のカーテンのほうが、遮光性が高く感じられることもあります。

色による遮光性の違いは、こちらのブログでより詳しく説明しているので
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
「遮光カーテンの遮光性は色で変わる?色ごとに実際に検証してみた」

遮光カーテンの遮光性は色で変わる?色ごとに実際に検証してみた

完全遮光、1級遮光のデメリットについての対策がこちら!

完全遮光、1級遮光カーテンのデメリットについて触れてきましたが、これらのデメリットを解消するための方法を解説していきます。

生地が重く、硬いものが多い→生地の柔らかいものを選ぶ

「高機能なカーテンは生地が硬い」という常識を覆す、とにかく生地が柔らかい1級遮光カーテンも存在します。

高機能な、の、に!生地が柔らかい遮光カーテン『クレイン』▼

遮光カーテン 「クレイン」
とにかく柔らかい生地感にこだわった、シャンタン織りの遮光カーテン <クレイン>

柔らかく上質な生地感にこだわった「クレイン」は
生地の柔らかさがゆえに、シルエットも美しいのです!
「遮光性や機能性もあきらめたくないけど、柔らかさも欲しい…」
そんな想いに応える1級遮光カーテンです!

値段が上がりやすい→1級遮光カーテンを選ぶ

当店の完全遮光カーテンで比較すると、
完全遮光カーテンの最安値が5,400円なのに対し、
1級遮光カーテンの最安値は2,600円と半額以上の差があります。

お求めやすい価格帯のものをお探しの方は
完全遮光ではなく、1級遮光カーテンを選ぶといいでしょう。

完全遮光カーテンと比較してもお求めやすい商品が多いです◎

暗くなりすぎる→2級遮光、3級遮光を選ぶ

あまりにも暗すぎるのは嫌だという方は、
2級遮光、3級遮光にしていただくことをおすすめします。

暗くなりぎて寝坊するのが怖い!という方は、
タイマーで時間を設定しその時間にカーテンを自動で開閉してくれる
スマートカーテンという家電もおすすめです。

色による遮光性の差が大きい→好みに合わせて色を選択する

・真っ暗にしたい場合は、黒を選ぶ
・真っ暗にはしたくないけど、出来るだけ遮光したい方は2級遮光で濃い色
・ほんのりと陽ざしを取り入れたい方は淡い色を選ぶ

などと、自分の好みに合わせて色も考慮することをおすすめします!

2級遮光カーテン、3級遮光カーテンのデメリット

遮光カーテン「アリーヤ」
メランジェがかった生地感と、曖昧な色合いが愛らしい <アリーヤ>

続いては、2級遮光カーテン・3級遮光カーテンのデメリットをお伝えしていきます!

光の入り具合の感じ方に個人差がある

2~3級遮光カーテンの光の入り具合の感じ方は、かなり個人差があります。
どれくらい暗いのか、説明がしずらいのも事実です。

1級遮光カーテンと2級遮光カーテンを比較すると下記画像のような見え方になります。

遮光カーテン「モフィ」
もふもふした手触りとペールトーンが可愛すぎる遮光カーテン <モフィ>

2級遮光カーテンの方が、生地全面からうっすらと光を感じるような印象ですね。
「遮光性は欲しいけど、それほど暗くはしたくない」
という方には2~3級遮光をおすすめしますが、
「遮光しつつ、ほんのり光を感じたい」という方は
1級遮光カーテンの中で明るい色味を選ぶのが安心かもしれません。

環境によって大きく異なる

2~3級遮光カーテンの遮光度合いは、環境によってもかなり異なります。
朝日や西日などの強い光は通すカーテンなので
日当たりが良いお部屋では、遮光性をあまり感じられない場合も。
逆に、日当たりの悪い場所ではもうちょっと光が欲しいと思うかもしれません。

そういった意味で、遮光度合いの想定がしずらく
カーテン選びが難しいところもデメリットのひとつです。

2級遮光、3級遮光のデメリットについての対策がこちら!

光の入り具合の感じ方に個人差がある、環境によって大きく異なるというデメリットは、
実際につけてみないとわからないというが現実です。

そんなことが起きないためにも、購入前の相談やサンプル請求を行うことをお勧めします。
当店では専属のインテリアコーディネーターが好みに合わせた提案を行います。
ぜひご利用ください。

遮光カーテンは好みとお部屋別で選ぶのがベスト

遮光カーテン 「ミオクラッセ」
そっと艶めく、ざっくり素朴なファブリックが魅力的な1級遮光カーテン <ミオクラッセ>

お好きな遮光等級は、人によっても環境によっても様々。
なので、お部屋や生地感の好みで選ぶのがベストかもしれません!

完全遮光がおすすめな方▼
生地が硬くてもいいから、とにかく真っ暗にしたい。
カーテンにかけられる予算もある程度余裕がある。

1級遮光カーテンがおすすめな方▼
ある程度の遮光性と、生地の柔らかな風合いも欲しい。
好きな生地感やデザイン、様々な価格帯のものを検討したい。

2~3級遮光カーテンがおすすめな方▼
日中はほどよく光を通して、部屋は真っ暗にはしたくない。
朝日をほんのり感じながら目覚めたい。

また、リビングは明るさを保つため2級遮光に。
寝室は眠りを優先するため1級遮光に。
などと、お部屋によって使い分けをするのもおすすめです。

ご自分の好みやお部屋に合わせて選んでみてくださいね。

おわりに

いかがでしたか??

今回ご紹介したように、大人気の遮光カーテンにも購入前に知っておいていただきたいポイントがいくつか存在します。

ただこれらのデメリットで挙げたポイントが特に問題ない方であれば、
遮光カーテンは機能面も豊富で使い勝手の良い物になるので、
購入する際にはこの記事を見返して参考にしてみてくださいね。

この記事が、納得のいくカーテン選びに貢献できますように!

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