普段の生活のなかで目にしているラグ・絨毯の模様や柄の名前、ご存じでしょうか？

「前にSNSで見た柄が気になっているけど、名前がわからなくて調べられない」
「昔使っていた柄と同じラグを買いたいけど、どうやって検索したら見つかるのか知りたい…」なんてこともありますよね。

そこで今回は、テイスト別にラグによく使われる柄を画像付きでご紹介します！

ラグ・絨毯の柄は代表的なものだけでも30種類以上！

ラグ専門店のスタッフが、柄の中でも特によく使われるものを数えてみたところ33種類ほどに！

といってもチェックならタータンチェックやギンガムチェックというように、柄の中でもさらに細分化できるので、分けようと思えばさらにたくさんの柄が存在することになります。

とはいえ無尽蔵ともいえる「柄」全てを解説するのは現実的ではありません…そこで、この記事では代表的な33種類の柄に絞ってご紹介していきます！

テイスト別で探せる！ラグ・絨毯の柄分類

ここからは、テイストごとにわけて柄の種類を画像付きで紹介していきます！

自然の優しさを感じるナチュラル柄

小花柄や手書き風など、優しい雰囲気が魅力なのがナチュラルテイストです。

・小花柄

小花柄のラグは、小さな花や葉が繰り返されたデザインが特徴です。柔らかな色合いやパステルカラーが使われ、フェミニンで優雅な雰囲気を醸し出しだしたり、繊細な印象を与え、空間を明るく華やかに見せる効果があります。

・英字ロゴ

どんなお部屋にも合う王道のシンプル柄

木目調やヘリンボーンなど、主張しすぎないすっきりとした雰囲気なのがシンプルテイストです。

・ボタニカル

ボタニカル柄は、自然界の植物をモチーフにしたデザインで、花や葉、枝などが豊かに描かれます。主に緑や茶色などの自然の色彩が使われ、リラックスした雰囲気を作れるのが魅力です。

・木目調

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木目調は、文字通り木目を模倣したデザイン。自然の暖かみを感じさせ、どのようなテイストのインテリアにも調和するのがポイントです。よりリアル感のある木目を取り入れるなら、ラグよりもクッションシートなどが効果的です。

・ヘリンボーン

ヘリンボーンという名称の由来は、英語で「herringbone（ニシンの骨）」に由来します。この模様が、ニシンの骨の骨格を連想させるV字型のパターンから名付けられました。布地やタイル、ウッドフローリングなど幅広い素材として使われ、エレガントで洗練された印象に仕上げられます。

・ストライプ

ストライプ柄は、その直線的で連続した帯状のデザインが特徴です。シンプルでありながら洗練された印象を与え、空間にリズムや視覚的な効果をもたらします。空間を広く見せる効果があるのも魅力で、幅や方向によっても与える印象が変わります。

お部屋を明るく心地よい空間にしてくれる北欧系の柄

植物や動物など、温かみのある柄が魅力の北欧テイスト。リサラーソンやフィンレイソンなど、北欧柄といえばのブランドを筆頭に当店でも人気の高いテイストです。

・植物（フィンレイソン）

・動物（リサラーソン）

 

・幾何学模様

幾何学模様は、幾何学的な形やパターンを基にしたデザインのことです。直線や円、三角形、四角形などの基本的な図形が組み合わさり、規則正しく配置されています。モノクロームやコントラストの強い色使いで使用されることが多く、シンプルながらも力強い印象に。北欧テイストやモダンテイストと相性の良い柄です。

スタイリッシュさを感じるモダン柄

波線模様やグラデーションなど、都会的でスタイリッシュな雰囲気が特徴のモダンテイスト。

・グラデーション

グラデーションは、色彩やトーンが滑らかに移り変わっていく模様です。コントラストの強さや色味の種類によって印象が大きく変わります。インテリアとしては、無地に近い感覚で使える一方で、立体感や動きを持たせられるのも魅力です。

・波線模様

 

・ライン模様

アウトドア気分を味わえるネイティブ

世界の国々の伝統的な織物をベースにした民族調のなかでも、ペイズリ―柄やキリム柄など定番柄も多いネイティブテイスト。

・ペイズリー柄

ペイズリー柄は花や葉をモチーフにした、雫のような模様が連続するデザインです。インテリアデでは、壁紙やカーテン、クッションなどにも使われ、上品でエレガントな雰囲気を与えます。バンダナなどにもよく使われており、カジュアルなスタイルやアウトドアなテイストに似合う柄です。

・トライバル柄

トライバル柄は、幾何学的な形状と自然の要素を融合させたデザインで、力強い対称性が特徴です。植物や動物のモチーフが取り入れられ、文化的なシンボルや地形が表現されています。ボヘミアンやエスニックテイストのインテリアで特に人気がある模様です。

・キリム柄

キリム柄は幾何学的なデザインと鮮やかな色彩が特徴で、バッグや靴、アクセサリーなどの小物に取り入れられる人気の柄です。手織りの温かみと質感が魅力で、アウトドアスタイルや、ヴィンテージテイストなどメンズライクな雰囲気づくりができます。

中近東風の伝統的な文様が美しいオリエンタル

東洋的な雰囲気、中近東風の異国趣味という意味を持つオリエンタルテイスト。

・バティック柄

バティック柄は、インドネシアやマレーシアなどで伝統的に作られる染色技法を基にした独特のデザインです。複雑で幾何学的な模様や花柄などが特徴です。エキゾチックでアートフルな雰囲気を醸し出します。

・アラベスク

アラベスク柄は、イスラム文化発祥の装飾的なデザインで、幾何学的な曲線と線が複雑に組み合わさっています。主に壁面や床、家具などに施され、芸術的な美しさと精緻さが特徴です。ラグで取り入れると、トラディショナルで高級感に溢れたお部屋づくりができます。

異国情緒あふれる雰囲気が魅力のエスニック

モロッコの伝統柄であるコラベルタイル柄など、異国の街を旅している気分を味わえるエスニックテイスト。

・ギャッベ柄

ギャッベは、元々ペルシャやイランの遊牧民族の手織り絨毯。厚みが頑丈さの他にカラフルな配色と、特有の動物や自然を表わした紋様が特徴です。そうしたデザイン部分を抽出したのが「ギャッベ柄」で、手織り以外にも現代風の機械織ラグで使われています。

・コラベルタイル柄

コラベルタイル柄は、幾何学的なデザインが特徴のタイル柄です。主に床や壁の装飾に使用され、四角形や六角形などの基本的な形状が繰り返されます。モロッカンインテリアの代表的な柄でもあり、異国情緒と優美な雰囲気づくりができるパターンです。

・ベニワレン柄

ベニワレン柄は、織物や陶磁器などで見られる伝統的な模様で、ギリシャやトルコなどの地中海沿岸の文化で発展しました。幾何学的な中心を持つ星形や菱形が繰り返されるのが特徴です。特に、昨今はエスニックな雰囲気と柔らかで女性的な雰囲気を併せ持つ柄としてインテリアで人気を集めています。

・パッチワーク

パッチワークは元々、さまざまな布地を切り取り、それぞれ異なる柄や色を組み合わせて作られるデザインです。手作業の温かみと、個々の布地の魅力をひとつのアートとして感じられます。インテリアの場合は実際に切り貼りして作られたものだけでなく「パッチワーク風」のデザインとして使われることも。

秋冬っぽいぬくもりを感じるノルディック

ノルウェーをはじめとする北欧地域の伝統柄であるノルディックテイスト。雪の結晶やトナカイ・もみの木などのような、クリスマスを連想させるモチーフが特徴です。

・フェアアイル柄

フェアアイル柄はスコットランドのフェアアイル諸島で生まれた伝統的な編み物柄で、複数の色を使った小さな模様が特徴です。編み込み技法で複雑なデザインを表現し、暖かみと風合いが魅力です。

大人も子供も好きな柄がみつかるカジュアル・ポップ

チェックやドット・キャラクターなど、年齢性別問わず一度は手にしたことがあるような親しみやすさが魅力のカジュアル・ポップテイスト。

・チェック

チェックの中でも特にシンプルで王道のグラフチェックは、均等に配置された格子模様が特徴で、シャツやスカート、スーツなどさまざまなアイテムに使われます。シンプルでありながらも、スタイリッシュな雰囲気を演出します。

・ドット

水玉模様とも呼ばれるドット柄は、小さな円形や球形の図案が繰り返されているデザインです。かわいらしく遊び心のある印象がつくれます。シンプルながらも視覚的に楽しいドット柄は、子供部屋やリビングルーム、キッチンなど、家のどの部屋にも馴染みやすく、色やサイズのバリエーションによって、ポップで明るい印象や、洗練されたシックな印象を演出することができます。

・キャラクター

 

・星柄

 

・カモフラ

様々なファッションアイテムに使われているカモフラージュ柄は、ミリタリースタイルから派生した、複数の色がランダムに組み合わさったパターン。ストリートファッションやカジュアルスタイルにぴったりで、個性を表現できます。最近では、ハイファッションブランドでも取り入れられ、幅広いシーンで楽しまれている柄です。

上品で華やかな雰囲気のエレガント

ダマスク柄やメダリオン柄など、華やかで高級感のある雰囲気が魅力のエレガントテイスト。

・メダリオン

メダリオン柄は、ラグやカーペットの中央に配置される大きな円形や菱形のデザインが特徴です。左右上下対称になっており、中心から放射状に広がっていきます。ペルシャ絨毯やその他のオリエンタルラグでよく使われ、豪華さを感じさせてくれる模様です。

・ダマスク

ダマスク柄は、シンメトリックな模様が繰り返されるデザインで、主に花や植物、巻きひげ模様が特徴です。歴史的にはシルク織物に使用されてきた柄で、豪華でエレガントな印象を与えます。

・花柄

 

・アンティーク柄（クラシカル柄）

 

ラグ専門店スタッフ厳選のおすすめ柄物ラグ3選

ここまで色々な柄をご紹介してきましたが、どの柄が良いのかわからない、自分の部屋にはどんな柄が合うのかわからない…と悩んでしまう方もいますよね。

ここからは、どんな柄が良いのか決まらない方に向けて、ラグ専門店スタッフが厳選したおすすめの柄物ラグをご紹介していきます！

ヴィンテージのデニムのような風合いがオシャレな ＜マットーネ＞

細いレンガを並べるように、立体感を出したデザインがおしゃれなマット―ネ。素焼きレンガを思わせるブラウン、ヴィンテージデニムのみたいなブルー。個性的なデザインながらもお部屋に馴染みやすいカラーなので、初めて柄物ラグを買おうと思っている方にもおすすめです。

子供も大人もワクワクを感じられるりんご柄ラグ＜フィンレイソン オンップ＞

昔ながらのフィンランドの風景をモチーフにした、北欧最古のテキスタイルブランド「フィンレイソン」大きなりんご柄はさっと敷くだけで北欧インテリアが完成するほど存在感があります◎

個性派ストライプがアクセント！＜ステッド ラグ＞

色合いも太さもランダムなストライプがぱっと目を引くデザインラグ。それぞれのストライプの中にも、さらに斜線状の模様が描かれており、お部屋にエスニックな個性をプラスしてくれそうな1枚です。

まとめ

いかがでしたか？
今回はラグ・絨毯の柄の種類を画像付きでまとめてみました。あの柄の名前なんだろうなー？という疑問解決のお役にたてていれば嬉しいです。イメージしていた柄に出会えますように！

 

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