失敗しないラグサイズの選び方は「一番大きい家具に合わせる」理由をプロが解説

2024/3/27 2024/4/12

ふわふわのラグの上で本を読む人

足元に彩りを加えてくれる「ラグ」。インテリアとしても面積が大きい分、お部屋の印象を左右するアイテムです。

だからこそ失敗したくないけど、サイズが色々あってどれを選べばいいのか分かない…そんなことありませんか?

ラグのサイズを決める時は、敷きたい部屋で一番大きいアイテムを基準に選ぶのが基本!迷った時はこのルールを覚えておけば、あとは自分の部屋の家具にぴったりのサイズを選ぶだけです。

この記事では、

・一般的なラグのサイズバリエーション
・基本的なラグサイズの選び方

を販売店のプロがご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

まずは基本となる「ラグのサイズ展開」をチェック!

ラグがたくさん並んでいる

まずはサイズ選びの基本となる「サイズ展開」を紹介します。

敷物は「ラグ」と呼ばれるものと「カーペット」と呼ばれるものの2種類に大別されます。

ラグは広い空間のなかで置くように部分的に使用されることが多く、
方カーペットはお部屋全体に敷き詰めて使われるケースが一般的です。

ラグとカーペットは上記の通り使用用途が異なるため、サイズ規格も異なります。
それぞれのサイズ規格をチェックしていきましょう。

ラグの主なサイズ展開

ラグのイメージ
クッション性があるから防音効果も!ふかふかとしたナチュラルなラグ<スポール>

ラグのサイズは大きく次のような展開です。

ラグサイズの早見表

目安となる「約○帖」という表記はラグ自体の目安の大きさを指しているので、○帖の部屋に敷くという想定ではない、というのもポイントです。

また、同じ約2帖サイズでも185×185cm~200×200cmまで商品によって実際の規格はさまざまなので、大体これくらいの長方形(または正方形)という目安にしていきましょう。

カーペットの主なサイズ展開

カーペットのイメージ
好きな色がきっと見つかる!25色展開撥水加工オーダーカーペット <エクセレント>

カーペットのサイズは大きく次のような展開です。

カーペットサイズ早見表

カーペットは敷き詰めを想定しているサイズ展開のため、3畳サイズ=一般的な3畳分のスペースに敷き詰められるサイズ、という認識でOKです。

ただし、実は一言で3畳といっても、地域や築年数によって規格が異なるため、敷き詰めたいお部屋がどの規格なのかは確認が必要です!

ざっくりと分けると、江戸間東の方、本間は西の方でよく使用される規格です。が、部屋のサイズもかなり多様化しているので、実際のお部屋のサイズをチェックして、一番近いサイズを選びましょう!

ラグのサイズは「部屋で一番大きい家具を基準」に考えるのが◎

何もない部屋

ラグ・カーペットのサイズ展開が分かったところで、次は家具のレイアウトや、お部屋の使用用途も考慮したサイズを考えていきます。考え方としては「部屋の中心・主役」の可能性が高い「一番大きい家具に合わせる」のが基本です。

例えばリビングの一番大きな家具の代表「ソファ」 大きくて存在感があるので空間の印象を左右する上、くつろぐことが多い場所になります。 そこに合わせてサイズを決めれば、見た目のバランスが良くなるのはもちろん必要な広さを確保できるなど使い勝手も良くなります。

ソファに対してのラグサイズの比較

図のようにソファに対してサイズが小さすぎるとつんつるてんな印象になったり、端に腰掛けた人がラグからはみ出してしまったりと、見た目も使い勝手も△。 ソファに対して丁度良いサイズ感のラグだと、端っこの人だけ足元が寒い…なんていうこともなく快適に使えます。

だからこそ、迷った時は「部屋で一番大きい家具を基準にする」のがポイントなんです!

大きい家具が複数ある場合は、「どこを中心にしたいか」で考える

ソファとこたつがある部屋

大きい家具が複数ある場合は、お部屋のどこを中心にしたいかで考えていきます。

例えばソファとこたつがあるリビングの場合、こたつが暮らしの中心なのであればこたつを基準に考えていきますし、こたつは一応あるだけでソファで過ごすことが多い、ということであればソファを中心にバランスを考えていきます。

とにもかくにも「お部屋の主役」にサイズを合わせていくということですね!

次章では、リビングの代表的な大きい家具であるソファテレビ台こたつのパターン例を紹介していきます。

パターン例:ソファがあるリビングの場合

ソファのあるリビング
ずっと触れていたくなるもっちりとした手触りが魅力な高性能ラグ <オーム>

よくあるレイアウトパターン例、まずは「ソファがあるリビング」です。

2人がけのソファの場合、ソファの幅は大体140cm~170cmが平均的なサイズとされます。
ソファの左右約10cmプラスぐらいがちょうど良い大きさとされるので、ラグのソファ側の辺の長さは「160~190cmくらい」がベストとなります。

1辺のおおよその長さが決まったところで、今後はもう1辺の長さを考えていきます。
もう1辺の長さは、ソファ前のスペースはもちろんですが、ソファに座って過ごすのか、ソファを背もたれに床に座ることが多いのかでも変わってきます。

ソファに腰掛けて過ごすのであれば、すっきり見える長方形の「約130×190cm (約1.6帖)」がおすすめのサイズになります。

ソファ前にぴったりサイズのラグ
一枚でお部屋がスタイリッシュな仕上がりに!幾何学模様のデザインラグ<ノヴォ>

 

約130×190cm (約1.6帖)サイズのラグはこちら
約130×190cm (約1.6帖)サイズのラグはこちら

床に座ることも多いのであれば、しっかりとした広さのある「約185×185cm (約2.2帖)」あたりを選ぶと大人もごろんと寝転がることができるので、暮らしにすっと馴染んでくれます。

ソファの前に座って本を読む人
ギャッベ風モチーフがおしゃれ! エスニックな佇まいが素敵なウィルトン織りラグ<ヴォルテ>

 

約185×185cm (約2.2帖)サイズのラグはこちら
約185×185cm (約2.2帖)サイズのラグはこちら

パターン例:テレビが中心のリビングの場合

テレビ台のあるリビング

次は「テレビ台を中心としたリビング」のパターンを考えてみましょう。
例えば10帖のリビングだとすると、テレビのサイズが平均で49インチ前後、テレビ台は160~180cm程の幅になる場合が多いようです。

そこを基準に考えると、横幅はテレビ台と同等か少し広めがちょうど良いでしょう。
ソファがある場合はソファとの間のスペースにもよりますが、ソファがなく床で過ごすことが多い場合は、もう1辺の長さも大人が十分に足を伸ばしたりごろんとしたりできるサイズである「約185×185cm (約2.2帖)」以上の広さが◎。

チョークで描いたようなチェックのなデザインがおしゃれなラグ<チェスク>
チョークで描いたようなチェックのなデザインがおしゃれなラグ<チェスク>

 

約185×185cm (約2.2帖)サイズのラグはこちら
約185×185cm (約2.2帖)サイズのラグはこちら

左右にスペースが確保できる場合は「約200×250cm (約3.2帖)」もおすすめです。約200×250cm (約3.2帖)サイズのラグはこちら約200×250cm (約3.2帖)サイズのラグはこちら

パターン例:こたつが中心のリビングの場合

こたつのあるリビング

こたつが中心のリビング」のパターンも考えていきましょう。
この場合はこたつ本体のサイズに加えて、座る方向に+50~60cm大きいサイズを選ぶと、座った時にラグがなくてお尻がひんやり、ということが避けられます。

例えば90×90cmのこたつに四方から人が座る場合を想定すると、「約185×185cm (約2.2帖)」以上の広さが◎。

185×185cmだと厳密には少し小さいですが、約2.2帖サイズと呼ばれるものの中には190×190cmや200×200cmのものも含まれているので、その辺りのサイズを選びましょう。

約185×185cm (約2.2帖)サイズのラグはこちら
約185×185cm (約2.2帖)サイズのラグはこちら

リビング以外のよくあるパターン例

ダイニング、ベッドルーム、子供部屋のイメージ

基本的な考え方「部屋で一番大きい家具を基準に考える」が分かったところで、今度はリビング以外の部屋の場合のポイントもチェックしていきましょう。

実際はお部屋の種類ごとに色々なパターンがありますが、ここではよくある一例を紹介します。

ダイニング:ダイニングセットを基準に決める

食事中のダイニングスペース

ダイニングはダイニングセットを基準に考えます。
ポイントは「イスを引いた時にはみ出さないサイズ」にすることです。

テーブルから50~75cmほどゆとりがあると、イスを引いてもはみ出さず、広々と使えます。

例えば120×80cmのダイニングセットで2名ずつ向かい合わせに腰掛けるとすると、80+50+50=180cm以上あれば、問題なくイスがひけそうです。
なので約130×190cm (約1.6帖)以上のサイズのものが◎。

寝室:ベッドを基準に決める

寝室でゆっくり過ごす女性

寝室はベッドを基準に考えます。 寝室のラグは、特に冬場の寒い時期に大活躍ですね。 起き抜けの足がひんやりせずに起き上がることができます。

なので、足元の着地面がしっかりとカバーできるサイズが理想。 ベッドよりも小さめのサイズでOKです。

おすすめは約90×130cm (約0.7帖)や約100×140cm (約0.9帖)サイズです。 元々ベッドが存在感のある大きいアイテムなので、 少し小さめを選ぶと空間としてもすっきりまとまります。

ワンルームの1人暮らし:ベッドを基準に決める

ブラシタッチなデザインが印象的なウィルトン織りラグ<アストラ>
ブラシタッチなデザインが印象的なウィルトン織りラグ<アストラ>

ワンルームの場合もベッドを基準に考えますが、寝室とは少しだけ考え方が変わってきます

なぜなら、ワンルームの場合は寝室がリビングでもあるため、床面で生活することが多いからです。

なのでワンルームの場合は、寝室とは異なりゆったりと座ることのできる少し広めのサイズをチョイスします。

ベッドの長さよりは少し短めだと、ベッドサイドに棚を置いた場合も干渉しなくて◎例えば6帖のお部屋だと約130×190cm (約1.6帖)あたりが使い勝手が良いでしょう。

オーダーカーペットなら理想にぴったりのサイズも叶う!

1cm刻みで作れるオーダーメイドカーペット
ぴったりサイズが嬉しい!1cm刻みで作れるオーダーメイドカーペットはこちら

選ぶポイントは分かったけれど、こだわりの家具にぴったり合うサイズがない…そんな時は「オーダーカーペット」がおすすめです。

タテ・ヨコのサイズを1cm単位で指定することが可能で、アイテムによっては柱の部分にあわせたカットもOK◎イメージにぴったりのラグが作れます!

オーダーカーペットのサイズの決め方

金属製のメジャー

オーダーカーペットのサイズを決める時は、スケールと呼ばれる金属製のメジャーを使用します。(100円均一でも売ってます!)布を測るメジャー等のやわらかい素材だと、まっすぐうまく測れない可能性があります。

測る時はmmではなくcm単位で採寸してくださいね。

基本的には欲しいサイズを測るだけですが、敷き詰めタイプではなくラグとしてここに欲しい!という時もありますよね。

その場合、どこからどこまで測れば良いか分からなくなってしまいやすいので、マスキングテープでイメージのサイズを貼ってみて、それを測るのがおすすめです。

マスキングテープでつけた目印を使用してメジャーで採寸をする

オーダーカーペットの注文方法

▼ヨコ×タテで算出できる長方形サイズの場合
商品ページ内の「ご注文フォーム」の内容に沿って入力をします。

長方形のオーダーカーペットの注文方法

①カラーを選ぶ
②幅を入力する
③もう1辺の長さを入力する の簡単3ステップです。

ご不明点がありましたら、どうぞお問合せくださいね。

▼変型がご希望の場合
変型サイズもオーダーカーペットなら対応できます
変型サイズの場合は、お電話でのご注文となります。

変型オーダーカーペットの加工可能形状一覧

お電話でお問合せいただく前に、必要なカーペットのサイズと形をご確認ください。

変型オーダーカーペットのサイズ入力方法サンプル変型加工の対応商品については、商品ページ内に「カット依頼用紙」のダウンロードリンクがあります。
ご希望のファイル形式をダウンロードいただいて、作図例を見本に必要なサイズや形状をご記入ください。

サイズと形の確認ができたら、フリーダイヤルでお問合せくださいね。
専門スタッフが対応いたします。

まとめ

ミックス感がおしゃれ!さらりとした手触りが気持ち良いふかふかシャギーラグ<ショア>
ミックス感がおしゃれ!さらりとした手触りが気持ち良いふかふかシャギーラグ<ショア>

いかがでしたか?

なんだか小難しそうなラグのサイズですが、「部屋で一番大きな家具」のサイズをおさえれば、誰でも簡単にセレクトすることができます。

イメージ通りのサイズが見つからない場合は、ぜひ「オーダーサイズ」も選択肢にしてみてくださいね。

あなたのイメージにぴったりの、自慢のラグが見つかりますように!

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