お引越しでカーテンを新調した引っ越しに伴いカーテンを新調したときや、洗濯後にカーテンを掛け直すとき、「あれ?どうやって取り付けるんだっけ?」と迷ってしまった経験はありませんか?
本記事では、カーテン販売のプロが教える“正しいカーテンの取り付け方”を、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
- ・そもそもカーテンってどうやって取り付けるの?
- ・フックはレールのどの位置に付けるのが正解?
- ・誰でも簡単に掛けられるコツはある?
「うまく掛けられない」「見た目がなんだか不格好」そんなお悩みも、これで解決!
どんなカーテンでも美しく取り付けられるようになり、カーテン本来の機能性やデザイン性を最大限に引き出せます。
快適で美しい空間をつくるためにも、正しい取り付け方法を身につけて、理想のインテリアをスタートさせましょう。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてみてください。
※なお、カーテンレールの取り付け方法やタッセルを引っ掛けるフック(ふさかけ)の取り付けについては、以下の記事で詳しく解説しています
カーテンの取り付け方法

実は間違えやすい?意外と奥が深い、カーテン取付の基本についてご案内します。
カーテンの取り付けは一見簡単そうに見えますが、手順を間違えると「うまく掛からない」「左右のバランスがずれる」「見た目が不格好」など、ちょっとしたストレスにつながることも。
「先に確認しておけばよかった…!」と後悔する前に、しっかりと準備しておくことが大切です。
ここでは、カーテンをスムーズかつ美しく取り付けるために必要なアイテムや段取り、そして見落としがちな注意点まで、丁寧に解説していきます。
特に初めて取り付けを行う方や、一度やってみて上手くいかなかった方には必見の内容です。
快適で心地よい空間づくりの第一歩として、ぜひ参考にしてみてください。
必要なもの
カーテンをスムーズに、そして安全に取り付けるためには、あらかじめ道具を揃えておくことが大切です。
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- ・カーテン
フックがついているか、左右の長さが揃っているかも事前に確認しましょう。
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- ・脚立または安定した椅子
カーテンレールが高い位置にある場合、脚立や椅子が必要になります。ぐらつかない、しっかりとしたものを選びましょう。
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- ・雑巾
カーテンを掛ける前に、カーテンレールや周辺のホコリを軽く拭き取っておくと、気持ちよく作業ができます。
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- ・メモとペン
フックの数や左右の長さ、取り付け中に気になった点をメモしておくと、後から見直すときに便利です。
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- ・ドライバー
カーテンレールのネジが緩んでいたり、フックが外れやすいと感じたときにすぐ調整できるよう、準備しておくと安心です。
カーテンレールの予備知識
カーテンの取り付けにあたって、まず知っておきたいのが「カーテンレール」の基本構造です。
種類はさまざまありますが、カーテンを吊るすための棒状の本体を総称し【カーテンレール】と呼びます。
このレールの中や上部をスムーズに動かすために付いている小さな滑車が【ランナー】です。
そして、そのランナーの下部にぶら下がっている輪の部分が【カン(環・鐶)】と呼ばれるパーツです。
カーテンは、このカンにフックを引っかけて吊るす仕組みになっています。
かつては金属製のフックが主流でしたが、現在では軽量で扱いやすいプラスチック製のフックが一般的となっています。
※当店のカーテンには、プラスチック製のアジャスターフックがあらかじめカーテン上部の裏面にセットされた状態でお届けいたします。
(※一部のスタイルカーテンやポール通しタイプを除く)
洗濯ラベルの位置にも注目!
また、両開き(2枚仕立て)でご注文いただいたカーテンの場合、裏側の上部(フック付近)または下部(裾)に洗濯表示ラベルが縫い付けられているのが一般的です。
カーテンを吊るしたときに左右の端になる位置にそれぞれ1枚ずつ配置されています。
正面から見て右側に吊るすカーテンには、洗濯ラベルが裏面の左側に縫い付けられている。
正面から見て左側に吊るすカーテンには、洗濯ラベルが裏面の右側に縫い付けられている。
このように、ラベルが中央ではなく外側(両端)に寄るように縫い付けられているのが一般的です。
これは、吊るしたときにラベルが正面から目立たないようにするための配慮でもあります。
覚え方のコツとしては、「洗濯ラベルは目につく中心側ではなく、両端にくるようにする」と覚えておくと、取り付け時に迷わずスムーズです。
事前に確認しておくこと

まずはご自宅のカーテンレールの状態について把握しましょう。
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- ・取り付け前にレール周辺を掃除
一見きれいに見えるカーテンレールも、意外とホコリがたまりやすい場所です。
カーテンを吊るす前に、雑巾などでレールやランナー周辺を軽く拭き掃除しておくと、見た目も清潔感があり、カーテンの動きもスムーズになります。
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- ・ランナーとフックの数を確認
カーテンレールに取り付けられている「ランナー」の数と、カーテンに付属している「フック」の数を確認してください。
フックの数に対してランナーが不足している場合は、100円ショップやホームセンターで「後入れ用ランナー」を購入して補っておくと安心です。
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- ※両開き(2枚仕立て)のカーテンを取り付ける場合
ランナーの数を半分ずつ、左右のレールに均等に振り分けておくと、後の取り付け作業がスムーズに進みます。
※フックの数は、カーテンのサイズ・縫製仕様・製造元によって異なります。カーテンに合わせてランナーを調整しましょう。
ちょっとした準備をしておくだけで、取り付け作業の手間も軽減でき、美しく仕上がります。
取り付け手順と方法
【両開きカーテンを吊るす手順❶】
まずは、レールの中心から取り付けスタート!
カーテンレールの中央付近にある「マグネット(磁石付)ランナー」を確認しましょう。
これは、両開きのカーテンがピタッと閉じて隙間ができにくいように設計されたパーツです。
※マグネット付のランナーがない場合は、均等数に分けたランナーの中心側が起点です。
片側のカーテンを手に取り、マグネットランナーの「カン(輪っか部分)」にフックを引っかけます。
そこを起点に、端に向かって順にフックを引っかけていきます。
反対側も同様に、もう一方のカーテンをマグネットランナーに掛け、端に向かって吊るしていきます。
多くのマグネットランナーには穴が2つ連なっています。
この場合、両端の穴ではなく、中心寄りの穴同士にフックを掛けることで隙間を減らし、美しく閉じることができます。
ちょっとした工夫ですが、見た目と機能性の両方に差が出るポイントです。
【片開きカーテンを吊るす手順❶】
片側だけに寄せるタイプのカーテンも簡単に!
カーテンを寄せる方向とは反対側の端に近いランナーを確認します。
その中でも端(動かないランナー)から1つ手前のランナーのカン(輪っか部分)にフックを掛けます。
そこからカーテンを寄せる方向へ向かって順に引っかけていきましょう。
※カーテンをほとんど開け閉めしない場合は、端の固定されたランナーに直接フックを掛けてもOKです。
【共通手順❷】端まで取り付けて完成へ
最後に、カーテンを寄せる方向の一番端のランナー(カン)にフックを引っ掛けます。
これで1枚分のカーテンがすべてレールに吊るされた状態になります。
※両開きカーテンの場合は、反対側も同様の手順で取り付けていきましょう。
正しい順番と位置にフックを掛けることで、カーテンがスムーズに開閉できるだけでなく、見た目も整い、光漏れや隙間のストレスも軽減できます。
はじめは少し戸惑うかもしれませんが、一度覚えれば簡単。
次回からはきっとスムーズに取り付けられるはずです。
※対処法❶※ 余ったランナーを1つおきに使って間引く方法
1つ目の対処法は、余ったランナーを“間引く”ようにして、1つおきにフックを引っかけて調整する方法です。
例えばフックが10個・ランナーが12個ある場合、カーテンの端側2個分のランナーを飛ばしながら均等に取り付けることで、カーテン全体のバランスを保つことができます。
ただしこの方法は、カーテンの形状やドレープ(ひだ)の出方に影響する可能性があるため、見た目を重視する場合は慎重に行いましょう。
特にカーテンをよく開け閉めするご家庭では、カーテンの動きが悪くなることもあるので、調整後の開閉確認をしましょう。
※対処法❷※ 端にランナーをまとめて寄せる方法
2つ目の方法は、余ったランナーをレールの端に寄せてまとめておくというシンプルな対処法です。
具体的には、端のランナーと隣のランナーの間に、余った分を“集約”してしまう形になります。
この方法は、余ったランナーが2~3個程度の少数であれば特に効果的。
カーテンの開閉や見た目にほとんど影響せず、誰でも簡単に調整できるのでおすすめです。
💡 ポイント:ランナーの数が多すぎる場合は要注意!
余剰のランナーが多すぎると、カーテンを寄せたときにその分スペースが圧迫され、スッキリと束ねられなくなることがあります。
場合によっては、カーテンが途中までしか開かなくなることもあるので注意が必要です。
この場合、カーテンレールの端にあるキャップを外し不要なランナーを物理的に抜いてしまうという方法もあります。
※ネジ止めされているタイプが多いので、無理に力を加えず丁寧に取り扱ってください。
【共通手順③】アジャスターフックで丈の微調整を
カーテンの取り付けが終わったあとに、「なんだか丈が短い…」または「少し長すぎるかも?」と感じることはありませんか?
そんな時は、カーテン裏面に付いている「アジャスターフック」で、丈の微調整を行いましょう。
なぜ丈が合わない? その理由とは
カーテンは布製品のため、素材特有の伸び縮みがあったり、お洗濯や湿度の影響によってもサイズが微妙に変化することがあります。
また、設置されたカーテンレールのわずかな傾きや、床面の不均一さによっても、「右はちょうどいいのに左だけ長い…」という現象が起きやすいのです。
このフックは上下にスライドさせることで、約±1cm前後の高さ調整が可能。
全体のバランスを整えたいときや、片側だけ丈を微調整したいときにも便利です。
アジャスターフックの詳細はこちらを参照ください▼
【Aフックの調整方法】
生地が伸びてしまったり丈が少し長い場合は、Bフックのようにフック部分を下げてカーテン生地を持ち上げることが可能です。
※反対に生地が短くなってしまうとピッチの稼働域が少ないため、あまりカーテンを下げるはできません。
※フックを下げ過ぎてしまうと、カーテンレールとの隙間が生じる場合があります。
【Bフックの調整方法】
生地が縮んでしまったり丈が少し短い長い場合は、Aフックのようにフック部分を上げてカーテン生地を下げることが可能です(フック部分は一度下まで下げてから刺し直しましょう。)
※反対に生地が長くなってしまうとピッチの稼働域が少ないため、少ししかカーテンを上げられません。
※天井や梁がカーテンレールのすぐ上にある場合、擦ってしまい開閉ができなくなる場合があります。
カーテンの取り付けが難しい場合

「カーテンが大きくて自分では取り付けられない…」
「高所で手が届かず、どうしたらいいかわからない」
そんなお悩みをお持ちの方もご安心ください。
当店では、カーテンの取り付けまで専門スタッフにお任せいただける『出張採寸・施工サービス』をご用意しています。
「まだ採寸もできていないけれど、まずは相談してみたい」
「自分に合った取り付け方法や商品を提案してほしい」
といったご相談も大歓迎です。
まずはお気軽に、以下よりお問い合わせください。
プロが丁寧にサポートさせていただきます。
カーテンの取り付けまとめ
カーテンの取り付けは慣れていないと戸惑うことも多い作業ですが、ポイントを押さえればどなたでも美しく仕上げることができます。
せっかく選んだお気に入りのカーテンだからこそ、ただ「吊るす」のではなく美しく仕上げることにもこだわってみましょう。
これから新生活を始める方も模様替えを楽しみたい方も、ぜひ今回の内容を参考にして心地よく整った毎日をお過ごしください。
この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談頂けます↓

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1cm刻みのカーテン通販専門店パーフェクトスペースカーテン館
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