失敗せずにラグの上にラグを重ねるコツ!2000商品以上扱う販売店が解説

2024/4/10 2024/5/1

ラグの重ね敷き

・毛がへたったり汚れができてしまったりしている
・夏場は良いけれど冬に寒かったり、冬は暖かいけれど夏に暑苦しかったりする
・汚れにくいものでカバーしたいけれど、今あるラグは何とか生かしたい

そんな思いからラグの上にラグを重ねて使いたいと思ったあなた。でも「重ねて敷いても大丈夫なのものなのか」不安ですよね。

結論としていえるのは「敷くことはできるけれど、デメリットや注意点がある」ということです!そこで、この記事ではラグの上にラグを敷く場合のデメリットとその対策方法についてプロ目線で詳しく解説していきます。

今あるラグを活用しながら、寒さ暑さや汚れを気にせず快適に過ごせる日々を手に入れましょう。

ラグの上にラグを置く場合の注意点

注意点と書かれたブロックラグの上にラグは敷けますが、そもそも基本的にラグは1枚で使用すること前提のインテリア。ここでは、ラグの上にラグを敷く際の注意点やどう対策すればいいのか見ていきましょう。

▼主なデメリット
・下に敷いたラグの毛がへたる
・上下のラグがずれる、段差ができることによる転倒リスク
・湿気がたまってカビ・ダニが発生する
・組み合わせによってはコーディネートがチグハグになる
・機能を統一しないと効果が発揮されにくくなる

各デメリットについて詳しく解説していきます。

下に敷いたラグの毛がへたる

へたるラグ

まず注意しないとならないのは、下のラグの毛がへたりやすくなる点です。

上にラグがのっているので、その重みが下のラグの毛に常にかかりつづけます。長期間ラグの上にラグを載せると、下のラグの寿命が短くなりがちです。

ラグのへたりを防止したければ、長期間ラグを上に載せないようにすることが一番。また下のラグは下記のような、へたりにくい性質のものを用意するといいでしょう。

・毛足が短かいもの
・毛足がほとんど無いもの
・毛並みが固いもの

上下のラグがずれる、段差ができることによる転倒リスク

ラグで転倒してしまう

上下のラグ同士がずれることで、転倒リスクが上がることに注意が必要です。

ラグを2枚重ねすると、上下のラグが徐々にずれたり、ラグ同士の間に段差ができたりします。これらが原因で滑ったり躓いたりすることで転倒リスクが高まってしまうのです。そこで「ずれ防止」と「段差防止」の対策をご紹介します。

【ずれ防止対策】
・滑り止め機能のあるラグを上に重ねる
・すべすべした素材は避け綿などを使うと滑りにくくなる
すべり止めシートを間に挟むのも選択肢

【段差対策】
・薄手のラグを重ねる

また床と色味があまり変わらないと視覚的に段差に気づきにくくなります。そこで色味を変えて、ラグと床の境界が目ではっきりと確認できるようにするといいでしょう。

滑り止めラグ一覧
▲滑り止めラグ一覧

湿気がたまってカビ・ダニが発生する

カビ

ラグを重ねることで、通気性はどうしても悪くなります。部屋の環境によっては湿気がたまり、カビが発生することも。くわえて高温多湿を好むダニの温床になる可能性もあるので注意しましょう。

【カビ・ダニ対策】
・こまめに上のラグを外して風通しをよくする
・エアコンのドライ機能を活用する
・布団乾燥機を使用して定期的に乾燥させる

さらに、ラグの中には防ダニ加工したものもあります。また天然素材のラグは通気性に優れているので、カビやダニ対策にこうしたラグを重ねるのもおすすめです。

防ダニラグ一覧

▲防ダニラグ一覧

組み合わせによってはコーディネートがチグハグになる

ラグの重ね敷き

ラグの上にラグを敷く場合、色やデザインのバランスを考えないとチグハグな印象になってしまいます。部屋全体に敷き込んだカーペットの上にラグを置いたり、サイズの異なるものを組み合わせると、デザインのコントラストが余計に目立ってしまいます。

そこでラグを組み合わせるのであれば、似たテイストのものを選びましょう。無地と無地、同じ系統の色を組み合わせるのがおすすめです。

柄物同士など個性の強いラグを組み合わせると、コーデのチグハグ感が増します。

機能を統一しないと効果が発揮されにくくなる

機能の多いラグ

異なる機能のラグを組み合わせてしまうと、せっかくの機能が半減したり、ラグや床を傷めたりしてしまうことも

たとえば一方が床暖房に対応していてももう一方が対応していなければ、床暖房が2枚重ねでは使えません。

防炎や防ダニ、ウォッシャブルなど、ラグの機能は多種多様です。重視する機能があるのか、2枚とも希望する機能があるか確認の上でアイテムを選ぶといいでしょう。

防炎ラグ一覧
▲防炎ラグ一覧を見る

ホットカーペット・床暖房対応ラグ一覧▲ホットカーペット・床暖房対応ラグ一覧

洗えるラグ一覧
▲洗えるラグ一覧

厚みや温かさを解消するなら「下敷き専用」のラグを活用しよう!

アンダーラグ

厚みが足りない、防音性を少しでも上げたい、薄手で底冷えがつらい…といったお悩みを解消したいなら下に重ねる専用の「下敷き」「アンダーラグ」と呼ばれるものを活用するのがおすすめ

下敷き専用のラグは厚みのある商品が大半。防音性保温性も高いものが多いので、足音対策や冬場の底冷え対策にも適していますよ。

また、厚手の下敷き専用のラグの上にはウォッシャブルのラグを組み合わせるといいでしょう。たとえラグが汚れたとしても上のラグは洗濯機で丸洗いできるので、常にきれいな状態で快適に使用できます。

ホットカーペットの上に置くなら「ホットカーペット対応ラグ」を   

ホットカーペット対応ラグ

ホットカーペットの上にラグを載せるのであれば、ホットカーペット対応ラグを使用するといいでしょう

ホットカーペット対応ラグは耐熱加工が施されている一方で、熱伝導が優れているのが特徴です。つまり火災の心配なく、すぐにラグが温かくなるわけです。これであれば、安心して上に敷くことができますね。

一方でホットカーペットに非対応のラグの場合、耐熱加工が施されていません。よって非対応のラグをホットカーペットの上に載せて使用するのは危険です。

ラグの重ね敷きをするのであれば「滑り止め付き」を

滑り止め機能つきラグ

ラグを2枚重ねすると、ずれやすくてラグの上を歩くときに滑って転倒するリスクがあることは前述した通りです。

さらに、掃除機をかけた時に上のラグがずれて作業が進まなくなることも。このことからも重ね敷きする際には、上下のラグともに滑り止め付きのものにするか、滑り止めシートを使うことを推奨します。

まとめ

ラグの上にラグをまたは、ラグの下にラグを重ね敷きすること自体は可能です。ただし、下のラグは上の重みが常にかかるのでへたりやすく、寿命が短くなるかもしれません。また上下のラグがずれることで滑って転倒するリスクもあります。

このようにラグを2枚重ねにはさまざまなリスクがある点を、十分理解しておきましょう。もしラグの上にラグを置くのであれば、どのように組み合わせるか記事を参考に慎重に検討してくださいね。

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