新居へのお引越しやリフォームなどを控え、畳の上にラグを敷くことを検討されている方もいらっしゃるかと思います。

でも、畳の上にラグを敷いても畳が傷んだりしない？湿気がこもる？などと不安になる方は多いものです。

結論として、畳の上にラグは敷けます！しかしフローリングの上に敷く場合と違い、畳の上にラグを敷く際は、商品の選び方でいくつか注意点があるのです。

知らずに購入してしまって後悔しないよう、ここではい草の商品を含む約800商品のラグ・マットを取り扱う販売店のプロが、以下を解説いたします。

・畳の上に敷くラグの選び方
・おすすめの商品5選

畳もラグも機能的に心地よく使えて、見た目にも満足できるお部屋作りをしてくださいね！

4つのポイントでラグを選べば失敗なく畳の上に敷ける

前提として、畳はフローリングと違って湿気を吸収したり吐き出したりする性質を持っています。

したがってラグを敷いた際に湿気を溜め込んでしまうことが無いよう、ラグの素材やお手入れ方法に気を付けなければなりません。

こうした性質を考慮した上で、まずは以下のポイント4つに注目してラグ選びをしましょう。

続いて、それぞれの要素について詳細に解説していきます。

ポイント①通気性の良い素材を選ぶ

畳の上にラグを敷く場合に気を付けることの1つ目は、素材選びです。

上記でも述べた通り、畳は湿気を溜め込みやすい性質を持っています。

そのため、ラグの裏面が接着材やラテックス貼りなどで固められている製品を選んでしまうと、湿気が籠りやすくなってしまいます。

そういった事態を回避するためにも、通気性の良い素材で作られたラグを選ぶ必要があるのです。

具体的には、ウール、コットン、シルク、ジュート、サイザルなどの自然素材がおすすめですよ。

ポイント②防カビや防虫の加工がされているラグを選ぶ

畳の上にラグを敷くことを検討する場合には、防カビ・防虫加工が施されたラグを選ぶことをおすすめします。

湿気や汚れ、ホコリなどは、カビやダニなどが発生する温床。

フローリングにラグを敷く際にももちろん注意が必要ですが、特に畳となると、カビや虫の発生リスクが高まります。

カビや虫の発生リスクを低減させるためにも、防カビ・防虫加工のあるラグを選ぶと良いでしょう。

ポイント③お手入れのしやすい軽量タイプを選ぶ

畳の上に敷くラグはこまめにお手入れが必要なので、軽量でお手入れがしやすいタイプを選ぶのがおすすめです。

上記でカビや虫の温床となる環境の要因として湿気を挙げましたが、人からの皮脂汚れや食べかすなどもカビ・虫を増やす原因となります。

食べかすや皮脂汚れなどは普段の生活で避けることが困難なため、特に畳の上に敷くラグを選ぶ場合には、こまめなお手入れが必要です。

したがって持ち上げたり移動したりする際に負担が少ない、軽量タイプのものを選ぶようにしましょう。

ポイント④滑り止め付きラグを選ぶか滑り止めテープを使う

畳の上にラグを敷くとズレやすいので注意が必要です。

先ほど、畳の上にラグを敷く場合でも裏面に接着剤やラテックス貼りがされていない製品を選ぶことで湿気の発生を防げると述べてきました。
しかし裏地に加工がされていないラグは、特に畳の上ではズレてしまうことが多いです。

そこで畳の上にラグを敷く場合には、滑り止め機能付きの商品または、滑り止めシールなどを裏面に張り付けるのをおすすめします。

特に、滑り止めシールは四隅に貼るだけなので、湿気を溜め込んでしまう心配がありません。また、誰でも簡単に設置できるのもおすすめのポイントです。

畳の上におすすめのラグ・カーペット5選

畳の上におすすめのラグ・カーペットは以下の通りです。

以上の5つは、どれも畳の上に敷くラグに求められる要件に当てはまったアイテム。
※ただし、滑り止めに関しては付いていないものあり。必要に応じて滑り止めテープをご活用ください。

畳の上にラグを敷きたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
それでは詳しく見ていきましょう。

大手製薬会社との技術協力で生まれたラグ「モダンブロック」

モダンブロックは、アース製薬による技術提供が行われており、優れた防カビ・防虫効果を発揮する点が特徴。畳の上に敷くラグとして理想の1枚だといえるでしょう。

また、ベーシックな色味でどんなテイストのお部屋にもマッチ。尚かつブロック調のデザインが、お部屋にちょうど良いアクセントを与えてくれます。

防ダニ・防カビ・抗菌加工を施した高機能ラグ「アース」

アースは“おしゃれ”と“畳の上に敷く機能性”の両方を兼ね備えたラグです。

防ダニ・防カビ・抗菌加工など、畳の上に敷く場合に必要な機能を搭載。

くわえて、ミックスカラーがホテルのようなラグジュアリーさを演出。畳部屋を、上質な和モダン空間に変えてくれます。

好きな色がきっと見つかる!25色展開撥水加工オーダーカーペット「エクセレント」

エクセレントは、25色展開の撥水加工を施したオーダーカーペットです。

カラーが豊富なだけではなく、希望に合わせて1cm刻みでサイズオーダーが可能なので、どんな大きさのお部屋にも好きなように配置することができますよ。

撥水加工もあり、サイズを小さくすれば軽量でお手入れしやすいのも畳部屋にマッチしています。

1年中快適に過ごせるウール素材のオーダーカーペット「ウールスコットヘリンボーン」

ウールスコットヘリンボーンは、創業130年を超える国産メーカー“スミノエ”によるウール製オーダーカーペットです。

グレー、ベージュ、ブラウンの3色展開で、落ち着いた高級感のある色合いを特徴としています。

ウールは吸湿・放湿効果に優れている素材なので、畳の部屋でも年中快適に使うことが可能です。

超軽量カーペット「ロングウッド」

ロングウッドもスミノエが提供するラグで、特徴は何と言っても非常に軽いこと。
女性でも簡単に持ち上げられるので、お手入れが楽ちんです。

裏面には滑り止め加工が施されており、洗濯することも可能なので、畳の上に敷くラグに適していると言えるでしょう。

まとめ

以上、畳の上に敷くカーペットを選ぶ際に気を付けるべき3つのポイントと、畳の上に敷くラグに適している商品5点を紹介しました。

畳の上にラグを敷いておくと、畳の保護に役立つほか、お部屋の雰囲気を変えて気分をリフレッシュすることもできます。

上記のポイントを参考にしながら、畳の上にピッタリなラグを見つけてくださいね。