リビング階段の寒さを解消したい!おしゃれなインテリアグッズと暖房対策をご紹介

2023/10/3 2024/6/14

階段のあるリビング

 

家族の憩うリビングに階段が連なる形の「リビング階段
限られたスペースを節約できるメリットや、
デザイン性の高さから取り入れているご家庭もあることでしょう。

でも、リビング階段で見逃せない問題点が…
室内と階段がひとつづきになることで生じる
「とにかく寒い」「空調がきかない」という点です!

特に冬の季節になると、この問題が顕著に。
「こんなはずじゃなかった!寒い!」
といった後悔をしないように、対策方法を知っておきましょう。

また、おしゃれなインテリアアイテムを活用した、
快適なリビング階段の作り方についてもご提案いたします。

リビング階段とは?寒さ対策の前に知りたいこと

吹き抜けでリビングに繋がる階段

寒さ対策に入る前に、
まずはリビング階段という住宅の間取りについて解説しましょう。

リビング階段とは、その名の通り、
【リビングルームに階段が設置された住宅デザイン】 のことを指します。

リビング階段の魅力と利点

リビング階段

リビング階段には、多くの魅力があります。
その主なメリットを以下に示します。

【開放的でおしゃれな空間を演出できる】
リビングに階段があることで、
空間がより広々と感じられ、 おしゃれなデザインを実現できます。

吹き抜けスタイルを採用したり、
階段下を収納スペースやライブラリーとして活用することも可能。
インテリアのアイデア次第で、さまざまな空間を演出できます。

【家族が顔を合わせやすい】
リビング階段を採用した住宅では、
外出時や帰宅時にリビングを通る必要があります。
これにより、家族同士が顔を合わせやすくなり、
日常的なコミュニケーションの機会が増えます

リビング階段の注意すべきデメリット

耳をふさぐこども

リビング階段はおしゃれで開放的な雰囲気を
醸し出す住宅デザインの一つです。
しかし魅力だけでなく、注意すべきデメリットも存在します。
以下に、リビング階段の主なデメリットをご紹介します。

【冷暖房の効きが悪くなる】
リビング階段を採用すると、
階段部分から2階への冷暖房の空気が逃げやすくなります。

その結果、冷暖房の効率が低下し、
特に冬季にはリビングが寒く感じられることがあります。
この問題について、後ほど詳しく説明します。

【匂いや音が伝わりやすい】
リビング階段の構造では、
階段から2階への匂いが伝わりやすくなります。

2階での活動や調理の際に発生する匂いがリビングまで届いたり、
2階での音がリビングに響いたりすることがあります。
これにより、プライバシーの確保が難しくなるかもしれません。

つづいては、リビング階段のデメリットが発生してしまう理由や、
その問題点に対処する方法についてもご紹介します。

リビング階段が寒い理由を解明

2階を見上げる人

なぜリビング階段は寒くなりやすいのでしょうか?
その主な原因は、以下の2つにあります。

【気密性の低下】
【コールドドラフト現象】


それぞれ詳しく解説しましょう。

住宅の気密性の低下とその影響

毛布にもぐる猫

リビング階段はリビングと階段が密接に繋がっており、1階と2階の間に適切な仕切りが存在しないのが特徴です。この構造により、ドアを開けたままエアコンを稼働させてもリビングが暖まりません。

暖房された空気が階段部分から漏れ出してしまい、暖房の効率が低下するのです。
この問題に対処する方法や解決策について、詳しく説明いたします。

コールドドラフト現象の原因と対策方法

リビング階段が寒くなるもう一つの主要な要因は、コールドドラフト現象に起因します。リビングでの暖房に使った温かい空気が2階へ逃げ出し、逆に2階からの冷たい空気が階段を通じてリビングに侵入することが問題となります。
その結果、リビングが不快に冷たく感じられるのです。

※コールドドラフト現象とは?
冷たい空気が下に溜まり、温かい空気が上に集まる現象のことを指します。
この現象は、空気の温度によってその重さが変化する性質に起因しています。

暖房で温められた軽い空気が上に上昇し、一方で窓などで冷却された冷たい空気が下に沈み込む現象が起こるのです。

リビング階段の寒さ対策

吹き抜けのらせん階段を上から見た図

せっかくのリビング階段も寒さのせいで
使われなくなってしまったらもったいないですよね。
では、リビング階段の寒さを防ぐには
どのようにすればよいのでしょうか?

その解決策として、 代表的な3つの方法を詳しく紹介します。
しっかり対策すればきっと
リビング階段の魅力を最大限に引き出せるはず!

効果的に室内の空気循環を行おう

シーリングファンのあるリビング

リビング階段の寒さを緩和し、快適な居住環境を確保するために必要なのは「空気の循環」です。暖房で上昇してしまった暖かい空気と、リビングに滞留する冷たい空気を効果的に循環させましょう。

そこで活躍するのが、サーキュレーターや換気扇です。

【リビング階段の上】
サーキュレーターを配置。
暖かい空気を広い範囲に効果的に循環させます。

【換気扇を2階で使用】
料理などの匂いが2階に広がるのを防ぐ効果も期待できます。

【シーリングファンを天井に取り付け】
暖房効率を向上させるだけでなく、
夏場には冷房効率を改善する役割も果たします。

ただし、ファンの部分がホコリで汚れるため、
定期的なお手入れが必要です。
お手入れのしやすさも考えて、
シーリングファンを検討しましょう。

高気密・高断熱設計にする

鼻を飾った窓辺

新しい家を建てる際、
気密性と断熱性の高い家の造りを検討することは非常に重要です。

【気密性】
家の内部と外部をしっかりと区切り、
隙間を最小限に抑えることを指します。
エアコンや暖房装置で暖めた室内の空気が
外に逃げるのを防ぐことができます。

例)玄関とリビングの間にドアを設置するか、
リビング階段にドアを取り付ける

【断熱性】
室内の暖まった空気をキープするためには、
窓の断熱対策も欠かせません。
二重サッシの窓を採用するなどして、
室内の温度が外部の寒さに影響されないようにしましょう。

リビングと階段を適切に仕切る

間仕切りとして取り付けたロールスクリーン
▲1級遮光・遮熱・保温の機能搭載!42色から選べる王道ロールスクリーン<ブリリアント>

リビング階段に壁が両サイドにある場合、
効果的に仕切るため「カーテンやロールスクリーン」を活用しましょう。
リフォームを行うことなく、寒さ対策を手軽に実施できます。

仕切りを階段下(リビング側)に設置すると、
断熱効果が高まりやすくなります。

次章では「間仕切りに使えるインテリアグッズ」について詳しく紹介します。

リビング階段を効果的に間仕切るグッズ

リビング階段の寒さ対策には、
以下のインテリアグッズがおすすめです。

1.ロールスクリーン
2.遮熱・断熱カーテン
3.のれん
4.ドアや引き戸

これらのアイテムを上手に活用することで、
リビング階段の快適な温度環境を実現できます。
寒さ対策に、ぜひ役立ててみてください!

ロールスクリーン

▲遮熱67%だから、夏涼しく冬あたたかく!防炎機能もついたロールスクリーン<ルーテ 遮熱>

ロールスクリーンはその特有のデザインで
リビング階段のスペースを広く有効活用できる優れたアイテムです。

【ロールスクリーンの特徴】
洗練されたデザイン性・高い機能性を兼ね備えています。

デザイン:
巻き上げた際のスッキリとしたシルエットが特徴的。
ただし窓の両サイドに、隙間ができてしまうという注意点があります。

機能性:
生地の選択肢により遮光や遮熱など、多くの機能を組み合わせることができます。
リビング階段で冷暖房の効率を向上したい場合、
断熱・遮熱機能を備えたロールスクリーンを採用すると良いでしょう。
快適な室温を維持し、エネルギー効率を向上させることができます。

ロールスクリーン一覧
▲ロールスクリーン一覧はこちら

リビング階段の間仕切りとして特に人気があるのが
「つっぱり式のロールスクリーン」です。
ネジ穴を開ける必要がなく、設置が簡単です。
そのため、壁に傷をつける心配がありません。

当店のつっぱりロールスクリーンは、
1mm単位でオーダー可能。
既製サイズだと階段の幅に合わない場合でも、
ピッタリの商品を用意することができます。

両サイドの幅が狭いスリムタイプ
つっぱりロールスクリーンを選べば、
密閉効果を一層高めることが可能です。

つっぱりロールスクリーン
 ▲非遮光タイプで、自然光をナチュラルに取り込む<つっぱりロールスクリーン>

 

遮熱・保温カーテン

つっぱりカーテンレール
▲伸ばしてカチッと止めれば設置OK!つっぱりカーテンレール<フィットワンシングル>

ロールスクリーンのほか、
王道のカーテンも開閉が簡単で便利です。

安全性に配慮されており、
子供が遊んでしまうようなチェーンなどがなし!
安心して使用できるでしょう。

【カーテンの特徴】
・機能面が多彩
断熱性、防音、遮光など、
用途に合わせて機能を選ぶことができます。

・スペースが必要
カーテンを畳んだ際にヒダが集まり、その分スペースを使います。
カーテンレールの設置が必要な点も注意が必要です。

・隙間風を効果的に防ぐ
幅や丈を少し大きめに設定することで、隙間を防げます。

特に狭い階段スペースや、
階段部分を開放的に保ちたい場合は、
ロールスクリーンを検討するのもひとつの方法です。

【商品選びはここに注目!】
リビング階段のカーテンは、
以下に気を付けて選ぶと良いでしょう。

①やや厚手のカーテン
音や冷気・熱気が漏れにくいからです。
快適な室温と、静かな環境を保つことができます。

②カーテンの色
壁と調和させることでリビング全体を
広く見せる」「統一感を出す」ことができます。

③壁に穴を開けないカーテンレール設置
つっぱり式のカーテンレールなら
ネジ穴を開ける必要がなし!
簡単にカーテンを設置することができます。

④遮熱・保温カーテン
お部屋の熱は窓からの熱損失が大きいもの。
遮熱カーテンを使用することで、
室内の熱気が窓から逃げにくくなり、 快適な温度を保つことができます。

カーテンで冬の節電
▲保温カーテン特集を見る

保温性の高いカーテンは遮熱性にも優れており、
夏には冷房効率を高めてくれる効果も見込まれます◎

ポール通し・ハトメカーテン

ポール通しのカーテン

のれんなどの間仕切りカーテンは、
手軽に取り付けできることが魅力です。
突っ張り棒と布さえあれば、
簡単にリビング階段の間仕切りをすることができます。

【間仕切りカーテンの特徴】
なんといっても第一に「取り付けが手軽
遮る力は弱いですが、開閉しやすい のもポイントです。

さらに、季節や気分に合わせて
デザインを変えることも可能です。
例えば、冬にはかわいらしい雪だるま柄、
夏には爽やかな海のデザインなど、
楽しいアレンジができるでしょう。

100均などでも手に入れやすいため、
ロールスクリーンなど他の間仕切りアイテムを、
購入する前の 応急処置としても便利です。

【間仕切りカーテンの注意点】
市販の布を使用する場合は、
布の厚みや種類によって断熱効果が異なることに注意が必要です。
薄手の布を使用すると、期待しているほど効果が得られないことがあります。

本格的な断熱を求める場合は、
・断熱機能が備わったポール通し
・ハトメ加工カーテン
こういったものを検討しましょう!

【商品選びではここに注意】
当店では、遮熱機能が付いた生地にて ポール通しカーテン、
ハトメカーテンの製作が可能です。
お好みの生地やサイズにてにてカーテンのオーダーが可能です。

間仕切り扉を付ける

階段とリビング部分の設計図

間仕切りとして、 引き戸やドアを取り付ける方法も一つの選択肢です。

【引き戸・ドアの特徴】
・密閉性、断熱性が高い
・匂いや音も効果的に遮断
・後から設置が大変

冷気の侵入だけでなく、
音や生活臭も効果的に防ぐことができます。
ただし設置には工事が必要で、
間取りによっては制約があることも。
検討する際には注意が必要です。

「とにかく断熱性を向上させたい!」
という場合には、一考の価値があるかもしれませんね。

リビング階段の寒さ対策まとめ

この記事では「リビング階段の寒さ」に焦点を当て
対策方法を詳しく解説してきました。

リビング階段は隔たりがないため気密性が低く、
冷暖房の効率が低下しやすい特徴があります。
特に冷たい空気は下に溜まりやすく、
冬季においては寒さを感じやすくなります。

そこで役立つのが「間仕切りを設ける」こと
カーテンやロールスクリーン、ドアなど
さまざまな選択肢によって冷暖房の効率を向上させることができます。

「リビング階段に憧れて導入したものの、やっぱり寒さが気になる…」
そんな方の悩みを少しでも解消し、
快適に過ごしていただけましたら幸いです!

 

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