ブラインドの羽は上向き・下向きにどちらにする?それぞれの効果とメリットを解説◎

2023/8/31 2023/8/31
角度の付けられたブラインドのスラット
▲迷うのも楽しい70色のカラバリ!つや消しニュアンスカラーがおすすめの<タピオ>

ブラインドといえば、取り入れると窓辺が一気に洗練されてサマになるアイテム。でも魅力は見た目ばかりでなく、機能面にもあります。カーテンとは異なり、スラットの角度を調整することで様々なメリットが得られる点です。

ブラインドを効果的に活用するため、使用場所や時間帯、個々の好みに合わせてスラットの角度を微調整しましょう。

「分かってはいるけれど、具体的にどうやって操作すれば良い?」
そんなあなたに、この記事ではスラットの上手な活用方法について説明致します!

ブラインドのスラットを上向き・下向きに調整する前に

悩む女性

ブラインドのスラットとは?

ブラインドの羽根部分のことを指します。
このスラットは、ラダーコードと呼ばれる紐で1枚ずつ等間隔に束ねられており、 操作コードやロッドを使ってその隙間を調節して、ブラインドとしての機能を果たします。

【アルミ製】
一般的によく知られているアルミスラットは、そのリーズナブルな価格や、豊富なカラーバリエーションが魅力です。中には遮熱効果を高めるためのコーティングが施されたものや、消臭や抗菌などの機能を備えたスラットも。機能性を追求する方から人気を博しています。

【天然木】
木製のスラットでできているのが、ウッドブラインド。 このウッドスラットはナチュラルな雰囲気で、部屋のインテリアにしっくりと馴染む特長があります。天然木のぬくもりが、心安らぐ温かな雰囲気をもたらしてくれます。

スラットは、ブラインドの見た目や機能性に大きな影響を与える重要な要素です。 選ぶ形状や材質によってクールな印象になったり、素朴な柔らかな空間になったりするため用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。 ウィンドウデコレーションの一環として、スラット選びも楽しみましょう♪

スラットの上向き・下向き…角度がもたらす役割とは?

スラットの機能
▲ワンポール式で、上げ下げも角度調整も持ち替えなし♪ベージュの色味がやわらかな<タピオ ベージュ>

スラットの角度が果たす役割は、大別して二つ。

①遮光・調光機能
スラットの角度を室外側が下向きになるよう向けることで、光を取り込むことができ、明るさを調整することができます。

②空間の間仕切り・目隠し
スラットの向きを室内側が上向きになるよう倒すことで、外からの光や視線をしっかり遮り、プライバシーを確保することが可能です。

この調節機能により快適な室内環境を保ちながら、外部からの干渉を最小限に抑えることができます◎

①遮光・調光機能について

調節による調光の変化アニメ
▲ちょっと自慢のセレクトアイテム♪絶妙なつや消しカラーのブラインド<タピオ モダンシルバーつや消し>

ブラインドの最大の魅力は、スラットの角度を変えることによってできる「調光機能」。室内の照明やプライバシーを自在にコントロールすることが可能です。

①スラットの角度が水平に近い状態にする
光が室内に柔らかく入り込みます。これにより部屋全体が明るく照らされ、開放感ある空間が演出されます。

この状態は、自然光を最大限に取り入れたい場合や、昼間の明るい時間帯に特に有用です。また、この角度でブラインドを調整することで、外からの景色を楽しむこともできます。

②スラットの角度を垂直に近い状態にする
光を遮る効果が高まります。この状態では、室内のプライバシーを確保したり、直射日光を遮ったりすることができます。太陽の光が強い場合や、夜間にはこの設定でブラインドを使用することで、快適な居住環境を維持できます。

②空間の間仕切り・目隠しについて

スラットで間仕切り
▲お部屋になじむ無地風。波模様の織がやりすぎない遊びももたす縦型ブラインド<アルペジオ シャロル>

ブラインドは、窓を装飾するアイテムとして主に認識されています。しかし実は窓以外の空間の間仕切りや、目隠しとしても素晴らしい機能を果たすのをご存じでしょうか。

パーティションを置くスペースが限られている場合にも、少しの隙間を活用して、空間を間仕切ることが可能です。必要に応じて部屋のレイアウトや区画を変えられます。

つまりブラインドの多機能性を活かせば、窓だけでなく空間全体をもっと自由にデザインし、利用方法も広げられるということです!

ブラインドの上向き・下向き。角度を調節するメリット

メリットと書かれた紙

スラットとは何ぞや、上向き・下向きにすることで、どのような効果があるのかを見てきました。次に、角度を選ぶことで得られるメリットをお話しします!

①日中の強い太陽光を緩和できる

リビングのブラインド使用例
▲フロストブルーのブラインドがくれるのは、お部屋の透明感<タピオ フロストブルー>

特に強烈な日差しが降り注ぐ真夏の日中は、上方から降り注ぐ眩しい光をうまくコントロールすることが重要。そこで役立つのがスラットの角度調節です。

適切な角度に調整すれば外部からの過剰な日差しを和らげつつ、室内の明るさを程よく保てます。照明やエアコンの使用を最小限に抑えれば電気代の節約にも◎快適な居住空間をキープするために、スラットの角度調整を積極的に活用しましょう。

②太陽光を効果的に取り入れられる

ブラインドにおける採光
▲ボイルレースとのピュアな出会いにときめく…ホワイトブラインド<タピオ シャインピュアホワイト>

曇りの日になると、室内も少し薄暗く感じることがありますよね。そのような時には、スラットの角度を水平よりも少し傾けて使用しするのがおすすめ。視界を遮りながら、室内の明るさを保つことが可能です。

気分やお天気に合わせてスラットの角度を微調整することで、心地よいと感じられる明るさにしてみましょう!

▼写真のコーディネートアイテムボイルレースカーテンの生地▲ピュア度の高いホワイトとくすみカラーかの4色展開。軽やかボイルレース<トランキル>

②朝日や夕日がまぶしい時の対処ができる

締め切ったブラインド
▲お値段と機能のバランス優秀!レール取り付けOK&遮熱加工ブラインド<ミリオン>

お部屋やオフィスの方角によっては、朝日西日夕日のまぶしさが気になることはありませんか? そんな場合にもスラットの角度を調整することで、太陽の位置に合わせて日差しを程よく遮ることができます。

ブラインドの使い方ひとつで朝と夕方の光も味方に。もっと1日のリズムにメリハリをつけたり、季節の移ろいを楽しんだりできるでしょう♪

ブラインドの上向き・下向きは、高低差を考慮して選ぶ

高低差を考慮したスラットの角度横からの視線が気になる時の対処方法

低層階のお部屋やオフィスを使っていると気になるのが、通行人の視線。特に道路に面している場所では、プライバシーや安心感を保ちたい所ですよね。

自転車歩行者の視線は通常、高い位置に位置しています。そのため、スラットの角度を室内から見て下向きに調節することで、外部からの視線を効果的に遮れます。

ただし、通行人の構成が自転車や歩行者よりも車の方が多い場合には、視線の高さは低くなる可能性があります。この場合には逆に上向きに角度を調整します。室内の明るさや開放感を損なうことなく、外部からの視線をシャットアウトできるでしょう。

下からの視線が気になる時の対処方法

お部屋やオフィスが2階に位置している場合、下からの視線が気になることがあるかもしれません。通行する人々の目線から、プライバシーを守りたいと考える方も多いことでしょう。

こうした状況に対処するための方法として、スラットの角度を室内から見て上向きに調節することがおすすめです。これにより、外部からの視線を効果的にカットすることが可能です。

上からの視線が気になる時の対処方法

住宅街の1階にお住まいの場合、向かいの家の2階からの視線が気になることがあるかもしれません。上からの視線を遮るための効果的な方法は、スラットの角度を室内から見て下向きに調整することです。

スラットを垂直に近い角度に調節することで外部からの視線を遮り、室内のプライバシーを確保することができます。

ブラインドの上向き・下向きを利用して光を取り入れ

光を取り入れる際のブラインドの活用法
▲白系だけでも、ホワイト・アイボリー・ピュアホワイト・スノーホワイト…選ぶ楽しさ36色<ミリオン アイボリー>

光を最大限に活用するためには、スラットの角度をやや上向きに設定するか、水平に近い角度に調整することがおすすめ。 太陽の光は通常上から差し込むため、スラットを上向きにすることで光を室内に取り込むことができ、明るい室内空間を実現します。

ただし、あまりに上向きに調整しすぎるとスラット同士の隙間が狭くなり、光が入り込む余地がなくなってしまいかねません。 そのため水平寄りの角度にスラットを調節するのがおすすめです。

光を活かしながら快適な室内環境を実現するために、スラットの角度を賢く調節しましょう。

ブラインドの上向き・下向き調節方法まとめ

ブラインドを使用したリビング
▲どんな家具ともなじむ頼もしさ。コミュ力高めの<ミリオン スノーホワイト>

日々の生活において、部屋に差し込む光の量は天候や時間帯によって様々です。しかしながらブラインドを利用することで、細かな調光を行うことができ、お部屋に光を取り入れつつ直射日光を遮ることが可能です。

さらに、ブラインドには人の視線を遮る役目もあります。採光と同時に外からの視線を遮り、プライバシーを守ることができます!

つまり、ブラインドは一石二鳥のアイテムと言えますよね。他のウィンドウトリートメントでは叶えることができない、独自の光の演出を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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