共に人生を刻め。──時間とともに“育てる”デニムカーテン

2025/7/2 2025/7/2
ストリートインテリアの床に垂らしたバイオウォッシュデニムカーテン
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始まりは、ストリートカルチャーへの強い共感だった。

音楽、ファッション、スケート、アート──。ジャンルを越えて、自分だけのスタイルを組み上げるその精神。

誰にも倣わず、ルールにも縛られず、時間をかけて“自分の味”を作っていく。その思想に、私たちは強く惹かれた。

ワークウェアとして生まれながら、ヒップホップやスケートとともに進化し、カルチャーを背負い続けてきたデニム。色落ちも、擦れも、シワさえも“個性”になるその在り方は、ストリートカルチャーの生き方と深くリンクしていた。

だからこそ私たちは、“吊るすデニム”という選択をし、その結果生まれたのが、この当店にしかないオリジナルデニムカーテンシリーズだ。

ファッションから読み解いたストリートの美学を、空間に翻訳したオリジナル表現。ただのカーテンではなく、“空間とともに育てるファブリック”。

ジーンズのように使うほどに深みが増し、履歴が刻まれていく。そんな存在を形にした。

デニム生地の魅力とは ─ “ワーク”と“ストリート”の交差点

インディゴ染めで深いブルーカラーに仕上がったデニムカーテン
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デニムは、もともと作業着として誕生した、頑丈でラフな素材。だが、その無骨さと機能性がやがてストリートファッションに取り込まれ、カルチャーとともに進化していった。

縦糸にインディゴ染め、横糸に晒し糸を使うことで生まれる深みのあるブルーなど、生地ごとに違う“表情”を生み出す。その奥行きとムラ感は、量産品では決して出せない個性だ。

デニムを空間に吊るすと、その素材感が光や影を含み、空間に立体的なニュアンスをもたらす。

日差しの角度で現れる色の濃淡や、時間とともに育つ風合い。まるで履き込まれたヴィンテージジーンズのように、空間にも“記憶”が刻まれていく過程がおもしろい。

デニムカーテンでしか表現できない空気感

デニムカーテンを吊るしたストリートインテリア
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本物のデニムを使ったカーテンは、ただ吊るすだけで空間にストーリーが生まれる。時間とともに刻まれるシワやアタリは、自分だけの空気を宿し始める。

使い込むほどに変化し、表情が深まるその感覚は、まさに“育てる”インテリア。
それは、履き込むジーンズと同じように、空間に“自分だけの味”を加えていく。

ストリート、ヴィンテージ、インダストリアル──個性を大切にするスタイルと共鳴し、既製のファブリックでは表現できない“奥行き”を生み出す。

「量産品にはない味わいを、空間に。」

それが、このオリジナルデニムカーテンの真髄だ。

重厚なデニムには、加工を。ストリートらしい“溜まり”を空間に

裾をダボっとさせたライトブルーのデニムカーテン
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オンスの重いデニムには、あらかじめブリーチやウォッシュ加工を施すと決めていた。その理由は、ただ“柔らかくするため”だけではない。

あの重厚な生地を洗い加工で馴染ませることで、裾にたまる独特のドレープ——
まるでストリートボトムのような“溜まり”のあるシルエットを表現できるからだ。

この「裾にたまる感じ」こそ、ストリートカルチャーに根ざした美意識のひとつ。
ジーンズの太めシルエットやワイドパンツが放つ、ルーズで余白のある存在感を、
空間でも再現したかった。

だから、デニムカーテンはあえて長めのサイズで吊るすのが正解

床に落ちるほどの丈感が、より自然に重みと陰影をつくり出し、空間に“ラフさと深み”を加えてくれる。

オンス(oz)による風合いの違いとは

シルバーラックからデニムを引き出す手
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オンス(oz)とは、生地の「重さ」を表す単位。

一般的に、1平方ヤードあたりの重さを示し、数字が大きいほど厚くて重い=ハードな風合いとなる。

オンスによって、厚みや風合いに違いが生まれる。

10~11oz(オンス)

11オンスのデニムカーテン比較用
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比較的ライトで柔らかく、波感やドレープ性が出やすい。

動きのあるラフな印象で、日常使いにも向く。

風にも揺られやすく、比較的、陽を通しやすい。

12~13oz(オンス)

13オンスのデニムカーテン比較用
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程よい厚みと存在感を感じる。
しっかりとした生地感がありつつ、硬すぎず扱いやすい。

最もバランスがよく、空間演出力も高い。

カラーなどの違いにもよるが、陽を遮りやすくなる。

14oz(オンス)以上

14オンスのデニムカーテン比較用
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重厚で無骨な印象がぐっと強まる。
直線的な落ち感が出て、光の陰影が強調される。迫力があり、特別な空間を演出したいときに最適。

かなり厚みがあり、カーテンとしてヒダを縫製できる限界ラインがこのあたり。カラーなどの違いにもよるが、暗いインディゴならかなり遮光性が高まる。

ひとえにデニム生地といっても、オンスが1違うだけで光の吸収・反射、吊ったときの落ち感、折れシワの出方などが明確に変わるのだ。

オンスの選び方一つで、空間のテンションまで左右するのが、デニムカーテンの奥深さだ。

加工によって異なるデニムの表情と特性

ブリーチ、ウォッシュ加工をしたデニムを重ねている

私たちは素材の見極めに一切の妥協をしなかった。

リジッドのまま使うのか、それともブリーチやバイオウォッシュをかけるのか。一枚一枚、そのデニムがもっとも美しく“空間で育つ状態”を探りながら仕立てている。量産では選ばれない“クセ”や“ムラ”も、むしろ個性として積極的に活かしている。

加工によって表情が変わるだけでなく、吊ったときの伸びやすさや縮みやすさ、扱いやすさにも違いが出てくる。それぞれの加工がもたらす“表情”と“性質”の両面を理解しておこう。

リジッドデニム(未加工)

リジットデニムカーテンの裾が溜まっている様子とストリートインテリア
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糊が残った未洗いの生デニム。張り感があり、吊るしたときのシルエットにエッジが立つ。

無骨でクラシックな雰囲気を出したい方におすすめ。使うごとにやわらかくなり、色落ちの経年変化を楽しめる。

リジットデニムの手触りを確認する手

伸縮性・扱いやすさ:
加工されていない分、もっとも縮みやすく、伸びやすいのがリジッドデニム。
特に水分や湿気によって変形が起きやすい。

使い込むうちに柔らかくなり、シワやアタリが刻まれていくが、最初は形を保ちやすくパリッとした印象に仕上がる。

※洗うと2〜5%程度縮むこともあるため、洗濯には注意が必要。

ブリーチ加工デニム

ブリーチデニムカーテンの裾が溜まっている様子とストリートインテリア
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ネイビーやブラックのデニムにブリーチをかけ、淡色やグレートーンに仕上げたもの。

ムラ感や擦れ感が独特で、ややアートピース的な空気感。クールで洗練された印象に仕上げたい空間にフィットする。

ブリーチデニムの手触りを確認する手

伸縮性・扱いやすさ:
加工工程で一度洗いが入っているため、リジッドに比べて縮みにくく、形が安定している。ただし、生地の繊維がブリーチにより若干ダメージを受けているため、長期使用や引っ張りにより部分的に伸びやすい面もある。

・工程一例
糊抜き→ブリーチ加工→後処理→タンブラー乾燥
(気温や湿度、ターゲットカラーによって時間や濃度を都度調整)

バイオウォッシュ加工デニム

バイオウォッシュデニムカーテンの裾が溜まっている様子とストリートインテリア
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酵素を使って柔らかく洗い上げた、バイオウォッシュ加工。

こなれた風合いとしなやかさが特徴で、ヴィンテージライクな表情が魅力。
手触りも良く、カジュアルさと居心地のよさを両立したいときにおすすめ。

バイオウォッシュデニムの手触りを確認する手

伸縮性・扱いやすさ:
最も寸法が安定し、変形しにくいのがバイオウォッシュデニム。洗い加工によって、すでにある程度縮む過程が済んでいるため、吊るして使っても伸びづらく、扱いやすいのが魅力。やわらかく軽やかで、自然なドレープを楽しめる。

・工程一例
予洗→バイオ洗→中和→ソーピング×2セット→(柔軟)→タンブラー乾燥

■加工ごとの特徴

加工種別 縮みやすさ 伸びやすさ 形の安定性 特徴まとめ
リジッド ◎(非常に縮む) ◎(非常に伸びる) △(未加工のため不安定) 無骨で硬質。経年変化を楽しむ素材。
ブリーチ加工 ○(やや縮む) ○(部分的に伸びやすい) ○(ある程度安定) 表情豊か。個性重視の空間に。
バイオウォッシュ加工 △(ほぼ縮まない) △(伸びにくい) ◎(高い安定性) 柔らかく扱いやすい。安心感ある素材。

デニムカーテンのお手入れ方法

ウォッシュをしたブルーグレーのデニムカーテン
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デニムは水洗いによる縮みや色落ちが起こりやすいため、基本は水を使わないケアがおすすめ。お手入れには以下の方法を試してほしい。

・ホコリや花粉などは、ブラッシングや掃除機の布用ノズルで軽く吸い取る

・においが気になるときは、陰干しやファブリックミストを活用

・どうしても水で洗いたい場合は、単体で手洗いorネットに入れて弱水流の洗濯コースを選ぶ染料が色落ちしやすく、他の服に移りやすいのが理由。

・洗剤は中性洗剤・漂白剤不可

・干し方は陰干し推奨。乾燥機はNG!これは「乾くスピードが速いと縮みが大きくなる」という綿素材の特徴が理由。

また、UVカット機能付きのレースカーテンを併用することで、日光によるダメージ(色褪せや繊維の劣化)を軽減可能。UVカット率80〜90%以上のレースなら、直射日光のダメージを大幅にカット。染料などの退色を抑え、風合いを長くキープできる。

デニムカーテンは“ファッション”と同じく、手をかけながら育てるもの。素材の個性を活かしたまま、長く付き合ってほしい。

まとめ

ライトブルーのデニムカーテンを引きずったブレイクスタイル
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デニムは、ただの素材ではない。

使い込むほどに表情を変え、履歴を刻み、持ち主のスタイルを映し出す。それはまさに、ストリートカルチャーが大切にしてきた“自分らしさ”の体現だ。

私たちが目指したのは、その価値観をインテリアの中で息づかせること。「吊るして育てる」という新しいデニムのあり方が、空間に個性と深みをもたらす。

デニムカーテンが、あなたの人生とともに変化し、記憶を重ねていく過程を是非愉しんで。

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