
窓辺の装飾をコーディネートする際、通常はカーテンとレースカーテンのセットかブラインドのどちらかを選ぶことが一般的ですよね。
しかし、窓の形状や大きさ、部屋の雰囲気によっては、どちらか一方だけでは完全な機能を果たせないことがあります。
「ブラインドだけだと外からの視界が気になる」「光や風の入り方を細かくコントロールしたい」「おしゃれな窓辺を演出したい」
そんなときにおすすめなのが、ブラインドとレースカーテンの併用です。視線対策・採光・デザイン性をバランスよく叶えられるこの組み合わせは、窓辺の印象も機能性もぐっと高めてくれます。
今回は、ブラインド専門店のバイヤーが、失敗しない併用のコツとおすすめの組み合わせ方を紹介します。迷っている方も、この記事を読めば自分の部屋にぴったりのスタイルが見つかるはずです。
また厚手のカーテン(ドレープカーテン)とブラインドの併用に関して知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓
ブラインドとレースカーテンを併用するメリット

まずは、ブラインドとレースカーテンを併用するメリットをご紹介していきます。併用した際のメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げらます。
- ・光や風の細かい調整ができる
- ・ライフスタイルに応じて機能を使い分けられる
- ・おしゃれなコーディネートができる
詳しくみていきましょう。
【メリット①】光や風の入り方の調節をより細かく行うことができる

ブラインドは、簡単な操作で光の入り方、風の通り具合を調整できます。一方、レースカーテンは光を柔らかく拡散させ、自然光を取り入れるのに役立ちます。
ブラインドのシャープな光、レースカーテンのソフトな光を同時に楽しめるのも大きなメリットです。このように細かくお部屋の明るさ、風通しを調整するのに非常に便利です。
【メリット②】ライフスタイルに応じた柔軟性

ブラインドにレースカーテンを併用することで、ライフスタイルに合わせて必要な機能を柔軟に叶えることができます。なぜなら、ブラインド単体では機能が限られる一方で、レースカーテンには遮熱・UVカット・防炎など、生地によって多彩な機能があるからです。
ここでは、代表的な効果である「プライバシー対策」と「季節・気温への対応」について詳しく見ていきましょう。
【プライバシーと採光性】
昼夜問わず視線を遮る「遮像レースカーテン」や、昼間のみに効果を発揮する「ミラーレースカーテン」を併用すれば、ブラインドを開けた状態でも快適です。自然光を採り込みながら外からの視線を防ぎ、プライバシーを確保することができます。
【季節と気温調節】
季節ごとの悩みに合わせて機能を選べるのも、レースカーテンを併用するメリットです。暑い季節には遮熱タイプ、寒い季節には保温タイプ、紫外線が気になる季節にはUVカットタイプを選べば、一年を通して快適な空間を保てます。
さらに、遮熱・保温・UVカットの機能を一枚で備えた多機能レースカーテンも登場しています。季節ごとに掛け替える必要がなく、省エネや日焼け対策など、年間を通して快適な空間づくりに役立ちます。
レースカーテンとの併用なら、遮光性や採光性などの機能を犠牲にすることなく、理想のブラインド空間を実現できます。
【メリット③】デザインの幅を広げ、おしゃれな窓辺を演出する

レースカーテンは、無地からストライプや花柄など、デザインが豊富というメリットがあります。
一方ブラインドも、シンプルなものが一般的ですが、最近ではデザイン性の高いものが増えてきています。

そのため、ブラインドにレースカーテンを併用することで、空間作りのバリエーションが広がり、おしゃれな窓辺を演出することができます。
~実際に自宅でブラインドとレースカーテンを併用している弊社スタッフに使用感を聞いてみました!~

今回自宅でブラインドとレースカーテンを併用しているというスタッフに実際に使用感を聞いてみました。自宅のセルフリノベーションが趣味というほどインテリアへの感度が高い彼女のリアルな声をお聞きください!
私はウッドブラインドとレースカーテンを併用しています。外側にレースカーテン、お部屋側にウッドブラインドをお取り付けしました。ブラインドだけだと外の視界が気になっていましたが、レースカーテンを併用してからは、お部屋のプライバシーを守りつつ、柔らかい光を取り入れることができたので、とても快適です!ウッドブラインドとレースカーテンを組み合わせることで、窓辺にほどよく重厚感を持たせつつ、優しい印象をプラスできたのもお気に入りのポイントです◎
なんと大好評です!
このように、ブラインドとレースカーテンを併用することで、さまざまなメリットを得ることができます。
窓辺の光や風の調節をより細かくしたい、季節に左右されずにオールシーズン使いたい、おしゃれな窓辺を演出したい、といった場合には、ブラインドとレースカーテンの併用を検討してみてはいかがでしょうか。
ブラインドとレースカーテンを併用するデメリット

機能面・見た目のメリットが大きい一方で、導入前に知っておくべきコストや手間も存在します。購入判断をより確かなものにするため、デメリットも整理しておきましょう。
- ・費用がかさむ
- ・メンテナンスに手間がかかる
- ・取り付けが複雑
詳しくみていきましょう!
【デメリット①】費用が大きくなる

ブラインドとレースカーテンの両方を用意する必要があるため、ブラインド単体で使用する場合に比べると、費用は確実に高くなります。
ただし、比較対象が「カーテン+レースカーテン」の組み合わせであれば、選ぶ素材やデザインによっては費用差がほとんど出ないかもしれません。
ブラインドやレースカーテンは、素材や構造、機能によって価格が大きく変わります。
たとえば、木製ブラインドや高機能レースを選べばコストは上がりますが、アルミ製ブラインドやシンプルなレースを組み合わせれば、比較的抑えた価格に収めることも可能です。
あらかじめ全体の予算を決め、優先したいポイント(デザイン性・機能性・価格)を明確にしておくことで、満足度の高い組み合わせが選べます。
【デメリット②】メンテナンスが大変になる

ラインド単体に比べて、ブラインドとレースカーテンを併用すると、どちらもお手入れが必要になるため、その分手間が増えます。
特にブラインドはほこりが溜まりやすく、羽根のすき間を掃除するのに時間がかかることも。一方でレースカーテンは定期的な洗濯が必要になるなど、素材や構造によってお手入れ方法が異なります。
購入時にそれぞれのケア方法を確認しておけば、後から困ることなく清潔な状態を保てます。
【デメリット③】取り付けが複雑

一般的なカーテンやブラインドの設置に比べて、ブラインドとレースカーテンを併用する場合は取り付け位置の調整が必要になるため、やや複雑です。
特にカーテンレールとブラインドの奥行や干渉を考慮しながら設置する必要があり、慎重な作業が求められます。
取り付け位置の奥行寸法や取付金具の種類を事前に確認しておくと安心。自信がない場合は、専門業者や当店スタッフに相談するのもおすすめです。
当店では、オンラインでのビデオ通話による無料相談を実施しています。取り付けの流れや適した製品選びについて、その場でスタッフがサポートします。
また、実際の出張採寸・取り付け作業が必要な場合は、有料サービスとして対応しております。ご自宅の状況に合わせて、無理のない方法でご相談ください。
~実際に自宅でブラインドとレースカーテンを併用している弊社スタッフにデメリットを聞いてみました!~

このように、操作面でデメリットを感じているようです。とはいえ、解消できないデメリットではなく、解消法が存在しているようですので、しっかりと対策をすれば、操作もスムーズに行うことができるはずです。
ブラインドとレースカーテンを併用する際の取り付け方

ここでは、ブラインドとレースカーテンを併用するときの基本的な取り付け方法を解説します。
ブラインドには、単独で使う場合「天井付け」と「正面付け」の2種類の取り付け方法があります。その中でも、レースカーテンを併用する場合は「天井付け」が基本です。
天井付けとは、窓枠の内側(上部)にブラインドを取り付ける方法で、窓側にブラインド・部屋側にレースカーテンを設置することができます。
併用の取り付け方にはいくつかバリエーションがあるため、順に見ていきましょう。
既にブラインドを設置している場合はカーテンレールで

すでにブラインドを天井付けしている場合、レースカーテンを掛けるためのカーテンレールを新たに設置する必要があります。
【ポイント①】
カーテンレールには「シングル」と「ダブル」の2タイプがあります。レースカーテン(もしくはドレープカーテン)だけを使う予定なら、シングルレールで十分です。
ブラインドとの干渉を防ぐため、レールの中心間隔は最低でも5〜10cm程度空けるのが目安。この間隔を確保することで、ブラインドとレースカーテンの開閉がスムーズに行えます。
【ポイント②】
ブラインドとレースカーテンを併用する場合は、レースカーテンを窓側に設置するのがおすすめです。窓全体を包み込むように掛けることで、柔らかな印象を演出できます。
ただし、窓枠の奥行きが浅い場合やデザイン上の理由がある場合は、レースを内側に設置することも可能です。その場合は、ブラインドの羽根や操作コードと干渉しないよう注意しましょう。
賃貸物件で設置したい場合は2種類の方法で
賃貸物件の場合におすすめの取り付け方法は2つあります。注意すべき点がいくつかありますので、併せてご紹介していきます。
①突っ張りタイプのブラインドを活用する

壁や天井に穴をあけることができないお部屋や賃貸物件の場合は、「突っ張りタイプ」のブラインドを活用する方法がおすすめです。つっぱり式ブラインドとは、外側に突っ張る力を利用する取り付けタイプのことです。
ネジや工具が不要で窓枠内にスッキリと収まるので、レースカーテンを併用しても邪魔にならないのがポイントです。
注意点:備え付けカーテンレールの位置と干渉しないかを確認/窓枠の奥行・強度・面材の相性を事前チェック/経年で緩みがちなので定期的に締め直し。
②ダブルのカーテンレールを活用する

賃貸物件で備え付けのカーテンレールがダブルの場合は、ブラインドとレースカーテンを併用することができます。
カーテンレールに取り付けが可能な「レール取付可タイプ」のブラインを選ぶことで、付属のブラケットを使ってカーテンレールにブラインドを設置可能です。
注意点:「レール取付可タイプ」のブラインドは種類が限られており、軽量アルミブラインドが主な対象となります。重量の重いブラインドは取り付けできないケースが多いので、カーテンレール取付可能な商品からお選びください。
◆おすすめのカーテンレール取付可ブラインド
賃貸向けコードレスブラインド <ホワイティア オフホワイト>

視界もインテリアもすっきりまとまるコードレス仕様。直感的にサッと動かせる操作性もうれしいブラインドです。
軽いPET素材のスラット(羽根)を採用しており、カーテンレールへの取り付けにも対応。
さらに、取り付け動画で手順を確認できるので、DIY初心者でも安心して設置できます。
これからブラインドとレースカーテンを設置したい場合

ブラインドもカーテンレールも設置していない場合は、下記の手順に従って設置を進めていきましょう。
- ① ブラインドを窓側に付けるか、内側に付けるかを決める。
- ② ブラインド位置とカーテンレール位置の間に十分な距離(目安:5〜10cm)を確保する。⇒この間隔があると、ブラインドとレースカーテンが干渉せず、スムーズに操作できます。
- ③ カーテンレールを取り付け、レースカーテンを掛ける。
- ④付属のブラケットを使い、設定した位置にブラインドを天井付けすれば完成。
取り付けに不安がある場合は、専門業者に相談するか、当店のオンライン相談サービスをご利用ください。お部屋の状況に合わせて、最適な取り付け方法をご案内します。
ブラインドとレースカーテンの併用 まとめ

この記事では、ブラインドとレースカーテンを併用するメリット・デメリット・実際の使用感・取り付けの注意点について解説しました。
ブラインドとレースカーテンを上手に組み合わせれば、機能性とデザイン性をどちらも楽しめます。興味を持たれた方は、当店の豊富なラインナップもぜひチェックしてみてください。


取り付けの際は、窓枠の厚み・幅・ブラインドのタイプに合わせて、適切な取り付け方法やパーツを選びましょう。
一般的には、ブラインドを窓枠の内側(お部屋側)に取り付ける方法が推奨されていますが、製品ごとの注意事項を確認したうえで設置すると安心です。
また、ブラインドだけでなくロールスクリーンと併用する方法もあります。
詳しくは、こちらの記事で紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談いただけます↓

・窓装飾プランナー
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