カーテンのいらない窓・ガラスをインテリアコーディネーターが解説!

2025/6/17 2025/6/17

高窓

「家中のすべての窓にカーテンをつける」

それはひと昔前の常識かもしれません。最近では、設計段階からカーテンをつけないことを前提とした窓が増えており、暮らし方にも自由な選択肢が生まれています。

光を取り込む窓、景色を楽しむ窓、風を通す窓。それぞれの窓が持つ役割に合わせて、カーテンを「つける」「つけない」を選ぶ時代になりました。

だからこそ、「カーテンをつけるべき窓」には、とびきりのお気に入りの一枚を。

今回は、カーテンの”引き算”と”足し算”で暮らしを豊かにする新しい窓まわりの考え方を、インテリアコーディネーターがご紹介します。取捨選択を意識したカーテン選びで、暮らしの中にメリハリと心地よさが生まれるはずです。

カーテンはいらない?実際のご相談例

「玄関の縦長の窓、外構で目隠しされているけど夜はカーテンが無いとどうかな…」
「階段の途中の小さな窓、カーテンをつけないと殺風景にならない?」
「洗面所の高窓、外から見えないけど西日がきつくて…カーテンが必要?」

インテリアコーディネーターの私は、実際にこんな風にお客様からご相談いただいた経験があります。

実は、悩む窓には必ず理由があるんです。なんとなくカーテンをつけなければいけないと思い込んで、必要のない窓に何をつけようかと悩んでいませんか。

そんなとき「つけた方が快適になる窓」と「つけなくても快適な窓」を整理することで、納得のいく選択をできるよう私たちはサポートしています。必要な窓には必要なだけ。その見極めが理想の暮らしの第一歩です。

カーテンのいらない窓とは

最近では以下のようなカーテンレス」でも快適に過ごせる窓が増えています。

1.高窓(ハイサイドライト)
天井付近に設けられ、外からの視線が届きにくく、自然光だけを取り入れられる設計の窓。

 

2.FIX窓(はめ殺し窓)
開閉せず、彩光のみを目的とした、すっきりとしたデザインが特徴の窓。

 

3.すりガラス・型板ガラス
外からの視線を遮りながら、やわらかな光を取り込める、プライバシーに配慮された窓。

窓ガラスフィルム
窓フィルム 視線も日差しも反射する <省エネミラー窓フィルム>

 

4.外構で目隠しされている窓
坪庭や塀、植栽などによって、外からの視線をコントロールした設計の窓。

こうした窓には「つけない」という選択も◎光や風をダイレクトに感じられ、また掃除がラクになり、空間がスッキリ見えるメリットもあります。

カーテンをつける窓にはとびきりの”好き”を

ピンクのカーテン
遮像レースカーテン 大人の毎日をときめかせるメタリックな質感が魅力のジャガードボイルレース <レゼルヴァ>

ここまで「不要」とされる窓について説明してきましたが、では反対に「つける」窓にはどんなカーテンを選ぶと良いのでしょうか。

ここで私から提案したいのが、

「すべての窓にコストをかけるより、本当にこだわりたい窓にしっかりと予算をかけて、心がときめく一枚を選びませんか?」

ということです。遮光・断熱・調光など機能面にも注目しながら、ライフスタイルに寄り添うスタイルを選ぶことが大切になります。

特に以下のような窓は、カーテンによって空間の印象が大きく左右するため、こだわりたいポイントです。次にインテリアコーディネーターの筆者がおすすめする、こだわりを形にする方法を紹介します!

1.リビングの大開口には「主役級のカーテン」を

ラグジュアリーカーテン
ラグジュアリー 防炎カーテン 舞い落ちるリーフが優雅で美しい <ペイザージュ>

上質なドレープ、美しく整ったヒダ、そして表情豊かな柄レース。1日に何度も目にする窓だからこそ、心がときめく、とっておきの一枚を選びましょう。

大切なプライベート空間を飾る、美しいテキスタイルを集結しました。上質なものに囲まれた、高級感あふれるインテリア。うっとりするような、ラグジュアリーな窓辺を叶えて。

2.モダンなくつろぎのリビングはバーチカルブラインドで

バーチカルブラインド
【ニチベイ バーチカルブラインド】 センターレース ワンランク上のモダン空間に誘う、遮光バーチカルブラインド <アルペジオ リュード遮光>

落ち着きのあるマットな質感、絶妙なカラーリングで、大人のくつろぎ空間を叶えるバーチカルブラインド。一度見たら頭から離れない、人を惹きつける魅力のある空間に。

バーチカルブラインド(縦型ブラインド)は、リビングをスタイリッシュに演出するだけでなく、機能性にも優れたアイテムです。縦のラインが空間をすっきりと見せ、モダンで洗練された印象を与えるため、シンプルで上質なくつろぎ空間を作りに最適です。

3.寝室には「自分だけのリラックス空間」を演出するカーテンを

1級遮光カーテン
神秘的なテクスチャーの1級遮光機能付きジャガードカーテン <ピエトラ>

遮光・防音といった機能性に加え、リネンやベルベットの上質な素材で、ワンランク上の特別な空間を演出してみませんか。

寝室が極上のホテルライクになるカーテンの選び方を販売店のプロが徹底解説!

4.子供部屋には「成長に寄り添うカーテン」を

イエローレースセット
レースカーテンセット ため息が出るほど可愛い!はっと心奪われるグラデーションカーテン <アポロセット>

ブルー、ピンク、イエロー
お子様が大好きなカラーを大胆に取り入れて、空間にワクワクをプラス。ポップでカラフルなデザインは、毎日の暮らしの中で、お子様の想像力を豊かに育んでくれるはずです。

理想のカーテンを選ぶポイント

花火柄カーテン
1級遮光カーテン お家に “わくわく”をくれる、アフリカンプリント <花火>

家中すべての窓にそこそこのものを…より、”こだわりたい窓”にだけしっかり予算を使うという選択は、とても合理的で満足度も高くなります。

お気に入りのカーテンを選ぶときは、デザインや価格だけでなく、以下のような細かいポイントにも目を向けてみてください。

✔ 見出し
  • 1.実際の色味・素材感はサンプルで確認
    写真や画面だけではわからない質感や色のニュアンスを、手に取って確かめましょう。
  • 2.ヒダや加工オプションで高級感を演出
    同じ生地でも、「1.5倍ヒダ」「2倍ヒダ」「フラット」など、ヒダのボリュームや加工によって印象がグッと変わります。
  • 3.家具や床とのトータルコーディネート
    空間全体のバランスを意識すると、カーテンがより自然に、引き立つ存在になります。

 

カーテンのヒダで「1.5倍」「2倍」とは。失敗しない選び方をカーテン専門店が解説!

まとめ

”つけない窓”があるからこそ”つける窓”にはこだわりたい。

窓一つ一つの役割を見極めて、ぜひ自分だけのお気に入りのカーテンで暮らしに彩と心地よさをプラスしてみてくださいね。

この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談いただけます↓

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