「家中のすべての窓にカーテンをつける」
それはひと昔前の常識かもしれません。最近では、設計段階からカーテンをつけないことを前提とした窓が増えており、暮らし方にも自由な選択肢が生まれています。
光を取り込む窓、景色を楽しむ窓、風を通す窓。それぞれの窓が持つ役割に合わせて、カーテンを「つける」「つけない」を選ぶ時代になりました。
だからこそ、「カーテンをつけるべき窓」には、とびきりのお気に入りの一枚を。
今回は、カーテンの”引き算”と”足し算”で暮らしを豊かにする新しい窓まわりの考え方を、インテリアコーディネーターがご紹介します。取捨選択を意識したカーテン選びで、暮らしの中にメリハリと心地よさが生まれるはずです。
目次
カーテンはいらない?実際のご相談例
「玄関の縦長の窓、外構で目隠しされているけど夜はカーテンが無いとどうかな…」
「階段の途中の小さな窓、カーテンをつけないと殺風景にならない?」
「洗面所の高窓、外から見えないけど西日がきつくて…カーテンが必要?」
インテリアコーディネーターの私は、実際にこんな風にお客様からご相談いただいた経験があります。
実は、悩む窓には必ず理由があるんです。なんとなくカーテンをつけなければいけないと思い込んで、必要のない窓に何をつけようかと悩んでいませんか。
そんなとき「つけた方が快適になる窓」と「つけなくても快適な窓」を整理することで、納得のいく選択をできるよう私たちはサポートしています。必要な窓には必要なだけ。その見極めが理想の暮らしの第一歩です。
カーテンのいらない窓とは
最近では以下のような「カーテンレス」でも快適に過ごせる窓が増えています。
1.高窓(ハイサイドライト)
天井付近に設けられ、外からの視線が届きにくく、自然光だけを取り入れられる設計の窓。
2.FIX窓(はめ殺し窓)
開閉せず、彩光のみを目的とした、すっきりとしたデザインが特徴の窓。
3.すりガラス・型板ガラス
外からの視線を遮りながら、やわらかな光を取り込める、プライバシーに配慮された窓。

4.外構で目隠しされている窓
坪庭や塀、植栽などによって、外からの視線をコントロールした設計の窓。
こうした窓には「つけない」という選択も◎光や風をダイレクトに感じられ、また掃除がラクになり、空間がスッキリ見えるメリットもあります。
カーテンをつける窓にはとびきりの”好き”を

ここまで「不要」とされる窓について説明してきましたが、では反対に「つける」窓にはどんなカーテンを選ぶと良いのでしょうか。
ここで私から提案したいのが、
「すべての窓にコストをかけるより、本当にこだわりたい窓にしっかりと予算をかけて、心がときめく一枚を選びませんか?」
ということです。遮光・断熱・調光など機能面にも注目しながら、ライフスタイルに寄り添うスタイルを選ぶことが大切になります。
特に以下のような窓は、カーテンによって空間の印象が大きく左右するため、こだわりたいポイントです。次にインテリアコーディネーターの筆者がおすすめする、こだわりを形にする方法を紹介します!
1.リビングの大開口には「主役級のカーテン」を

上質なドレープ、美しく整ったヒダ、そして表情豊かな柄レース。1日に何度も目にする窓だからこそ、心がときめく、とっておきの一枚を選びましょう。
2.モダンなくつろぎのリビングはバーチカルブラインドで

落ち着きのあるマットな質感、絶妙なカラーリングで、大人のくつろぎ空間を叶えるバーチカルブラインド。一度見たら頭から離れない、人を惹きつける魅力のある空間に。
バーチカルブラインド(縦型ブラインド)は、リビングをスタイリッシュに演出するだけでなく、機能性にも優れたアイテムです。縦のラインが空間をすっきりと見せ、モダンで洗練された印象を与えるため、シンプルで上質なくつろぎ空間を作りに最適です。
3.寝室には「自分だけのリラックス空間」を演出するカーテンを

遮光・防音といった機能性に加え、リネンやベルベットの上質な素材で、ワンランク上の特別な空間を演出してみませんか。
4.子供部屋には「成長に寄り添うカーテン」を

ブルー、ピンク、イエロー
お子様が大好きなカラーを大胆に取り入れて、空間にワクワクをプラス。ポップでカラフルなデザインは、毎日の暮らしの中で、お子様の想像力を豊かに育んでくれるはずです。
理想のカーテンを選ぶポイント

家中すべての窓にそこそこのものを…より、”こだわりたい窓”にだけしっかり予算を使うという選択は、とても合理的で満足度も高くなります。
お気に入りのカーテンを選ぶときは、デザインや価格だけでなく、以下のような細かいポイントにも目を向けてみてください。
- 1.実際の色味・素材感はサンプルで確認
写真や画面だけではわからない質感や色のニュアンスを、手に取って確かめましょう。 - 2.ヒダや加工オプションで高級感を演出
同じ生地でも、「1.5倍ヒダ」「2倍ヒダ」「フラット」など、ヒダのボリュームや加工によって印象がグッと変わります。 - 3.家具や床とのトータルコーディネート
空間全体のバランスを意識すると、カーテンがより自然に、引き立つ存在になります。
まとめ
”つけない窓”があるからこそ”つける窓”にはこだわりたい。
窓一つ一つの役割を見極めて、ぜひ自分だけのお気に入りのカーテンで暮らしに彩と心地よさをプラスしてみてくださいね。
この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談いただけます↓

・窓装飾プランナー
・インテリアコーディネーター
・リビングスタイリスト
・ライフスタイルプランナー
などの資格を持った経験豊富なプロが、商品の機能性から購入・採寸・取り付け、さらにはコーディネートなど何でも親切にお答えいたします! ぜひお気軽にご相談ください。


1cm刻みのカーテン通販専門店パーフェクトスペースカーテン館
最短・翌日出荷、全国への出張採寸サービス、土日祝日も営業しているお客様相談窓口、カーテンの無料サンプル請求、各種メーカー商品の取り扱いなどお客様に満足していただけるサービスを提供し続ける日本最大級のオーダーカーテン通販専門店です。5000種類以上のデザインから選べるオーダーカーテンでお客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。
最短・翌日出荷、全国出張採寸、土日祝も営業しているご相談窓口など、お客様に満足していただけるサービスを提供し続けるオーダーカーテン通販専門店です。お客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。