引っ越しは、新しい生活のスタートを切る大切なイベント。その一方で、荷造りや不要品の処分、新居でのインテリア選びなど、やることが盛りだくさんで頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
なかでも「ラグ」は意外と扱いが難しいアイテム。大きくてかさばるうえ、古いものは捨てるべきか悩み、新居にはどんなラグを敷けばよいのか迷いがちです。
そこで今回は、引っ越し時のラグの処分方法や梱包の仕方、新居用のラグを選ぶ際のポイント、さらにおすすめのおしゃれなラグまで、引っ越しとラグにまつわる情報をラグマット専門店スタッフがまるごと解説します。
スムーズな引っ越しと理想のお部屋づくりのために、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
そもそも捨てるか持っていくか迷っている場合
今使用しているラグ、まだ使えそうだし持っていく?それとも引っ越しを機に買い替える?迷っている方は、どちらにするべきかを決めましょう。
今使用しているラグはそもそもまだ使えるのか?それによって持っていくのか買い替えるために処分するのかが決まりますよね。
ラグも寿命がくると毛がへたってきて、機能が損なわれてしまいます。では、今使っているラグが寿命なのかどうか、その見極めはどうしたらよいのか。ラグの寿命について詳しく解説したこちらの記事を是非チェックしてみてください!
引っ越しを機会に買い替えよう!と考えた方、新しい引っ越し先でのラグはどんなものにしようか?どんなものを選んだらよいか?などのインテリアやラグについて色々聞きたいという方は是非お問合せください。
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新居でもラグを使いたい場合の準備と梱包方法
引っ越し先でもラグを使う予定がある場合、できるだけキレイな状態で持ち込みたいですよね。ここでは、ラグを運ぶ際の事前準備と具体的な梱包方法を紹介します。
1. ラグは掃除してから梱包する
ラグをそのまま巻いてしまうと、ホコリや髪の毛、ゴミなども一緒に持ち込んでしまうことに。
掃除機で両面のゴミをしっかり吸い取り、可能であれば天日干しして湿気を飛ばしておきましょう。
湿ったまま梱包するとカビやニオイの原因になるので、陰干しして風を通し、しっかり乾かすのがポイントです。
2. 業者には事前に「ラグがある」と伝えておく
引っ越し業者によっては、ラグの梱包を含むサービスもありますが、基本プランでは対象外となっていることがほとんどです。特に汚れや湿気があるラグは断られるケースもあり、梱包も簡易的なことが多いため、自分で丁寧に梱包しておくのがおすすめです。
ただし、「おまかせプラン」などの上位サービスであれば、ラグの梱包も対応してくれる場合があります。どうしても自分でできない場合は、見積もり時に「ラグの梱包もお願いしたい」と伝えておくと安心です。
無理なくスムーズな引っ越しにするためにも、あらかじめ準備を進めておきましょう。
3. ラグ別・おすすめ梱包方法
【 厚手・クッション性のあるラグ(低反発・シャギー・ウレタン入りなど)】
・畳むと折りジワや毛並みの乱れができやすいので「毛並みに沿ってゆるく巻く」のがベスト
・無理に小さく巻くと変形や破損の原因になるため、緩やかに巻いて幅広の布バンドなどで2~3か所を固定
・防水性のあるカバーやビニールで包んでおくと、汚れ防止にもなって◎
・ウレタンなど厚みがあって巻きにくいラグは、無理に丸めず軽く畳んだり、柔らかい布で保護したりしてダンボールにゆったり収納するのもOK
【 薄手のラグ】
・くるくると巻いて紐で何カ所か結んでおく
・運搬中に汚れたり傷つくのを防ぐためビニールや紙で包んでおきましょう
【 クッションフロアやジョイントマット】
・一枚一枚分解して段ボールで梱包
・裏にゴムが使用しているような丈夫なタイプは重さがあるので、段ボールにみっちりと入れてしまうと底が抜けてしまう可能性も。ある程度分割して段ボールに入れると安全です。さらに新聞紙などの緩衝材を一緒に入れると、箱の中で暴れることを防ぎます。
【 柔らかすぎて形が崩れやすいラグ(滑り止めの無い平織りラグなど)】

・巻いてもすぐにへにゃっとなるタイプは、100均などの「巻き段ボール」やプチプチを芯にして巻くと形をキープしやすくなります
・どうしても巻くのが難しい場合は、タオルなどの柔らかい布を挟みつつ、軽く畳んで段ボールへ。折りジワを避ける工夫がポイント!
引っ越し時のラグ処分方法は?
引っ越しのタイミングは、今まで使っていたラグを見直す良い機会です。長く使って汚れや傷みが目立ってきたラグは、これを機に手放すことも選択肢のひとつ。無理に新居へ持って行かず、状態に応じて買い替えを検討するのもおすすめです。
新生活を気持ちよくスタートするためにも、まずは手元のラグをチェックしてみましょう。ここでは、代表的なラグの処分方法をご紹介します。
粗大ごみとして処分する場合
ラグやカーペットは、そのサイズによって「粗大ごみ」として扱われることが一般的です。
サイズは地域によって一辺が30cm以上や50cm以上、90cm以上などと、粗大ごみとして扱われる基準に大きくばらつきがあるので注意が必要です。必ずお住まいの自治体のHPなどをご確認ください。
もしもサイズが粗大ごみになってしまう場合の処分手順をみていきましょう。処分する際の一般的な手順は以下の通りです。
❷処理券の購入:指定された金額の粗大ごみ処理券を、コンビニエンスストアや郵便局などで購入します。
❸処理券の貼付:処理券をラグに貼り付けます。
❹指定場所への排出:収集日の朝までに、指定された場所にラグを出します。
処理手数料はサイズや自治体によって異なりますが、一般的には400円から1,500円程度です。また、収集日は自治体のスケジュールに基づいて決定されるため、余裕を持って申し込みを行うことが重要です。
なお、ラグを小さく切断して指定のサイズ未満にすることで、通常の可燃ごみや不燃ごみとして処分できる場合もありますが、これも自治体の規定によります。
可燃ごみとして出す場合
ラグのサイズが粗大ごみの規定細部未満のサイズや、素材的にハサミなどでカットできるものであれば、家庭ごみ(可燃ごみ)として処分できる自治体もあります。この場合、ラグを細かくカットして、指定の可燃ごみ袋に入れて出すのが基本的なルールです。
ただし、自治体によってはカットせずとも、一定サイズ未満であれば折りたたんで紐で縛るだけでOKとしているところもあります。
例えば、さいたま市では最大の辺が90cm未満のラグであれば、可燃ごみとして紐でしっかり結んで出すことが可能です。袋に入りきらない場合でも、このサイズ基準を満たしていれば粗大ごみ扱いにはなりません。
ラグの厚みや重さによっては回収作業の負担になることもあるため、できるだけ小さくまとめて出すことが望ましいです。心配な場合は、お住まいの地域のごみ出しルールを事前に確認しておきましょう。
まとめると…
・ラグのサイズが粗大ごみの規定サイズ未満であれば可燃ごみでOK!
・基本はコンパクトに折り畳んでゴミ袋に入れて捨てる
・ただしゴミ袋に入らない、口が閉じない、重くてやぶれてしまう、といった場合は折り畳んでひもで縛っておくだけでもOkな自治体もある
・自治体によっては必ずゴミ袋に入れることが必要であれば、切り刻んでゴミ袋に入れて捨てることも可能としている。
・裏にゴム素材を使用している
・サイズは規定以内でも、指定ゴミ袋に入らない場合は粗大ごみと判断する自治体もある。
・カットして袋につめても、処理場の関係やトラブル防止のためダメとしている自治体もあります。
・自治体によってはサイズが関係なしに「ラグ・カーペットは粗大ごみ」としているところもあるのでその場合は粗大ごみとして出す
まずは、お住まいの自治体ルールを確認することが大前提です。
リユース・寄付に出す場合
まだまだ使えるけれど、新居ではサイズが合わない、間取りの都合で敷けなくなったという場合は、処分するのがもったいなく感じることもありますよね。そんなときは、リユースや寄付という方法も検討してみましょう。
たとえば、リサイクルショップでは、状態が良ければ引き取ってもらえる場合があります。セカンドストリートやハードオフなど、店舗によっては事前に査定も可能なので、まずは問い合わせてみるのがおすすめです。
また、メルカリやラクマなどのフリマアプリを利用すれば、自宅から気軽に出品でき、必要としている人に直接届けることもできます。おしゃれなデザインや目立った傷みがないものは、比較的スムーズに売れる傾向にあります。
さらに、寄付という形で社会貢献につなげることも可能です。受け入れ先としては、
・障がい者支援施設
・高齢者施設
・NPO法人
・ボランティア団体(被災地支援や生活困窮者支援など)
などがあります。
寄付の際は、まず団体に連絡を取り、ラグの受け入れ可否やサイズ・衛生面の条件などを確認しましょう。OKであれば、掃除をして清潔な状態に整え、丁寧に折りたたんで梱包するのが基本です。
ただし、使用感が強いものや汚れが落ちないものは、衛生上の理由から受け入れを断られることもあるため、状態のチェックも大切です。
「もう使わないけれど、まだ使える」ラグは、誰かにとっての“ちょうどいい一枚”になるかもしれません。必要としている人や場所があるなら、ぜひ活用してもらえる方法を探してみましょう。
捨てたら…次の新居でもラグは必要?

捨てた後はラグを買い替える?そもそも必要なのか?迷いますよね。そんな時に読んでいただきたいおすすめ記事がこちら。今一度改めて、ラグの必要性を考えてみましょう。
さらにどんなラグにしようかな?次の新居ではどんな大きさのラグを選んだらいいかな?と迷っている方へお役立ちコンテンツがこちら。
最後に
今回は引っ越し前後のラグの処分や梱包、新居用のラグ選びについてお話ししてきました。
ラグは捨てるにも運ぶにも手間がかかるもの。でも、あらかじめ準備しておけば、バタバタせずに済みます。もし新しくラグを探すなら、新居の間取りやインテリアに合うかどうかだけでなく、使い勝手のよさもチェックポイントです。
今回の内容が、少しでも引っ越し準備の参考になればうれしいです。
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