部屋の換気は花粉症対策の一部!花粉シーズンの換気術を伝授

2025/6/10 2025/6/10

花粉症の方にとって、外からの花粉の侵入はできるだけ避けたいもの。特に花粉が多く舞うこの季節は、窓を開けての換気にためらいを感じますよね。

ですが、花粉を避けようと換気を控えると、今度は室内の空気がこもり、ハウスダストやカビの発生といった別のリスクも…。さらに、服や髪に付着した花粉が室内にとどまり、アレルギー症状を悪化させてしまうこともあるのです。

そこで環境省の『花粉症環境保健マニュアル』でも推奨されているのが、レースカーテンの活用です。また、窓の開け方などでも対策していただけます!

この記事では、「換気しない」ではなく「花粉を減らしながら換気する」ための具体的な方法を、カーテン専門店のスタッフがわかりやすく解説しています。

花粉の季節も、正しい知識と少しの工夫で、もっと快適に。この記事を読み終えたころには、換気への不安がやわらぎ、空気も気持ちもふわっと軽くなっているはずです!

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換気はしても大丈夫!ただし対策は必要

前述した通り花粉の季節でも換気は必要!でも、ただ換気をしてしまうと花粉が大量に侵入してきてしまいます。

✔ 花粉の主な侵入経路
  • ・窓やドア(約60%)
  • ・衣類・髪の毛(約20%)
  • ・換気口・エアコン(約5%)
  • ・布団・洗濯物(約15%)

特に花粉が侵入しやすい窓は、10分開けるだけで約1,000個以上の花粉が侵入することも…場合によっては、野外と同じくらいの花粉が室内に入ってしまうこともあります。だからこそ室内で快適に過ごすためには、花粉の侵入を防ぐ対策をとりつつ換気することが大切なのです。

花粉を防いで換気をするコツ5選!

換気の方法を少し工夫することで、花粉の侵入を抑えながら快適な室内環境を作れます!今回は5つのコツについて説明します

今日からできることもあるのでぜひ、実践してみてください!

✔ 5つのコツ
  • 換気する時間帯を選ぶ
  • ・窓の開け方を工夫する
  • ・空気清浄機を活用する
  • ・サーキュレーターを活用する
  • ・花粉対策用のレースカーテンを購入する

1.換気する時間帯を選ぶ

花粉の飛散量は時間帯によって変化します。

定期的に換気をすることが望ましいですが、花粉症で窓を開けたくないという場合は、花粉の飛散量が少ない時間帯に換気をするのも1つの方法です!

花粉が多く飛ぶ時間帯はお昼11時~14時と、夕方17時~19時です。

したがって20時~翌10時までが花粉が少ない時間帯となります。夜の換気は防犯的にもむずかしい方は、まずは「朝起きたら換気をする」を心掛けてみましょう!

補足として、風の強い時は窓を開けての換気は控えたほうがいいでしょう。

2.窓の開け方を工夫する

環境省の『花粉症環境保健マニュアル』によると、花粉の最盛期に3LDKのマンションで1時間換気を行ったところ、約1000万個の花粉が流入したという実験結果が報告されています。

新鮮な空気を取り込むため、窓を全開にしたいところですが、やはりかなりの花粉が室内に入ります。実は部屋の換気をする際は、窓を全開にする必要はありません!

具体的には、換気の際は対角線上の窓どうしを10㎝程度開けるだけにしましょう!それだけでもきちんと換気ができます。

3.空気清浄機を活用する

窓を開けて換気をする場合は空気清浄機を活用し、室内の花粉を取り除きましょう。

窓から入ってきた花粉は、気流に乗ってまず正面の壁にぶつかり、壁に沿って左右に広がっていきます。対角線上にある窓側に広がった花粉は、そのまま排出されますが、窓の逆側に広がった花粉は部屋の隅に滞留してしまうのです。

部屋に入ってしまった花粉を滞留させないために、空気清浄は空気が入ってくる窓の正面の隅に置きましょう!

4.サーキュレーターを活用する

部屋によって窓の数や位置は様々ですよね?より効率よくしっかりと換気をするためには、サーキュレーターを使って空気の流れを作るのがおすすめです!室内の空気を外に追い出し、快適な空間を作ることができます。

✔【窓の数別】サーキュレータを使用した換気方法
  • ・窓が2つ以上あるが対角線上に窓がない場合
  • ・窓が1つしかない部屋の場合
  • ・窓がない部屋の場合

窓が2つ以上あっても、2つの窓が近い位置にある場合などは、窓を開けただけでは効率よく換気ができているとは限りません。このような部屋の場合は、次の窓が1つしかない部屋の換気方法を参考に、サーキュレータを活用した換気方法がおすすめです!

❶窓が1つしかない部屋の場合

まずは部屋の窓を開け、窓の外に向かってサーキュレーターを運転させます。このときサーキュレーターを部屋の内側に向けるはNG。部屋の汚れた空気を追い出すことができないので注意しましょう。

また、サーキュレーターの首振り機能は使用しないのもポイント!窓に風が届くくらいの距離からまっすぐな風を送ることで、部屋の中の空気を一気に外に出すことができます。

❷窓がない部屋の場合

窓がない部屋の場合、まずはドアを全開にしましょう。そしてドアに向かってサーキュレーターを運転させます。

この時も首振り機能は使用せずに直線的な風をドアの外に送ります。そうすることで、どんよりたまった空気を外に送り出すことができ、ドアの外の空気も取り込むことができます。

また、ある程度サーキュレーターで部屋の空気を外に送りだしたら、部屋の対角線上にサーキュレーターを置きましょう。このときは首振り機能を活用するのがポイント。きれいになった部屋の空気をあらゆる方向に行き渡らせることができます。

❸換気設備も活用
またキッチンや浴室、トイレなどに換気設備がある場合は、それらを起動することで空間全体の汚れた空気を外に追い出すことができるのでおすすめです。

❹扇風機でも代用できる?
扇風機でサーキュレータの代わりが可能か?とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。扇風機はサーキュレータと比較すると風力がないため空気を循環・撹拌させる効果は低いです。

サーキュレータの機能で送風切り替えや風量を調節できる物であれば、扇風機の代わりにはなりますが、扇風機をサーキュレータの代わりに使用するのは厳しいです。

5.花粉対策用のレースカーテンを購入する

これまでは簡単にできる方法をおすすめしてきましたが、より効果を高めたい方はレースカーテンを使うのもおすすめです。

通常のレースカーテンでも一定の効果はありますが、ここ数年話題の『花粉キャッチ』機能をもったレースカーテンならより高い効果が見込めます。

『花粉キャッチ』機能を備えたカーテンは、 特殊な素材の生地が窓辺で花粉やアレルゲンをキャッチし、室内に入ることを防ぎます。

《 アレルゲン対策ができるレースカーテン 》
このレースカーテンには、ホコリなどにふくまれるアレルゲンを減らす「アレルバスター」などの加工がされています。アレルゲンとは、くしゃみやかゆみの原因になる物質のこと。花粉だけでなく、ダニやカビ、ペットの毛など、身の回りにたくさんあります。アレルゲンをおさえることで、アレルギーの不安を少なくし、毎日をすこしラクにしてくれます。

《 ウォッシャブルのレースカーテンを選ぶ 》
花粉がカーテンについたままだと、室内に入りやすくなってしまいます。そのため、カーテンはこまめに洗うことが大切です。自宅で簡単に洗える「ウォッシャブル」タイプなら、お手入れもラクで清潔に保てます。さらに、菌がふえるのをおさえる「抗菌」機能がついたカーテンを選べば、もっと気持ちのいいお部屋になります。

花粉対策用レースカーテンのおすすめ

ここからは、花粉対策用レースカーテンの中から、カーテン専門店が特におすすめの商品を厳選して3商品だけピックアップします!

遮像レースカーテン|テッド アイボリー

テッド遮像レースカーテン|テッド アイボリー

定番機能に加え花粉90%、ダニ99%抑制も!文句なしのアレルギー対策最優秀遮像レースカーテン!!

花粉対策の種類 花粉対策・アレルバスター
機能

遮像レースカーテン・遮熱27%・保温20.9%・UVカット率90.1%・洗濯可

透け感 透け感レベル4 (外の景色がやや見えづらいレース)
配送日数 平日10時までのご注文で、5営業日出荷

ミラーレースカーテン |エルザ ホワイト

ミラーレースカーテン | エルザ ホワイトミラーレースカーテン|エルザホワイト

花粉等のアレルゲンを吸着してくれる「花粉キャッチ」機能とキャッチした花粉・アレル物質を抑制してくれる「アレルGプラス」機能付きレースカーテン!

花粉対策の種類 花粉キャッチ・アレルGプラス
機能 ミラーレース・遮熱38.3%・保温23.7%・UVカット84%・洗濯可
透け感 透け感レベル5 (外の景色が見えづらいレース)
配送日数 5営業日で出荷

遮像レースカーテン|ヘルン

ヘルン遮像レースカーテン |ヘルン

花粉キャッチ機能がついた、大人可愛いニュアンスカラーのレースカーテン!機能性と可愛さを兼ねそなえた、女性の「欲しい」がぎゅっと詰まったレースカーテンです。

花粉対策の種類 花粉キャッチ
機能 遮像レースカーテン・遮熱25.9%・UVカット率79.3%・洗濯可
透け感 透け感レベル4 (外の景色がやや見えづらいレース)
配送日数 平日10時までのご注文で、6営業日出荷

まとめ

この記事では「部屋の換気」に焦点を当て、対策方法を詳しく解説してきました。

部屋の換気は花粉症対策の一部として考え、対策をすればより快適で心地よい空間を作れます!窓を開けて春の爽やかな空気を感じてみてください。

 

この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらからインテリアのプロにご相談いただけます↓

・窓装飾プランナー
・インテリアコーディネーター
・リビングスタイリスト
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などの資格を持った経験豊富なプロが、商品の機能性から購入・採寸・取り付け、さらにはコーディネートなど何でも親切にお答えいたします! ぜひお気軽にご相談ください。

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