トップフリルって何?ポール通しカーテンのトップフリルを解説!

2021/11/8 2021/11/15

皆さんは普段、どのようなカーテンをお使いでしょうか?
大きな窓には両開きのカーテン、豪華な雰囲気を作りたいときには2倍ヒダのカーテン、
すっきりした印象に見せたいときにはフラットカーテンなど、様々なこだわりを持って
カーテンを選んでいると思います。

その中でも今回は、小窓に使用されることの多い「ポール通しカーテン」に注目していきたいと思います。

ポール通しカーテンとは?

~プランタン~

ポール通しカーテンとはどのようなものでしょうか?
実際の写真を見ながら、ポール通しカーテンについての理解を深めましょう!

ポール通しカーテンとは何か?

ポール通しカーテンとは、上備が筒状に塗ってあり、
突っ張りポールを通すことで窓に設置できるカーテンのことです。
(当店ではポールは別売りとなっております)

通常のカーテンは上部にフックがついており
カーテンレールに設置することでカーテンとして使用することができます。
その場合、カーテンレールの設置が必ず必要となります。

しかし、あまりにも小さい窓にカーテンレールを設置するのは
作業的にも、費用的にも大変ですよね。

そこで使用するのが、ポール通しカーテンです。
ポール通しカーテンはカーテンレールを使う必要がありません。

ポール通しは窓以外でも使える!

先述したように、ポール通しカーテンにはカーテンレールが必要ありません。
なので、棚や押し入れの目隠しなど、様々な場面でお使いいただけます。

また、最近の戸建て住宅に多い、お部屋から直接階段がつながっている場合など
冷暖房の効きを高めるために仕切りを付けることも重要です。
そんな場面でも、ポール通しカーテンを使用することができます。
その際は、ポールの耐荷重をしっかり確認して、カーテンの重さに耐えられるよう気を付けてください。

ポール通しカーテンにおすすめの生地は?

ポール通しカーテンは、当店のほとんどのカーテンでお作りいただけます。
(一部のライセンス商品は不可となります。)

ですが、あまりに手触りが硬い生地や厚手の生地の場合は
まとまりにくくなる可能性が高いため、薄手のカーテンがおすすめです。
厚地の生地をご希望の場合は、ゆとりを少なめにしてお仕立てすると
ヒダがごわつかず、美しく仕上がります。

逆に薄手の柔らかい生地やレース生地の場合は
フリルたっぷりのお仕上がりもおすすめです。
その場合は、ポールの2倍の横幅でご注文ください。

当店のポール通しカーテンの詳細をご紹介

ポール通しカーテンをどのように使用するかは
だいたいわかったかと思います。
では、ポール通しカーテンとしてカーテンを注文した場合
どのような状態で届くのでしょうか?
ポール通しカーテンの細かい部分を見ていきましょう!

ポールを通す穴は、一般的な直径5cm

通常のカーテンではフックが付いている、カーテン上部の部分。
ここが筒状となっています。
穴の大きさは約5cmが標準となっています。

しかし、当店はオーダーでご注文を承っておりますので
ご希望があれば穴の大きさを変更することも可能です。
その場合、1cm刻みでご指定が可能です。

おすすめは、使用する予定のポールの直径×2.5倍くらいの大きさですが、
直径2cm以上の太いポールを使用する場合には
ポールの直径×2倍くらいがおすすめです。

ご希望の穴の大きさがある場合には、ご注文時に
「通信欄」にご記入いただくか、
ご注文前に当店のアドバイザーまでご相談ください。

ウエイト無しで軽やかな仕上がりに

通常のカーテンは、裾の端にウエイトと呼ばれる重りを付けています。
カーテンの裾のラインを美しく見せるほか、カーテンが風であおられるのを防ぐ役割を担っています。

ですが、ポール通しカーテンの場合には
軽やかさを演出するためにウエイトは無い状態で仕上げています。

これにより、可愛らしく軽やかな小窓カーテンが仕上がります。

タッセルは付かないので、お好みの止め方で楽しめる!

通常のドレープカーテンを注文した場合、同じ布を使用して作成した
「タッセル」と呼ばれるカーテンを留めるための部品が付いてきます。

しかし、ポール通しカーテンはタッセルが付きません。
タッセルを使用する場合、通常では「房掛け」と呼ばれる
フックのようなものが必要となります。

房掛けは、カーテンレールとセットで設置されることが多く、
カーテンレールの無い窓に房掛けだけ設置されている場面は少ないです。
なので、小窓のようなカーテンレールを設置しない場所で使用するカーテンには
タッセルが届いても使用方法に困ることも…
そのような理由で、ポール通しカーテンにはタッセルが付属しておりません。

なので、カーテンをまとめたい場合には
お好きなリボンを使って結んでみたり、
房掛けのいらないタッセルを使用してみたり
お好みのまとめ方を試していただけます。

上部はトップフリルなしのすっきり仕様

ここで出てきました「トップフリル」というワード!
カーテンを選んでいても、聞きなれないワードですよね。
ここからは「トップフリル」に注目して解説していきたいと思います。

ポール通しカーテンの「トップフリル」って何?

ポール通しカーテンのトップフリルとは、
ポールよりも上部に約2cmの生地を付け、ボリュームを出す縫製方法です。

トップフリルがあることで、より豪華で可愛らしい印象になります。
トップフリルこそ、薄手の生地やレース生地での
ポール通しカーテンにおすすめのスタイルです。

それでは、トップフリル無しのポール通しカーテンと
トップフリルありのポール通しカーテンを見比べてみましょう。

トップフリル無し(標準)のポール通しカーテン

トップフリル無しのカーテンはポール上部がすっきりとするため
ナチュラルテイストや、カジュアルテイストなお部屋に合わせやすいです。

また、厚手の生地のカーテンはトップフリルを付けると
ごわついた印象になってしまうため、あまりおすすめはできません。

窓まわりはすっきりさせたい、厚手の生地でポール通しカーテンをつくりたい
という方には、トップフリル無しのポール通しカーテンをおすすめします。
(当店ではトップフリル無しが標準縫製となります。)

トップフリルありのポール通しカーテン

トップフリルありのポール通しカーテンは
上部にボリュームが出ることで豪華な印象をつくることができます。
また、フリルたっぷりなカーテンになるので、
可愛らしいお部屋づくりをしたい方におすすめです。

ポール通しカーテンはポールと窓枠に隙間ができる場合が多いですが
トップフリルを付けることで窓枠との隙間が埋まり、光漏れも少なくなります。

ポール通しカーテンにしたいけど、小窓からの光漏れは避けたい…
という方には、トップフリル有りのポール通しカーテンをおすすめします。

トップフリルありのポール通しカーテン
使用例をご紹介!


左はトップフリルあり、右はトップフリルなし。

では、トップフリルありのポール通しカーテンを使用すると、どのような窓に仕上がるのでしょうか。
ここでは実際にお部屋で使用している例をいくつかご紹介したいと思います。

キッチンの小窓に

キッチンの小窓が付いているお家は多いですよね。
光を取り入れながらも、人目や強い日光は避けたいキッチンの小窓。

そんなキッチンには、防炎の生地を使用したポール通しカーテンがおすすめです。
防炎の生地なら、火を扱うキッチンに設置していても安心です。
当店では、防炎のレースカーテンも数多く取り扱っておりますので
光をやわらかく取り入れながらも目隠しをすることが可能です。

トイレの小窓に

プライバシーを大切にしたいトイレの小窓。
ここには、目隠し効果の高い生地をおすすめします。
トップフリルありのポール通しカーテンなら、窓枠ぴったりまで目隠しができるので最適です。

例の写真のポール通しカーテンは、のれん風になるよう、窓の横幅ぴったりで作成しました。
窓の横幅ぴったりにすることで、すっきりとしたポール通しカーテンを作成できます。
トップフリルがあっても、重たい印象にならないですよね。

こちらも同じくトイレの窓ですが、生地をたっぷり使ってみました。
当店の大人気ボイルレースカーテン「コモン ホワイト」を使用し、窓の横幅×3倍の生地を使用してポール通しカーテンを作成しました。
もちろん、トップフリルはありです。

先ほどの窓の横幅ぴったり(窓の横幅×1倍)のカーテンと比べて、かなりボリューム感が出ました。
ボイルレースカーテンを使用していることもあり、ゴージャスな可愛らしい印象となっています。
派手な装飾をしなくても、お手軽に「お姫様風」なカーテンが作れますね。

やはりポール通しカーテンは、このような軽くて薄い生地を使用すると、とても可愛らしく仕上がります。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

ポール通しカーテンのトップフリルのあり・無しでの雰囲気の違いが
少しでも伝わりましたら幸いです。

ぜひ、みなさんのカーテン選びのご参考になさってくださいね!

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