モロッコに恋した私のものづくり04.＜イドラ＞

こんにちは。モロッコ大好き！商品企画のいわもんです。

突然ですが、モロッコは“猫の楽園”ってご存じでしたか？

モロッコの旧市街を歩いていると、にゃーんと優雅に現れる猫さん。
堂々としていて、どこか気品があって、モロッコという国の“自由さ”も魅力の一つだなと感じます。

そんな、猫を愛するモロッコの都市カサブランカを旅していた時のこと。美しい情景にインスピレーションを受けて誕生した、当店オリジナルのモロッカンカーテン＜イドラ＞の開発ストーリーをお伝えできればと思います。

旅の記憶から生まれたインスピレーション

夕暮れ時のリヤドに差し込む光と、そこに静かに佇むダマスクの壁の模様。その情景の余韻が、カーテンとして生まれ変わることを予感させました。

“日常に異国の美を取り入れたい”そんな想いを抱いたことが、オリジナルカーテンの商品企画の始まりでした。

“異国感”と“上品”のちょうどいいバランスを探して

モロッカン柄といえば装飾的で華やかな印象。でも、私たちが目指したのは日本のインテリアに自然に馴染む“美しくてやさしい異国感”

異国情緒を感じながらも、落ち着いた空気をまとう一枚を。

そこで、裾だけに柄をのせて抜け感を表現できたら・・・と思い至りました。

また、モロッコの建築物に見られる掠れたタッチを活かしたテクスチャーにも着目。

装飾をそぎ落とすのではなく、にじみで軽やかに仕立てる。その塩梅を探る日々が続きました。

何度も試作した“黄金比”のダマスク柄

このカーテンの印象を決めるのは、裾に施されたアラビアンなダマスク模様。クラシックなテイストで上品さと、モロッコの優雅さを表現したいと考えました。

線の太さ、パターンの大きさ、リピート感。すべてが空間の印象を左右します。壁紙ではなく、カーテンとして飾った時に最も美しく見える比率を探り、何度も試作を繰り返しました。

最終的にたどり着いたのは、縦の流れを意識した、目にも心地よいリズム感。
視線が自然ととまるような、ちょうどいいバランスに整いました。

“モロッカンブルー”のエキゾチックな表情

深呼吸したくなるような、モロッカンブルーの奥深さを表現する、というのも課題のひとつでした。

そのためにカラーリングで特にこだわったのは“青の揺らぎ”

くすみ感のあるブルーの上に、あえてムラのあるテクスチャーを重ね、まるでモスクのタイル装飾やモロッコの街並みのように、奥行きと空気感を感じる色に仕上げました。

時間帯や光の角度によって表情を変えるその色合いは、見飽きることのないエキゾチックな魔法にかかったような光景に。

インテリアに馴染む“ベージュ”の選定

ベージュとひとことで言っても、そのトーンは無数にあります。イドラのベージュは、白すぎず濃すぎない、光を柔らかく拡散させる絶妙な中間色。

3級遮光のカーテン生地が、陽ざしを受けてほのかに光を届けるその豊かな表情。そんな、くつろぎの空間をイメージして、空に向かって生地をかざしながらベースの色を模索しました。

晴れの日の強い日差しも、雨の日のうす暗さも、夕方のオレンジ色の西日も、毎日変わる窓辺の変化も楽しんでいただけますように。

窓辺は、異国への入り口に

いつものお部屋で、異国の風を感じてほしい。そしてこのカーテンをかけることで、あなたの毎日に旅するようなときめきが生まれたら・・・。

そんな想いで、日常にそっと溶け込むように設計されたオリジナルカーテンが「イドラ」です。

デザイン性はもちろん、遮光性やライトウェーブ加工といった実用性も備え、心地よく美しい暮らしを叶えるため完成しました。

心の奥にある憧れを、静かに叶えるための一枚。

さあ、今日からあなたの窓辺を、異国への入り口に。

生地感を確かめたい方は、無料のサンプルもご用意しておりますのでぜひご活用ください。

また、初めてネットでオーダーカーテンの購入を考えているけれど失敗はしたくないし…分からないことも多いし…そんな方は、ぜひパーフェクトスペース・カーテン館へお気軽にお問い合わせください。

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