ラグ・カーペットの上にラグを重ねるコツ!2000商品扱うプロが解説

2024/4/10 2025/5/1

ラグの重ね敷き

長年使ううちにヘタって汚れてしまったカーペット。敷き詰めているのを丸ごと買い替えるのは面倒だから、上にラグを重ねたいという方もいますよね?

また、もともと床一面にカーペットが貼り付けてあるタイプの物件も。いくらクリーニングしていても、そのまま素肌で触れるのは抵抗があって1枚噛ませたい…という方もいるでしょう。

結論として、重ね敷きをすることはできますし、特段おかしなことでもありません!でも「ダニが湧かない?」「ずれない?」「不格好にならない?」など不安に思う点もあるはず。

そこで今回、ラグ・カーペットの上にラグを敷く場合の注意点とその対策方法について、2,000商品を取り扱うラグ・マット販売店がプロ目線で解説します!

 この記事でわかること
  • ・カーペットにラグを重ねる場合の注意点
  • ・対策方法とラグの選び方
  • ・おすすめ厳選商品

今あるカーペットを活用しながら、ごろごろ気兼ねなく触れて気持ちよく過ごせる日々を手に入れましょう。目次から、気になる章だけを読んでいただくこともできます◎

■重ね敷き用のラグ・カーペットをすぐ見てみたい!という方はこちらからご覧いただけます!

※上に重ねるおすすめラグ一覧は、洗える&滑り止めの機能を備えたものが見られます。

カーペットの上にラグを重ねる注意点と対策

注意点と書かれたブロックラグ・カーペットの上にラグは敷けますが、そもそも基本的には1枚で使用すること前提のインテリア。ここでは、重ね敷きをする際の注意点やどう対策すればいいのか見ていきましょう。

主な注意点
  • ・ラグのずれ、段差ができることによる転倒リスク
  • ・湿気がたまることによるカビ・ダニの発生
  • ・組み合わせによるコーディネートのチグハグさ
  • ・機能が統一されていないことによる効果減退

各注意点について詳しく解説していきます。

ラグがずれる、段差ができることによる転倒リスク

ラグで転倒してしまう

ラグ・カーペットを2枚重ねにすると、下のラグが徐々にずれたり、ラグ同士の間に段差ができたりします。これらが原因で滑ったりつまずいたりすることで転倒リスクが高まってしまうのです。そこで「ずれ防止」と「段差防止」の対策をご紹介します。

【ずれ防止対策】
・滑り止め機能のあるラグを上に重ねる
・ある程度重みのある、ハリのあるラグを上に重ねる
・滑り止めシートを間に挟む

 

滑り止め機能があるものを選ぶのはもちろん、薄手で柔らかすぎると「よれてしまう」原因に。ある程度重みやハリ、毛の密度や長さのあるものを重ねるのがコツです。素材としてはへたりにくく丈夫なナイロンなどもおすすめ◎

【段差対策】
床と色味があまり変わらないと、視覚的に段差に気づきにくくなります。小さなお子さんや高齢者などがいて、段差対策したいというような場合には、色味を変えてラグと床の境界が目ではっきりと確認できるようにするといいでしょう。

 

■ずれ対策・段差対策におすすめの上敷きラグ

ここでは、ずれにくく、さらにカーペットと色の違いを出して段差対策できるよう、カラバリや模様のある上敷き用おすすめラグを紹介します!

❶飽きの来ないミックスカラーのさらふわラグ<ミクシス>



当店の人気ランキングTOP3常連ラグ!しっかりみっちりとした弾力のある毛足でよれにくく、もちろん滑り止め付き。

お部屋なじみのいいミックスカラーでありながら、カラバリ10色だからカーペットとの色味の差もつけやすいのがポイントです。明るめのカーペットならダークトーンを、落ち着いた色味のカーペットに重ねるならベージュなどの明るめを選ぶと境目がくっきり◎

さらに、防炎・防音・防ダニ性能まで備えています。

 

サイズ豊富で重ね敷きに耐久性に優れたミックスカラーラグ<フォルテ> 円形

耐久性にも優れたサイズ豊富なミックスカラー円形ラグ

サイズ豊富な円形ラグなら、敷き詰めカーペットの上にぽんっと置いてリズム感、を出すことができます!視覚的に境目が分かりやすいから、段差対策にも◎

また、肌にも優しい医療用素材の「メディカルストップ」という滑り止めを採用し、ずれも防止します。防ダニ、アレルゲン対策の機能までついて、丈夫なナイロン素材だから長く快適に使っていただけるはず!

 

湿気がたまることによるカビ・ダニの発生

カビ

ラグを重ねることで、通気性はどうしても悪くなります。部屋の環境によっては湿気がたまり、カビが発生することも。くわえて高温多湿を好むダニの温床になる可能性もあるので注意しましょう。

【カビ・ダニ対策】
・こまめに上のラグを外して風通しをよくする
・エアコンのドライ機能を活用する
・布団乾燥機を使用して定期的に乾燥させる
・抗菌、防ダニ機能つきのラグを重ねる

 

■カビ・ダニ対策におすすめの上敷きラグ

ラグの中には防ダニ加工したものもあります。また、こまめにお手入れをするなら洗濯機で丸洗いできるものも良いでしょう。おすすめを見ていきましょう!

❶洗えて防ダニ・抗菌機能つき!1.6万枚以上売れたロングセラーラグ「ジャスパー」

発売から20年以上愛される、大手ラグメーカーのロングセラー商品。なんと累計1万6,000枚以上を売り上げた超人気ラグです。根強い支持を得る理由は、なんといってもその機能性の高さ。防ダニ・抗菌で清潔に、気になる汚れは手洗いすることもできます!

さらに、床暖房対応で遊び毛もでにくく、へたりにも強い1枚。見た目にもお部屋になじむ6色のアースカラー展開で、シンプルだけどおしゃれなシャギーが長~く存分に楽しめます。

❷ラグ人気No.1!洗えてオールシーズン心地いい高コスパラグ<ボーナ>

洗濯機で洗えるヘリンボーン柄ラグ当店のラグで人気No.1のボーナ。防ダニ機能はついていないのですが、ネットに入れて洗濯機で丸洗いOK!大判バスタオルやタオルケットのような感覚で頻繁にお手入れできたら、安心感バツグンですよね◎

夏も冬もオールシーズン心地よく使える素材で、さりげないヘリンボーン柄がおしゃれ見えさせてくれるから、上に重ねるのにぴったりの1枚です♪

組み合わせによるコーディネートのチグハグさ

ラグの重ね敷き

ラグの上にラグを敷く場合、色やデザインのバランスを考えないとチグハグな印象になってしまいます。部屋全体に敷き込んだカーペットの上にラグを置いたり、サイズの異なるものを組み合わせると、デザインのコントラストが余計に目立ってしまいがちです。

そこでラグを組み合わせるのであれば、似たテイストのものを選びましょう。無地と無地、同じ系統の色を組み合わせるのがおすすめです。柄物同士など個性の強いラグを組み合わせると、コーデのチグハグ感が増します。

ラグの色選びについては、こちらでも詳しくご覧いただけます↓↓段差対策をしたい方の場合、色を合わせるのが難しいかもしれません。「テイストで合わせる」の章をご覧いただくと良いでしょう。

ラグの色の選び方【床・カーテン・インテリア・心理効果】に合わせる方法

機能が統一されていないことによる効果減退

機能の多いラグ

異なる機能のラグを組み合わせてしまうと、カーペットやラグの持つ機能が半減したり、ラグや床を傷めたりしてしまうことも

たとえば一方が床暖房に対応していてももう一方が対応していなければ、2枚重ねにして床暖房をつけるということができません。

ほかにも防炎や防ダニ、ウォッシャブルなど、ラグの機能は多種多様。重視する機能が2枚ともについているか、確認の上でアイテムを選ぶといいでしょう。

下に敷くラグ・カーペットを購入する場合の選び方とおすすめ

既にカーペットが敷いてあるのではなく、下に敷くラグカーペットもこれから買いたいという場合もあるでしょう。そうしたケースでは、選び方によって下敷きにするラグ・カーペットのへたりやカビ、ダニを防止することができます。

へたるラグ

まず下側のカーペットは上にラグが載っているので、毛に重みがかかり続けてヘタリやすくなります。毛足が潰れてしまうのをなるべく抑えるには、毛足が短い、毛並みの固いものを下敷きに選ぶのがポイントです。

また、上に重ねるラグを選ぶ時と同様、ダニの発生やずれ、コーディネートの統一感はカーペット選びでも注意が必要となります。

上のラグよりもお部屋全体に大きく広げることを想定して、色味もベーシックで無地のものを選ぶのがおすすめです。

下に敷くラグカーペットでおすすめのラグ
  • ・毛足が短かい、毛並みが固いへたりにくいもの
  • ・防ダニ機能をもっているもの
  • ・ずれにくい滑り止めがついているもの
  • ・上のラグ、お部屋の色味とバランスが取りやすい無地のベーシックカラー

敷き詰めにおすすめのパーフェクトなオーダーカーペット

・25色展開撥水加工オーダーカーペット <エクセレント>

25色展開撥水加工オーダーカーペット <エクセレント>

1cm刻みでオーダーでき、凹凸のある間取りでも敷き詰めラクラクなオーダーカーペット。へたりにくい代表格のナイロン100%で毛並みも短いから、へたりを気にせず重ね敷きをしていただけます!

25色のカラーから選べるので、お部屋の壁やインテリアにもきっと馴染む色が見つかります!防ダニ・撥水防炎機能までおさえたい機能が揃っているのもイチオシの理由です!

エクセレント

厚みや暖かさをプラス!下敷き専用ラグ

お部屋全体に敷き詰めるのではなく、上のラグと同じ位の大きさでラグ・カーペットを下敷きにしたいのであれば、専用の「アンダーラグ」と呼ばれるものもおすすめ!
アンダーラグ
こちらは下敷き用に作られているため「毛がへたる」という心配がありません。高反発ウレタン入りでふっかふかの感触にくわえ、保温性・遮音性もアップします◎

また、滑り止めがとっても優秀で、なんと!床と垂直に持ち上げても軽めのラグならば落ちてこないほどのグリップ力です!

下敷き専用ラグ

厚みが足りない、防音性を少しでも上げたい、薄手で底冷えがつらい…といったお悩みを解消したいなら、ぜひ活用してくださいね。

ラグの重ね敷き【FAQ】

ここまで、カーペットの上にラグを重ねる方法、下敷きにするカーペットやラグの選び方、おすすめアイテムを解説してきました。最後に重ね敷きでよくある質問・疑問にお答えします!

Q1.ホットカーペットって重ね敷きしていい?⇒A.ホットカーペット対応ラグを使いましょう!

ホットカーペット対応ラグ

ホットカーペットの上にラグを載せるのであれば、ホットカーペット対応ラグを使用しましょう。

ホットカーペット対応ラグは耐熱加工が施されている一方で、熱伝導が優れているのが特徴です。つまり火災の心配なく、すぐにラグが温まるわけです。これであれば、安心して上に敷くことができますね。

一方でホットカーペットに非対応のラグの場合、耐熱加工が施されていません。よって非対応のラグをホットカーペットの上に載せて使用するのは危険です。上に重ねるラグ同様、下敷きにするカーペット選びの際も「耐熱加工」がされているか、ホットカーペット対応かなどは必ず確認しましょう。

 

Q.2重ね敷きすると掃除は大変?⇒A.滑り止め付きを選ぶ、または洗えるラグを選ぶと楽です!

滑り止め機能つきラグ

ラグを2枚重ねすると、掃除機をかけた時に上のラグがずれて作業が進まなくなることも。このことからも重ね敷きする際には、上下のラグともに滑り止め付きのものにするか、滑り止めシートを使うことを推奨します。

上に重ねるラグを洗濯機で丸洗いできるものにして、普段は粘着クリーナーでお手入れして定期的に洗濯し、掃除機の手間を減らすのも良いでしょう。

Q.畳の上にはラグを敷ける?⇒A.敷けますが、ラグ選びのポイントがあります!

フローリングやカーペットの上のほかに「畳にもラグを重ねたい」という方もいますよね。結論として敷くことはできますが、やはり通気性やダニ、ずれなどの問題は避けられず、選び方に注意が必要です。詳しくはこちらの記事でご覧ください◎

畳の上にラグは敷ける!失敗しない為の4つのコツをプロが解説

まとめ


いかがでしたか?
ラグの上にラグをまたは、ラグの下にラグを重ね敷きする場合、下のラグは上の重みが常にかかるので寿命が短くなるかもしれません。
また上下のラグがずれることで滑って転倒するリスクもあります。

組み合わせによるコーディネートや、機能がきちんと発揮されるかも確認が必要です。リスクがある点を十分理解して、どのように組み合わせるか記事を参考に検討してくださいね。

この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料でラグ・カーペット・マットのプロにご相談いただけます↓

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