
「ナチュラルモダン」というインテリアスタイルをご存知でしょうか。
どこか洗練されていて、シンプルだけどちゃんとおしゃれ。SNSでも事例をたくさん見かけ、今や一番人気のインテリアスタイルと言っても過言ではありません。
この記事では、私が実際に暮らしながら感じた「ナチュラルモダンな部屋づくり」のポイントを、実例と交えてご紹介します。
まずは、結論からざっくりと。
- ❶家具の色は、茶・ベージュ・グレーなど自然に近いトーンで統一すること
- ❷直線的で装飾の少ない“シンプルな家具”を選ぶこと
- ❸天然素材や観葉植物を取り入れて、空間にぬくもりを添えること
この3つのバランスさえ意識すれば、不思議と空間全体が「すっ…」と整い、おしゃれな空気感が出てきます。
また、筆者が実際につくった「ナチュラルモダン」なリビングと、使用した家具の実例も共にご紹介しますので、インテリア作りに悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
それでは、ナチュラルモダンの魅力を深掘りしていきましょう。
もくじ
ナチュラルモダンなインテリアとは?
ナチュラルモダンって、一見するとちょっと矛盾した言葉に感じませんか?
「ナチュラル」は自然体で素朴なイメージ、「モダン」は洗練されていて都会的。真逆にも思えるこの2つのテイストが、絶妙なバランスで融合しているのがナチュラルモダンの魅力です。
部屋に入った瞬間、「なんか落ち着く」「センスいいな」って思わせてくれるのがナチュラルモダン。自然素材の温かみと、スッキリとしたラインの美しさ。その両方が共存しているから、見た目も心地よくて、暮らしやすさもちゃんとあるんです。
尖りすぎず、甘すぎず、自分の「好き」と「落ち着く」がどちらも叶うスタイルなんですよ。
ナチュラルモダンの作り方ポイント3選
ナチュラルモダンがどんなスタイルなのか、そしてその魅力が充分にお伝えできたところで、実際にどうやって作ればいいのか‥写真を見てもよくわからない!という方も多いと思います。
そんなナチュラルモダンなお部屋の作り方ですが、ポイントはざっくりと3つあるので、1つ1つ紹介いたしますね。
❶ 家具の色は、茶・ベージュ系、無彩色系(黒/白/グレー)に統一する

インテリアを決める際、一番最初に意識することは”色”ではないでしょうか。
我が家のインテリアを作る際に、色んな方のおうちをSNSで参考にさせていただいたのですが、ナチュラルモダンはズバリ以下のような色の配合になっている事が多かったです。
床 | 濃いめのベージュ(マット) |
壁 | ホワイト、アクセントでグレー |
窓回り | ホワイト |
家具 | ベージュ(木製家具が◎)50%、グレー30%、 黒15%、緑(植物)を5%ほど |
また、木製家具はよく見ると赤っぽいブラウンだったり、黄みがかっていたり、けっこう色にばらつきがありますが、ここを揃えるだけで部屋の印象がかなり整います。
ソファはグレー、窓回りはホワイト系、そして黒のアイテムをアクセントに足すと、部屋が締まり、ぼやけた印象になりません。
❷ 直線的でシンプルな家具を取り入れる
ナチュラル=曲線的で優しい雰囲気、という印象を持つ方も多いかもしれません。
でも、そこに“モダン”のエッセンスを加えるなら、直線的でミニマルなデザインを取り入れることがカギになります。
たとえば我が家では、以下のような家具を選びました。
- ・ダイニングテーブルは、天板がまっすぐな長方形。脚もスチールの“ストン”とした直線脚で、無駄がないシルエット。
- ・テレビボードも、扉の装飾が一切ない“フラット面”のデザイン。取っ手も隠し加工で、見た目がスッキリしています。
- ・ソファも肘掛けが“まっすぐ四角”で、脚元も細く直線的。柔らかいクッション性とのバランスが絶妙です。
こうした「まっすぐ」で「ごちゃごちゃしていない」家具があるだけで、部屋全体に洗練された印象が生まれます。
❸ 天然素材を取り入れる(天然木・麻・観葉植物など)
ナチュラルモダンに欠かせないのが「自然素材」と「植物(もしくはグリーン)」です。これがないと、どこか“モデルルーム感”が強くなってしまい、冷たい印象になります。
- ・ラタン素材のスツール(雑貨置き場に)
- ・天然木のダイニングテーブル
- ・麻素材のクッションカバーやカーテン
- ・観葉植物やフェイクグリーン
植物は本物でなくてもOK。ポイントは「緑色」が空間に存在すること。
観葉植物の代わりに、くすんだグリーンの花瓶や絵を飾るのも効果的です。
筆者の「ナチュラルモダンなリビング」で実際に使った家具を紹介
ここからは、私が実際に取り入れている家具やアイテムをご紹介します。ポイントや作り方が把握できたとしても、実践が難しいのよ!という方は実例を真似してみてくださいね。
❶ 窓回り
窓回りはナチュラルモダンの印象を大きく左右する存在です。一度あなたのお部屋を見渡してみてください。窓ってお部屋の中で一番大きい面積を占めていませんか?
つまりカーテンは色選び、形選び共にかなり重要な要素なのです。

ドレープ生地:オフホワイト レース生地:ホワイト
我が家の窓回りは、今流行りの「バーチカルブラインド」を付けています。
カーテンと比べて値段はお高めではあるのですが、払った分の満足感は得られる、最高のアイテムです。正直お部屋の印象、めちゃくちゃ変わります。カーテン→バーチカルブラインドにした際の変わりようは家具界の中でNo.1と言っても過言ではありません。
ただし、賃貸の方は取り付けが難しい商品です。
そんな時は、白いアルミブラインドをおすすめします。

これもナチュラルモダンを作っている方のSNS等でよく見るアイテム。こちらの<ミリオンテンションタイプ>は、つっぱるだけで穴を開けずに簡単に取り付けられるブラインドですので、賃貸でも安心です◎
▼<ミリオン>はつっぱりタイプ以外にもシリーズがありますので、是非併せて検討してみてくださいね。
ブラインドはちょっとな~なんだか抵抗感があるなぁ‥という方は、リビングであればレースカーテンonlyで過ごすのもアリです。

個人的に厚手のカーテンはもっさりとした印象になってしまい、ナチュラルモダンの「モダン」感が薄れてしまうのでおススメしていません。天然素材カーテンも素敵ではあるのですが、ナチュラルに寄りすぎてしまう印象なので、レースがちょうどよいかな‥とは思います。
ちなみに上の画像の商品は、レースカーテンだと外から丸見えになってしまいそう‥という方も安心の「昼も夜も透けにくい遮像レースカーテン」となっています。きちんとプライバシーも守りながら、お部屋の抜け感や開放感をしっかり出してくれますよ。
❷ TVボード、ソファ、テーブル
ダイニングテーブル

脚の形 — Slash_Square
ダイニングテーブルは、ウォルナット調で木目が美しいものを選びました。ダイニングテーブルの脚はアイアンのような黒を使っていることで、スタイリッシュな印象を足しています。こちらのテーブルは脚の形がカスタマイズできるので、選ぶのが楽しかったです。
ソファ

ソファはグレー系のファブリックで、座面が広めでゆったりくつろげるタイプ。背面が低いデザインを選んだことで、部屋全体の抜け感も確保できています。
TVボード
ローテーブル
その他小物など

ダイニングテーブル上の照明は暖色系のペンダントライトを吊るしています。ガラスの球体が可愛くて、これは絶対どこかで使いたい!と思っていました。
また、小物としてフェイクグリーンをところどころにおいて、緑を入れています。我が家には猫ちゃんがいますので本物の植物を置くことはできませんが、特に制約がないかたは、ぜひ天然モノを取り入れてください。
❸ 内装系
ここからはリノベーションの体験談になります。
家具を中心にインテリアを作ろうとしている方には少し参考になり辛い部分もありますが、賃貸でイメチェンできる技もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
内装に関しては、壁は白をベースにして床材は明るめのオーク系にしています。

床材ですが、つるつるとしたベージュだと一昔前の印象がしてしまうので、マットでさらさらした質感を用いることが垢抜けのポイントです。
賃貸の方はフロアタイルを敷く事で簡単にイメチェンできますので、床の色が真っ白であったり、濃い茶色の方はぜひお試しあれ。


賃貸の方にはこちらの商品の「ベージュ」を敷く事で、概ね床の色は再現ができるかと思います◎ テープで張り付けることもなく、置くだけで簡単に設置できますよ。
ここからのお話しは、注文住宅やリノベをしたい方向け。
内装はお気に入りポイントが2点あり、
1つはキッチンの腰壁と下がり天井。
下がり天井、流行っていますよね。これは木材を使用したわけではなく、石膏で作っていただいた天井に木目調の壁紙を張り付けている形です。中々さまになっていると思いませんか?
腰壁に関しても、グレーの部分はぬりかべではなく壁紙を張り付けている形です。
2つ目のお気に入りポイントはエコカラット。

エコカラットにするか、壁紙でエコカラット風にするかで10万円の差があったので大変悩みました。ただでさえリノベ費用というものはチリツモで目が飛び出る金額になりがちですので…笑
ですが結論としては、多少無理してお金をかけてでも、エコカラットにすべきです。
リノベ完了後に、新築分譲マンションの内見をする機会があり、そこのお部屋では「エコカラット風」の壁紙が使用されていたのですが、やはりホンモノは違うなとハッキリわかりました。
TVを置きたい裏側の壁をエコカラットにすると、リビングにグッと高級感が出て、深みが出る気がしているのでおススメです。
まとめ

ナチュラルモダンの部屋づくりは、実は足し算より「引き算」がカギ。お気に入りの雑貨や小物をすべて置くのではなく、飾るアイテムは引き算して厳選。
「余白」があるからこそ、空間に美しさと整いが生まれる。その潔さが、ナチュラルモダンの一番の魅力です。
ぜひ、私と一緒にナチュラルモダンをつくってみませんか?
この記事が、みなさんの「好き」をつくるお手伝いができたのなら嬉しいです。

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