カーペットの横ズレを防止する!その鍵はカーペットの大きさと裏面加工に有り!

2023/9/7 2023/9/15

フローリングの女性

テレビを楽しむ寛ぎのひととき。ふかふかのカーペットに座り、快適な後ろのソファに身を委ねていると、
唐突に「ズリッ」という音がフローリングの上から聞こえてきます。

冷えをしのぐため、ベッドの足元に敷いていた小さなラグ。
深夜トイレに行くためにラグを踏み出すと、急に「つるん!」と滑って、緊張感が走ります…。

こんな経験、皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

この問題の原因は、フローリングとカーペットの素材感の違いにあります。
上からの力には耐えられても、横からの力には弱いため、カーペットは動いてしまい、表面が滑ってしまうのです。
ここでは、この「ズレ」を解決するための方法と対策について詳しくご紹介します。

カーペットのズレはフローリング側の問題も…?

フローリングとワイパー

滑り止めと聞くと、カーペット側の対策ばかりが思い浮かびますが、
実はフローリング側の問題もある事をご存じでしょうか?
フローリングを長く使用していくと、徐々に汚れていったり、
表面のワックスのコーディングが取れていったりします。

例えば料理をした後の油跳ねや、裸足で歩いた事による皮脂汚れ。
こういった汚れが少しずつツルツルの表面を生み出し滑りやすくなっているのです。
汚れが床に残り続けない様にこまめなお掃除が必要ですね。

またフローリングのワックスは床を傷などから守る他に、滑り止めの役割も担っています。
このワックスが剥がれていたり、まだら状になっていれば、当然滑るリスクが出てきます。
ワックスをかける頻度の目安は3ヶ月程度と言われているので、定期的にワックスがけするのが正解。
ただしワックスの厚塗りは逆に滑りの原因になる事も。適量を手早く、薄くよく伸ばしながらかけてあげましょう。

カーペットを敷く面積によってもズレ方が違う

POINT

ラグやカーペットの『敷き方』には、大きく3つの方法があります!

❶敷き詰め

部屋全面にカーペットを敷き詰める方法。
グリッパーと言って、部屋の四方に剣山の様な突起を作りカーペットを引っ掛ける工法や
直張りと言って、糊で直接床にくっつける工法があります。
こういった施工なしでも、部屋の大きさ丁度で作り、ぴったり直に敷き詰めてもOKです。

エクセレントリビングのカーペット

❷センター敷き

リビングやダイニングなど、その空間のテーブルやソファ・椅子等の下に大きく敷く方法。
椅子を引く事が多いダイニングテーブルや勉強机の下に敷く際には
床が傷まない様、引いた椅子までが丸ごと収まるサイズまで敷くのがお勧め。

フレック
ダイニングのカーペット

❸ピース敷き

ベットの足元や、テーブルの下など部分的に敷く方法。
小さい=低予算ですし、軽いので気軽に気になる所へワンポイントで敷く事が出来ます。
玄関マットやキッチンマットがその代表格ですね。
ポイント使いとして、敷いているカーペットの更にその上にピース敷きすると、豪華な印象になります。

トラマルマット
小さいラグ

・面積の小さい『ピース敷き』に注意

丸いラグブレイド

カーペットは大きな面積になるほど自重がありますし、
【敷き詰め】や【センター敷き】は基本的に上に家具を載せる事が考えられる為
上から重しが掛かり、ある程度の横ズレには強くなります。

一方で【ピース敷き】は自重が無い為、上で歩いた時や座ってもたれ掛かった時などは
自身で耐える事が出来ず、そのままツルンと滑って行ってしまうのです。
上に重さを足せないのであれば、裏に工夫をする他ありません!
次では、ピース敷きでもズレない対策を見ていきましょう。

面積の小さいラグは、滑り止めを活用

滑り止め付きのカーペット

裏面に、【滑り止め】の加工がされた商品を検討しましょう。
基本的に滑り止めはゴムの様になっており、床に突っ張りやすい素材です。
パーフェクトスペースカーテン館では、滑り止めの商品を豊富に展開中

ラグのバナー滑り止め付きラグ・カーペット一覧はこちら

また注意点として、床暖房を使っているご家庭では、床暖房OKの商品から選ぶ必要があります。
そうでない商品を使用すると、カーペット自体が色褪せたり
滑り止めなどの裏のコーディングが傷んだり溶けたり、、、というまさかの事態が生じかねるのです。

滑り止め×床暖房OKのお勧め商品もご紹介!

スミノエ シャビィ
シックな部屋のラグ

スミノエ オーム
リビングのラグ

スミノエ グラシャス
ラグとソファ

お気に入りの商品を見つけたけれど、滑り止めが付いていない…という時には
ホームセンター等でも売っている、カーペット固定用の滑り止めを使用しましょう!

最近では100均ショップなどでも滑り止めが売っていますが
こちらも薄すぎると効果を感じにくかったり、接着剤がついているとフローリングに跡が残ったりします。

是非、フローリングを傷めない接着剤なしのタイプから検討してみてください。

ズレ防止のために思い切って大きなカーペットも検討しよう

カーペットとチェア

先ほどラグ・カーペットは敷く面積によってもズレやすさが異なる事をご紹介しました。
【ピース敷き】が滑らない様に工夫する事も有効ですが、カーペット自体を大きくすれば【センター敷き】や【敷き詰め】になり横ズレ対策になりますね。

特に敷き詰めを行う時には、オーダーカーペットが◎
四角いと思っていたお部屋も、実は柱が出ているなど真っすぐでないという事が多いのですが
オーダーであれば角にぴったり合わせて仕立てる事が出来ます。

角のカーペット

エクセレント
カラバリ豊富なカーペット

フローリングの上をスリッパで歩くと、ツルン!と滑る事がありますが
全てカーペットにすれば、滑る心配がないのは勿論の事、歩いた時の足への負担も軽減できる為
ペットを飼っていらっしゃるご家庭や、ソフトな踏み心地を好まれるご高齢の方にオススメです。

敷き詰める事で防音効果も高まるので、音が気になる方にとってもいい選択と言えますね。

カーペットの横ずれ防止まとめ

カーペットとスリッパ

日常の”あるある”だった、ラグ・カーペットの滑り。
危なっかしさを感じるこの横滑りを軽減させる為、対策について詳しく説明をしてきました。

特に寒い季節になると、フローリングからの冷気は相当なものですから、柔らかいカーペットを検討したくなります。
底冷え防止の為にも、ベットの足元やソファの足元などにラグを敷くのは非常に効果的ですが
こういった小さな敷物を配置する際には、特に横滑りに細心の注意を払いましょう。
滑り止めの活用は勿論の事、特に寒い時期にはフローリングの露出面を少なく、センター敷きや敷き詰めを検討してみてください!
冷たい冬の朝に部屋がキンと冷たく感じる印象も、これらの工夫によって大きく改善されるはずです。

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