カーテンレールの延長に便利! 4m超えもOKなジョイントタイプの選び方

2021/12/9 2025/9/11

大きな窓にレースカーテンを設置

皆さまこんにちは、カーテン専門店のバイヤーひるかわです。日々お客様とやり取りをしている中で、特によくいただくのが 「幅が300cmを超える大きな窓に合うカーテンレールはありますか?」 というご相談です。

既製品のカーテンレールは長くても4m前後までが一般的。「もっと長いサイズが必要なのに見つからない」という声を多くいただきます。

✔ 特にお困りの方が多いシーン
  • ・リビングの大開口窓に取り付けたい
  • ・間仕切り用に長いレールを探している
  • ・オフィスの会議スペースを仕切りたい
  • ・店舗のバックヤードをスマートに隠したい

そこで私たちがご提案しているのが、カーテンレール ジョイント/延長用レールです。

一般的な既製品 ジョイントレール活用
最長4m程度まで 6m・8mなどの大開口にも対応
長さが固定 必要な長さに延長して調整可能
家庭向け中心 住宅・オフィス・店舗など幅広い用途に対応

本記事では、専門店として日々寄せられるリアルなご相談をもとに、ジョイントレールの特長や活用方法をわかりやすくご紹介します。

ジョイントレールとは? 大開口の窓にも対応できる“つなげるカーテンレール”

ジョイントカーテンレール>

「ジョイントレール」とは、複数のカーテンレールを専用のジョイントパーツでつなぎ合わせ、一本の長いレールとして使えるタイプのカーテンレールです。

一般的に既製のカーテンレールは1本あたり200~300cm前後が主流ですが、近年はリビングの開口部が大型化し、300cm、400cm、さらには500cmを超える窓も珍しくありません。その結果、市販のサイズでは長さが足りないケースも増えています。

こうした大開口に対応するために用いられるのがジョイントレールです。 レールを自在に延長できるため、大きな窓にもスマートに対応できます。

ジョイントレールはどこで手に入る?

ジョイントカーテンレール>

ジョイントレールを入手する方法には、ネット販売実店舗の大きく2つがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

実店舗

実際にレールのサンプルをご覧いただきながら、スタッフに直接相談ができます。「どのレールをつなげるか」「天井付けか正面付けか」「設置場所に合うかどうか」など、専門スタッフがお客様のお部屋に合わせて最適なプランを提案するため、安心して購入できます。

ネット販売

価格が比較的安い商品も多く、全国どこからでもお買い物が可能です。商品ページには詳細な仕様や組み合わせ例も掲載されているため、ご自宅でゆっくり検討したい方におすすめです。

さらに、ネットショップの中には当店のように相談窓口を設けているところもあります。LINE・チャット・お電話などでスタッフに気軽に質問できるため、実店舗が近くになくても安心して検討できます。

購入前に知っておきたい注意点(既製・オーダーの違い)

ジョイントレールは便利な反面、継ぎ目の仕上げ方によっては見た目やカーテンの動きに影響が出ることがあります。そのため、自己判断で選ぶよりも、購入前に専門スタッフへ相談するのがおすすめです。

特に注意したいのが「既製レール」と「オーダーレール」の違いです。

  • 既製品レールの場合
     市販の既製レールにはレール同士をつなぐ「ジョイント部品」はありません。後から部品を買い足して延長することはできないので注意が必要です。

  • オーダーレールの場合
     設置場所のサイズに合わせて製作でき、必要に応じて継ぎ目や連結の加工にも対応可能です。

確実なのはオーダーレール

レールを長くしたい・つなぎたい場合は、オーダーカーテンレールを取り扱うお店に依頼するのが一番確実です。採寸から加工まで任せられるため、仕上がりも美しく安心できます。

当店のサポート

当店では、お部屋のサイズ・設置場所・ご希望のスタイルを伺ったうえで、最適なジョイント方法とカーテンレールをご提案しています。

「こんな場所にも取り付けできる?」「長さはどのくらいまで大丈夫?」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

LINE・お電話・メールでのご相談はもちろん、必要に応じてスタッフが直接お伺いして採寸も承っております。専門店ならではの安心サポートで、お客様にぴったりのカーテンレールをご提案いたします。

 

ジョイントレールにかかる費用の目安

実際に購入やオーダーを検討するときに気になるのが「費用」です。ここではジョイントレールにかかるおおよその価格帯をご紹介します。

レールをつなげるための部材である「ジョイントピン」は、1本あたり 約300円前後 で販売されています。特別な加工を必要とせず、このピンを買い足して取り付けるだけなので、レール本体の価格が大きく変わることはありません。

つまり、基本的には 通常のレール代金にジョイントピン代を加える程度 と考えていただければ大丈夫です。

【当店でおすすめのカーテンレール】
カーテンレール業界でトップシェアを誇り、「カーテンレールといえば…」と名前が挙がるほど信頼性の高いメーカーがTOSO。なかでも定番の人気を誇るカーテンレールが「ネクスティ」です。次の章では、この「ネクスティ」を例に、具体的な価格帯や特長をご紹介します。

TOSO カーテンレール ネクスティダブル>

TOSO社のカーテンレール 「ネクスティ」 は、次のような特長を持つ定番モデルです。

・品質が安定している:耐久性が高く、長く安心して使える
・性能に優れている:スムーズな開閉ができ、デザイン性も◎
・ラインナップが豊富:シングル・ダブルなど用途に応じて選べる

初めてカーテンレールを選ぶ方にもおすすめできる、信頼性の高いシリーズです。


価格の目安と選び方

タイプ 価格目安(1mあたり) 特徴・おすすめの使い方
シングルタイプ 約2,500円前後 カーテン1枚だけをシンプルに使いたい方におすすめ
ダブルタイプ 約5,000円前後 厚地カーテン+レースカーテンを組み合わせたい方に人気

※上記は目安価格です。取り付ける長さやオプションによって変動する場合があります。

初心者でも安心!DIYでの取り付け方

カーテンレールへの設置方法>

ネクスティは比較的シンプルな構造のため、DIY感覚でご自身で取り付けることも可能です。

ただし、「ジョイントして長く使いたい」とお考えの方は、大開口の窓に設置されるケースが多いはずです。大きな窓ではレール自体も長くなるため、取り付け作業は複数人で行う必要があります。

そのため、予算に余裕がある方にはプロによる出張採寸・取付サービスの利用がおすすめです。仕上がりの美しさや安心感は格別です。

一方で、「費用を抑えたい」「自分で設置してみたい」という方もいらっしゃるでしょう。もちろん、商品だけをご購入いただき、ご自身で設置することも可能です。

この後では、ご自分で取り付ける方法についても詳しく解説していきます。

ステップ① 届いた商品の内訳を確認

ステップ1>
(レール:ブラウン/ブラケット:ホワイト/ジョイントピン:シルバー)

商品は以下の部品に分かれてお届けします。

・レール本体
・ブラケット(取付金具)
・ジョイントピン

ブラケットは仕様によって形状が異なります。

・シングル/ダブル
・天井付け/正面付け

ここで紹介しているのはあくまでも一例です。

※写真のブラケットは「シングルタイプ・天井付け用」です。
※実際の商品では、ブラケットの色はレール本体(ブラウン)と同じカラーになります。写真では見やすさのために色違いを使用しています。
※ビスは別途ご用意となります

ステップ② レールとレールをジョイント!

① レールのカバーを外す

まず、レール端のキャップをプラスドライバーで緩めて外します。思ったより簡単に外せます。

ステップ2>

② レールとジョイントピンの向きを合わせる

レールを上から見ると、上部に溝(くぼみ)が確認できます。この溝とジョイントピンの溝の向きを合わせて差し込みます。

※向きが違う場合はそもそもピンが入らないので、無理に差し込む心配はありません。

ステップ3>

③ 真ん中の目印(点字)まで差し込む

ジョイントピンの中央にはストッパーになる小さな突起があります。そこまでしっかり差し込めばOKです。

ステップ3>

④ 反対側のレールも差し込んで完成!

両側を差し込めばジョイント完了です。特別な工具は不要で、1人でも問題なく作業できます。

ステップ4>

【作業のコツ】
★2人以上で作業できるなら、ジョイントしてから設置するのがおすすめです。
★1人で作業する場合は、持てる長さに限りがあるため、ブラケットに本体を取り付けながらジョイントピンを差し込む方法が便利です。

ステップ③ カーテンレールの設置

① 取付用ブラケットの設置

ブラケットは種類によって「壁付け」か「天井付け」かが異なります。まずはお手元のブラケットの仕様を確認しましょう。

今回は 天井付け用ブラケット を使用しています。取り付ける際は、プラスチック部分の長い方を窓側、短い方を室内側 に向けて設置してください。

また、ビスを打ち込む場所は、壁や天井の「下地(壁紙の奥にある硬い木の部分)」に固定してください。下地に取り付けることで、しっかりと固定でき、安全に使用できます。

ステップ5>

② ブラケットとカーテンレールをはめ込む

カーテンレールの裏面には、ブラケットと噛み合わせるための窪みがあります。この窪みを、ブラケットのプラスチック部分の短いツメ(=部屋側)にしっかりとかませるように取り付けてください。

ステップ6>

そのままレール全体を窓側に向かって押し込むと、ブラケットの長いツメ(窓側)がレールをロックし、しっかりと固定されます。きちんと取り付けられると「カチッ」と音が鳴り、確実に装着できたことが確認できます。

これで取り付けは完了です。安心してご使用いただけます。

ステップ6>

DIYの注意点

DIY注意点>

長物商品の搬入について

カーテンレールに限らず、長さのある商品は配送時にご自宅の玄関口まで搬入できない場合があります。

特にマンションでは、エレベーターに商品が入るかどうか が大きなポイントです。もし入らない場合は、エントランスでのお引き渡しになるケースもあります。

ご注文前に、商品のサイズとご自宅までの搬入経路(エレベーターや階段の幅、曲がり角のスペースなど)を必ずご確認ください。

レールの長さの組み合わせについて

たとえば「全長12mのレールを設置したい」という場合、1本の長いレールが届くわけではなく、複数のレールをつなぎ合わせて12mに仕上げます。

その際のレールの長さや本数の組み合わせにはいくつかのパターンがあり、設置場所や搬入経路に合わせた選択が必要です。

サイズ表>

パターン①のように、本数が少ない組み合わせの方が価格を抑えられるメリットがあります。

ただし、1本あたりの長さが長くなると搬入時に注意が必要です。
玄関までは問題なくても、エレベーターや階段で長さがつっかえてしまうケースは実際によくあります。

安さも大事ですが、それ以上に大切なのは 「搬入できるかどうか」 の確認です。
納品当日に「レールが入らない!」といったトラブルを避けるためにも、エレベーター・階段・廊下などの搬入経路を事前にチェックしておきましょう。

耐荷重について

耐荷重>

レールの種類によって耐荷重は異なりますが、ジョイントでつないだからといって耐荷重が弱くなることはありません。つないだ場合でも、そのレール本来の耐荷重が適用されます。

ただし、耐荷重はブラケット(支持金具)の設置間隔ごとに決まります。この間隔を超える負荷をかけると危険ですのでご注意ください。


NG例:物干し竿代わりの使用

例えば、レールを物干し竿代わりに使用すると、洗濯物の重みが一点に集中し、レールの歪みや落下の原因になります。

カーテンレールはあくまでも「カーテンを吊るためのもの」です。

見た目の問題だけでなく、安全のためにも、洗濯物を掛ける・過度な荷重をかける行為は避けましょう。

まとめ

まとめ>

今回は、幅広の窓におすすめの ジョイントレール についてご紹介しました。

ジョイントレールは、特別な工具を使わずに簡単に接続でき、長さのある窓にも柔軟に対応できるのが大きな特長です。

組み合わせ次第でお部屋に最適なレールを選ぶことができ、幅広窓や大開口のコーディネートにも安心して取り入れられます。

また、当店ではロングレールにぴったり合うカーテンやレースカーテンのご提案も行っています。窓のサイズやお部屋の雰囲気に合わせて最適なプランをご案内いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談いただけます↓

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