
「カーテンを洗濯したいけれど、そのまま洗濯機に入れて大丈夫?」
「遮光カーテンも普通のカーテンと同じように洗える?」
カーテンは、洗濯表示で家庭洗濯ができることを確認できれば、自宅で洗えるものも多くあります。ただし、遮光カーテンや完全遮光・コーティング加工されたカーテン、天然素材のカーテンなどは、商品によって洗濯方法や注意点が異なります。
この記事では、カーテン専門店が自宅での基本的な洗濯方法を簡潔にご紹介するとともに、「このカーテン、洗って大丈夫?」と迷いやすいケースについて詳しく解説します。
レースカーテンの洗濯方法を知りたい方は、当店スタッフが実際に自宅で洗濯して検証したこちらの記事をご覧ください。
目次
カーテンは自宅で洗濯できる?まずは洗濯表示を確認
カーテンを洗濯する前に、まず確認したいのが「洗濯表示」です。
カーテンには、自宅の洗濯機で洗えるもの、手洗いできるもの、家庭での洗濯ができないものがあります。見た目や素材だけでは判断せず、カーテンに付いている洗濯表示を確認しましょう。

カーテンについている洗濯表示を確認し、「家庭洗濯可能」または「手洗い可能」の表示があれば、自宅で洗うことができます。一方、「家庭での洗濯禁止」の表示がある場合は、自宅では洗わず、クリーニング表示などを確認しましょう。
また、家庭洗濯可能でも、表示されている水温や洗い方などの条件に従うことが大切です。
- 生地が紫外線などで劣化している場合があります。 洗濯できる表示が付いていても、生地が薄くなっている、破れやほつれがあるなど劣化が目立つ場合は、洗濯によって傷む可能性があるため注意しましょう。
【簡単6STEP】自宅でできるカーテンの洗濯方法
洗濯表示を確認して自宅で洗えることが分かったら、実際に洗っていきましょう。
STEP1:ホコリを落としてフックを外す

カーテンを外す前に、表面についたホコリを掃除機などで取り除きます。その後、洗濯中に生地を傷めないよう、カーテンフックをすべて外しましょう。
※フックが縫い付けられている場合は、フック部分を内側に折り込み、タオルなどで包んで保護します。
STEP2:カビ・シミがあれば前処理する
目立つカビやシミ、裾の黒ずみなどがある場合は、洗濯機に入れる前に前処理をします。
【カビの場合】
裏側にタオルを当て、洗濯表示に適した洗剤を付けて、汚れをタオルへ移すようにやさしくたたきます。
【シミ・黒ずみの場合】
汚れた部分に洗剤をなじませてから洗濯します。漂白剤やつけ置きをする場合は、カーテンの洗濯表示と使用する洗剤・漂白剤の注意事項を必ず確認しましょう。
※目立つ汚れがなければ、このSTEPは省略してOKです。
STEP3:折りたたんで洗濯ネットに入れる

カーテンはドレープに沿って蛇腹状にたたみ、大きめの洗濯ネットに入れます。ぐしゃっと入れるよりも、生地への負担や洗濯後のシワを抑えやすくなります。
POINT:汚れが気になる部分が表側になるようにたたみましょう。

丸めるのではなく、丁寧にたたむことで、カーテンがシワになるのも防ぎます。
STEP4:洗濯表示に従って洗う
洗濯表示を確認し、表示に合った洗剤・水温・洗い方で洗濯します。デリケートな生地は強い水流を避け、生地に負担をかけないように洗いましょう。
洗剤についても、カーテンの洗濯表示と洗剤の使用方法を確認して選びます。
- カーテンには、生地への負担が比較的少ない中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)がおすすめです。ただし、素材や加工によって使用できる洗剤が異なる場合があるため、カーテンの洗濯表示と洗剤の注意事項を確認してから使用しましょう。
STEP5:脱水は短時間にする
洗濯後は、生地への負担やシワを抑えるため脱水は短時間に。終わったら洗濯機の中に放置せず、すぐに取り出して形を整えます。
STEP6:形を整えて自然乾燥させる

洗濯が終わったらすぐに取り出し、フックを付けてカーテンレールに吊るして自然乾燥させます。縫い目やヒダを手で整えておくと、カーテン自身の重みでシワが伸び、形も整いやすくなります。
- 洗濯後はすぐに取り出し、形を整える
- 風通しをよくして自然乾燥させる
- 水滴が気になる場合は、レール下にタオルなどを敷く
- 屋外に干す場合は、洗濯表示を確認して直射日光を避ける

※乾燥機の使用可否は洗濯表示を確認しましょう。タンブル乾燥禁止の表示があるカーテンには使用できません。
※厚手で重いカーテンは、濡れるとさらに重量が増すため、レール干しに向かない場合があります。詳しい干し方は後ほど解説します。
■洗濯後にシワができてしまったら
シワが気になる場合は、まず目立たない部分で確認しながら霧吹きで軽く湿らせ、吊るした状態で形を整えてみましょう。それでもシワが取れない場合は、洗濯表示でアイロンが使用できることを確認してから、表示された温度に従ってアイロンをかけます。
■洗濯中に窓まわりも掃除しておこう
カーテンを洗っている間に、普段は隠れている窓ガラスやサッシ、網戸なども掃除しておくのがおすすめです。せっかくきれいにしたカーテンに再び汚れが付くのを防ぐためにも、カーテンを戻す前に窓まわりもきれいにしておきましょう。
遮光カーテンは洗濯できる?

「遮光カーテンは、洗濯すると遮光性が落ちるのでは?」と心配になる方もいるのではないでしょうか。
遮光カーテンも、洗濯表示で家庭洗濯が可能となっている商品であれば、自宅で洗うことができます。
ただし、遮光カーテンには、生地そのものを高密度に織って遮光性を持たせたものや、生地の裏面にコーティングなどの加工を施したものがあります。遮光カーテンだからすべて同じように洗えるわけではありません。
まずは洗濯表示を確認し、その商品の表示に従ってお手入れしましょう。
遮光1級・2級・3級で洗濯方法は変わる?
遮光カーテンには1級・2級・3級といった遮光等級がありますが、遮光等級は光を遮る性能を表したもので、洗濯方法を示すものではありません。
そのため、「遮光1級だから洗えない」「遮光2級なら洗濯機で洗える」といった判断はできません。
遮光等級にかかわらず、洗濯表示を確認して、その商品に合った方法で洗濯することが大切です。
完全遮光・コーティングカーテンは洗濯できる?

完全遮光カーテンの中には、生地の裏面などにコーティング加工を施して光を遮るタイプがあります。
こうしたカーテンも、家庭洗濯できるかどうかは商品によって異なります。 完全遮光だから洗えないと判断するのではなく、洗濯表示や商品ごとのお手入れ方法を確認しましょう。
家庭洗濯が可能な場合でも、強くこすったり、表示に適さない方法で洗ったりすると、生地や加工を傷める可能性があります。特にコーティングされたカーテンは、表示された洗い方を守ってやさしく扱いましょう。
◆◆軽くてお手入れしやすい完全遮光カーテンも!
「完全遮光カーテンは重くて、お手入れも大変そう」というイメージがありますが、最近では軽量で洗える完全遮光カーテンも登場しています。
遮光カーテンを洗濯すると遮光性は落ちる?

家庭洗濯が可能な遮光カーテンを、洗濯表示に従って適切に洗ったからといって、必ず遮光性が落ちるわけではありません。
ただし、長年使用したカーテンは、生地やコーティングなどが劣化していることがあります。また、商品に適さない方法で洗濯すると、生地や加工を傷めてしまう可能性もあります。
洗濯前にカーテンの状態を確認し、洗濯表示に従ってお手入れすることが、遮光カーテンを長く使うためのポイントです。
こんなカーテンはどう洗う?洗濯に迷いやすいケース
カーテンの素材やサイズ、使用年数によっては、「洗濯表示では洗えるけれど、本当にそのまま洗って大丈夫?」と迷うこともあります。
ここでは、天然素材のカーテンや洗濯機に入らない大きなカーテン、長年使用しているカーテン、厚手で重いカーテンなど、洗濯するときに特に注意したいケースについて解説します。
綿・麻など天然素材のカーテンは洗える?

天然素材のカーテンは、素材によって洗濯のしやすさが異なります。特にリネン(麻)は水洗いによって縮みや風合いの変化が起こりやすく、家庭で洗濯できない商品が多い傾向があります。
実際に当店の商品を確認してみても、リネン100%などリネンを主素材としたカーテンで、家庭洗濯可能としている商品はありませんでした。 一方、リネンを5~10%程度使用した混紡生地や、ポリエステルでリネンのような風合いを表現した「リネン調」には、家庭で洗える商品があります。
また、コットン(綿)は30~100%使用した商品でも、家庭洗濯可能なカーテンがいくつかあります。 天然素材だから洗えないと判断せず、素材の混用率と洗濯表示を確認して、その商品に合った方法でお手入れしましょう。
大きなカーテンが洗濯機に入らない場合は?
洗濯表示では家庭洗濯可能でも、大きなカーテンは自宅の洗濯機に入りきらないことがあります。無理に詰め込むと十分に洗えないだけでなく、カーテンや洗濯機に負担がかかるため避けましょう。
この場合は、容量の大きな洗濯機があるコインランドリーを利用するのもひとつの方法です。 カーテンの洗濯表示を確認したうえで、カーテンの大きさ・重量に合った容量の洗濯機を選びましょう。

ただし、特に注意したいのが乾燥機の使用です。カーテンにはタンブル乾燥ができない商品も多いため、洗濯表示で乾燥機が使用できない場合は、コインランドリーでは洗濯のみ行い、持ち帰って自然乾燥させましょう。
家庭洗濯不可の場合や、素材・加工などに不安がある場合は、クリーニング店への依頼がおすすめです。
長年洗っていないカーテンも洗濯できる?
長年使用しているカーテンは、洗濯表示だけでなく洗う前に生地の状態も確認することが大切です。
窓辺のカーテンは長期間紫外線などの影響を受けているため、生地が劣化していることがあります。生地が薄くなっている、破れやほつれがある、触るともろく感じるといった場合は、洗濯によって傷みが広がる可能性があります。
家庭洗濯可能な表示があっても、劣化が目立つ場合は無理に洗わず、状態によっては買い替えも検討しましょう。
重いカーテンをカーテンレールに干して大丈夫?
一般的な洗えるカーテンは、洗濯後にカーテンレールへ戻して自然乾燥させることができます。ただし、厚手や大きなカーテンは、水を含むことでさらに重くなるため注意が必要です。
重さが気になる場合は無理にレールへ吊るさず、物干し竿を2本使ってカーテンをM字になるように掛ける「M字干し」などで乾かしましょう。生地を広げて干すことで、風も通りやすくなります。

カーテンの洗濯に関するよくある質問
Q. カーテンはどのくらいの頻度で洗濯する?
A. 厚手のドレープカーテンは年1回程度、レースカーテンは年2~3回程度を目安にするとよいでしょう。ただし、窓の結露が多い、室内で喫煙する、ペットと暮らしているなど、汚れやニオイが付きやすい環境では、カーテンの状態を見ながら洗濯してください。
Q. カーテンの洗濯におすすめの時期は?
A. カーテンが乾きやすい、湿度が低く風通しのよい日がおすすめです。季節だけで決めるのではなく、天気や湿度を確認して、自然乾燥させやすい日を選びましょう。
Q. カーテンは乾燥機で乾かしてもいい?
A. 洗濯表示でタンブル乾燥が禁止されている場合は、乾燥機を使用できません。 カーテンはタンブル乾燥不可の商品も多いため、必ず洗濯表示を確認し、使用できない場合はカーテンレールや物干し竿などで自然乾燥させましょう。
Q. カーテンに漂白剤は使ってもいい?
A. 漂白剤には主に「塩素系」と「酸素系」があり、カーテンによって使用できる種類が異なります。まずは洗濯表示の三角形のマークを確認しましょう。
「△」は塩素系・酸素系ともに使用可能、「斜線入り△」は酸素系のみ使用可能、「×付き△」は漂白剤を使用できません。 使用する際は、漂白剤側の注意事項も確認してから使いましょう。
まとめ|洗濯表示を確認してカーテンをきれいに保とう

カーテンは、洗濯表示で家庭洗濯が可能であれば、自宅で洗えるものも多くあります。 フックを外して洗濯ネットに入れ、表示に合った方法で洗えば、普段のお手入れもそれほど難しくありません。
ただし、遮光・完全遮光カーテンや天然素材を使用したカーテンなどは、素材や加工によってお手入れ方法が異なります。「洗って大丈夫かな?」と迷ったときは、まず洗濯表示を確認することが大切です。
また当店では、自宅でお手入れしやすい洗えるカーテンを豊富にご用意しています。清潔に使いやすいカーテンをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
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