ブラインドの紐はクリップで留める!家庭で出来る安全対策を知ろう

2023/8/17 2023/8/18

赤ちゃんとお父さん

近年の住宅では、光を取り込む小窓や縦に長いスリット窓が見られるようになりました。
そうした窓にもぴったり合う目隠しアイテムとして、
カーテンにないスタイリッシュさを持ったブラインドの需要は年々増しています。

一方で、インテリアを愛するママさんからこの様な問い合わせがありました。
「小さい子がいるんですけど、ブラインドの紐って大丈夫なんでしょうか…?」

お子さんにとってオモチャになってしまい、製品が壊れてしまうのでは?という心配。
遊んでいる内に絡まって事故に繋がってしまったら…という懸念もあるかと思います。

こうした不安を軽減するために、各メーカーはさまざまな安全対策を講じています。
その内容を理解しておけば、家庭で注意しておくべきポイントも分かるはず。
安心・安全であるべきお家で、事故など起こる事が無いように詳しく見ていきましょう。

ブラインドの紐の安全対策が始まった理由とは

散らかす子供

2014年2月、消費者庁は以下のような注意喚起と事例を公表しました。

1.家庭におけるブラインド類やスクリーン類のひも部分、カーテン留め等のひも状部分は、子供の首に絡まり、窒息して死に至る危険性があります。
2.消費者庁が、厚生労働省「人口動態調査」の調査票情報を入手・分析したところ、平成22年から26年までの5年間で3件の死亡事故(5歳未満)が確認されました。

「死亡事故」という言葉を聞いて、ヒヤリとしませんでしたでしょうか?
お子様が小さい間は、家が遊び場となるご家庭も多いかと思います。

たとえば、かくれんぼをしている最中やリビングで一人で遊んでいる最中など、
事故が起こってしまったらと考えるだけでも、ぞっとしますね。
こうした事実を受けて、国は各メーカーに対して紐に「セーフティ」を確保するよう義務付けました。

次に、このセーフティ対策がどのようなものなのかを見ていきましょう。

クリップ等、ブラインドの紐に搭載されたセーフティ

手の届かない所に留めるクリップ

背伸びする子供

コードが下に垂れていると、子供たちはそれを見つけて遊びたくなることがあるかもしれません。
しかし子供の視界に入らないように配置すれば、気にする必要もありませんよね。

多くの製品は洗濯ばさみの様に片手で操作出来るクリップが付いています。
昇降した後はサッとクリップを留める所まで、癖をつけていきましょう。

ロールスクリーンのクリップ

重さが掛かると外れるコード

ループが解かれるコード

継ぎ目の無い紐は必ずループが形成されるため もし何かの拍子に引っ掛かってしまうと、
そのまま絡んで解けなくなる可能性があります。

そこで一定の重さがかかると継ぎ目が離れ、ループが解かれるように設計されたのがこちらのタイプ。

万が一のリスクを最小限に抑えています。

輪っか部分が小さいコード

キッチンの小窓のブラインド

アルミブラインドの選択肢の一つに「ワンポール」という操作方法があります。

一般的なアルミブラインドには上下を調整するためのコードと、斜めの羽を調節するためのポールの2つの部品が付いています。
対照的に、ワンポールはコードとポールが一体になったデザインです。
コードはポールの内部を通るため、外部に露出するループ部分は小さくて済みます。

ただしループ部分が小さくなるのは、アルミブラインドを全開で『降ろした時』だけ。

小さくなったループ部分

上部に畳み上げるた時は紐も長くなるので
ポールに取り付けられた突起にコードを掛けておくようにしましょう。

輪っか部分を作らないコードレス

スクリーンは操作方法の一つとして、コードレスタイプが選択できます。
この方式は、紐を使用せずに操作することを意味します。

製品の下部にはグリップが取り付けられており、紐ではなく取っ手を使って調節可能です。

スクリーンのグリップ

グリップの形や素材も複数種類用意されており、自分の好みに合ったものを選ぶことができます。
極端なミニマリストの方は、グリップなしで直接裾をつかんで操作するのも良いでしょう。

その場合は垢などが生地に付着する可能性があるため、洗濯が可能かどうかも確認しておくことが大切です。

クリップ以外にもブラインドの紐への安全対策を

椅子に登る子供

子供たちは大人が思いもよらない動きをする事があります。
家の中で、どうやってそこに登ったの!と驚いた事はありませんか?

好奇心や身体能力を見くびっていると、思いもよらなかった『まさか』が発生してしまうかもしれません。

セーフティだけに頼るのではなく、家庭内で実行できるリスク回避方法も考えていきましょう。

足場となるものを近くに置かない

はねる子供

ソファやベットなど、飛んだり跳ねたりトランポリンの様に遊べてしまう家具は子供にとっては遊具も同然。
こうした家具の上に登るという事は、目線の低かった子供が大人と同等の背丈になるという事です。

間取りにもよると思いますが、可能であれば窓の近くにソファを置かないのも一つの対策。
登る事が出来てしまう環境自体を作らない事が重要です。

もし家具と窓回りを離す事が難しい様であれば、
セーフティのクリップ等をしっかり使い、コードがだらりと垂れ下がらないようにしておきましょう。

おもちゃではない事を伝える

大人と子供の指切り

紐で上げ下げできる製品は子供にとって
『自分で動かす事ができるスペシャルなおもちゃ』と思えてしまうのかもしれません。
強く引いてみたり、よじ登ってみたりと危険な使い方をすることで
ケガに繋がる可能性を秘めています。

危険な使い方を『面白い』と思われない為に、
「これはおもちゃではない」と、きちんと伝える必要があります。
操作する時には、必ず大人と一緒に行うことを約束しましょう。

ブラインドの紐対策は、保証付きのメーカー商品で!

検討中のメモ

各メーカー共にセーフティは義務付けられています。
中でも名だたるブランドの商品は長期の保証期間が付くと共に、元々の品質も確かなものです。
だからこそ、高い人気を誇っています。

商品価格と質の良さはどうしても比例するので、
無理のない範囲で、国内メーカーの製品を検討されることをおすすめします。

パーフェクトスペースカーテン館では、各メーカーごとに商品を絞り込んで探すことも可能です。
ロールスクリーンや各種ブラインドの購入に、ぜひお役立てくださいね!

TOSO スクリーンの一覧を見る

TOSO ブラインドの一覧を見る

ニチベイ スクリーンの一覧を見る

ニチベイ ブラインドの一覧を見る

クリップはじめとしたブラインドの紐対策まとめ

リビング

本来安心できるはずのお家ですから、事故を予防することが肝心です!
もしものトラブルが起こってしまった後では、手遅れになってしまうかもしれません。

パーフェクトスペースカーテン館で販売している商品は、すべてセーフティ対策が施されていますので、是非一度ご覧くださいね。

>>【様々なタイプ・機能性のブラインドをご用意】パーフェクトスペースカーテン館 – 本店

またパーフェクトスペースカーテン館では、専門の資格を持ったスタッフが無料でご相談を承ります。

カーテンのお問い合わせ
カーテンの事なら何でもお問い合わせください

ブラインドが欲しいけど、子供の安全性を考えて一度プロに相談してみたい…という方は、何でもご相談くださいね。

基本的な予防策は事前に考慮されていますが
家庭内でも安全面を一層整えて、心配のない状態を保つよう心がけましょう。

 

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