サザエさん家の間取りで勝手にコーディネート!ーカツオとワカメの部屋編ー ~プロが徹底解説!~

2023/11/28 2023/11/28

勝手にコーディネートシリーズ

カーテン選びで意外と迷われる方が多いお部屋が「子供部屋」ではないでしょうか?
寝室や書斎など大人用のお部屋は自分たちの好みで選べばよいものの、子供部屋は年齢的に自分達で選ぶのが難しかったり、安全面を考慮するとカーテンスタイルが限られたりと、色々な面で悩ましい点がたくさん出てきます。

そこで今回はサザエさんちを勝手にコーディネートシリーズの第2弾!
「カツオとワカメの部屋」を例に、子供部屋カーテンを選ぶ際のポイントや注意点をご紹介していきたいと思います。
誰もが知っているアニメ「サザエさん」の間取りから見えてくる問題点を楽しく解決していきましょう♪

サザエさんちの間取り図や住宅情報は、シリーズ第1弾で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらの記事も併せてご覧ください!

サザエさん家の間取りで勝手にコーディネート!ー茶の間編ー ~プロが徹底解説!~

子供部屋の特徴

子供部屋

まずは「子供部屋」という観点から挙げられる特徴を考えていきたいと思います。
大きく分けて2点が特徴として挙げられます。

・日本の狭小住宅から考える課題
・子供成長に合わせたカーテン選定

日本の狭小住宅から考える課題

狭小住宅

サザエさんちの間取り図上ではカツオくんとワカメちゃんのお部屋は4.5畳の広さとなります。
2人部屋としてはちょっと狭い気もしますが、現実の世界でも子供部屋はどうしても狭くなりがちですよね。。。

私も実家の個室はまさに4.5畳のお部屋でした!
幸いにも兄とは別々の部屋でしたが、それでも勉強机とベッドを置くくらいが限界で、広々と遊ぶ十分なスペースの確保は難しかったです。

一般的にLDKが一番大きい面積を確保され、次に主寝室(大人たち用)、子供部屋や書斎が同じくらいのお部屋サイズになることが多くなります。
特に日本の住宅は都心になるにつれ狭小住宅が増え、集合住宅ともなると4.5畳のスペースを確保するのが精一杯となってしまうのではないでしょうか?

家自体の面積を広げることは難しいため、限られたスペースをどれだけ有効活用できるかが課題となるでしょう。

子供の成長に合わせたカーテン選定

子供の成長

お子さんの年齢が高校生、大学生であれば、ある程度趣味・趣向が定まってきて、自分好みのカーテンを選ぶことが出来るでしょう。
しかしまだ赤ちゃんの時や小さいうちに新築物件を購入した際は、子供たち自身でカーテンを選ぶことが難しいですよね。

さらにお子さんが成長するにつれ好みも変わっていきます。
小学生の頃はピンクが大好きだった子が、中学生になると急にピンクが恥ずかしくなり、ブルー系を好むようになったりと、成長期のカーテン選定は本当に悩ましいものです。。。

子供はすぐに成長するため、あまり子供っぽすぎても長く使えないけれど、子供のうちは可愛らしいお部屋にしたいという親御さんの願望もあったりしますよね!
ちなみに今回コーディネートするカツオとワカメの部屋は、男女の共同スペースとなるためより難題になりそうです。

上記で述べたころを考えてみると、子供部屋のカーテン選びに悩まれている方がたくさんいるのも納得できるのではないでしょうか?

カツオとワカメの部屋をコーディネート

それでは実際にカツオとワカメの部屋をコーディネートしていきたいと思います。
前回同様アニメの登場シーンから3Dパースで再現してみたので、ぜひお楽しみください♪

現状の子供部屋

現在のカツオとワカメの部屋

カツオとワカメの部屋は腰高窓が1箇所あるようです。
敷布団で寝ているのでベッドは不要かもしれませんが、勉強机を2台設置しているだけでも結構なスペースが取られてしまっている印象です。

実際はカツオの机に漫画本がもっと置いてありそう、、、などと想像も出来そうですね。
少し綺麗に作り過ぎたかもしれません(笑)

カーテンスタイルは一般的なドレープカーテンが設置されています。
色味もグリーン系の中性色が使用されているため、男女関係なく受け入れやすいカラーです。

問題はカツオのデスクが窓に被ってしまっている点です。

通常カーテンは左右どちらかに生地を寄せて開閉しますが、左側のカーテンはデスクが窓の前に設置されていることで、開閉作業が大変そうですよね。

開閉作業が大変

さらに茶の間編でも問題点として挙げていたように、一般的なカーテンスタイルだと、どうしても奥行が必要となってしまいます。
広い部屋ではないからこそ、少しでもスペースの有効活用をしたいところです。

コーディネート後の子供部屋

コーディネート後のカツオとワカメの部屋

今回も問題点を解決すべく勝手にコーディネートした結果がこちらです!
開閉作業をスムーズに行えるように昇降式のシェードカーテンへ変更しました。

操作チェーンを窓に被っていない右側に設置することで、問題なく開閉が可能となります。

操作が簡単

子供部屋ということもあり、小さなお子さんがいる場合はカーテンに巻き付いて遊んでしまうのではないかという心配もありますよね。
シェードは昇降式なので、昼間は地を上部に畳んでお子さんの手が届かない位置にまとめておくことが出来るので、安全面でも優れたカーテンスタイルといえます。

柄選びは共通点を見つけよう!

共通の色味

折角の子供部屋!柄物のデザインでかわいいお部屋を目指したくはありませんか?
リビングはシンプルに無地でまとめる方が多いですが、子供部屋は柄物を取り入れたいと考えている方も多いですよね。

柄物のカーテンを取り入れる時は、お部屋の中で共通点を探してみましょう。
カツオとワカメの部屋では襖のデザインがオレンジだったため、カーテンのデザインにも同じ色味が入っている柄を選びました。
共通の色味を取り入れることで、お部屋の統一感が生まれ、柄物でも違和感なく馴染ませることが出来ます。
今回は襖の色味と合わせましたが、例えばアクセントクロスやソファなど、比較的面積の大きいものと合わせるのがおすすめです♪

また子供部屋のカーテンとはいえ、出来るだけ長く使用したいという気持ちもありますよね。
動物やキャラクターデザインなどもかわいいですが、お子さんの成長は早く、趣味もすぐに変わってしまう可能性があります。

コーディネート提案で選んだデザインは、和室にもマッチするようなレトロチックでありながら、子供らしさも感じられるポップなデザインです。
鳥や花、星といったような具象的なものではなく、幾何学模様など抽象的なデザインを選ぶことで、より長く使用することが出来ます。

シェード選びのメリットデメリット

メリットデメリット

最近は一般的なカーテンではなく、シェードを設置したいという方がお客様がとても増えています。
シェードを選択する上で、メリットとデメリットを事前に把握しておくことも大切です。
カーテンスタイルの特徴を理解し、適切な窓にシェードが設置出来るようにしましょう。

シェードのメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

・一般的なカーテンと同じ生地を使用できる
・スッキリとした見た目(奥行スペースの確保)
・時間帯に合わせて高さ調整が可能

一般的なカーテンと同じ生地を使用できる

カーテンとシェード

シェードは一般的なカーテンと同じ生地で作製するため、比較的自由にデザインの選択が出来ます。
またダブルシェードにすることで、前幕を遮光生地、後幕をレースといったように、機能面も一般的なカーテンと同じように使用出来ます。

さらに同じ部屋に掃き出し窓と腰高窓がある場合は掃き出し窓に一般的なカーテン、腰高窓に同じ生地でシェードを設置することで、窓の形状に合わせたカーテンスタイル選びが可能です。

スッキリとした見た目(奥行スペースの確保)

スッキリとした見た目のシェード

カーテンはヒダ(ウェーブ)があるため、奥行スペースが必要となります。
一方シェードは生地を降ろした状態だとフラットな見た目になるため、カーテンよりスッキリとした見た目となります。

特にカツオとワカメの部屋でも問題点となったように、腰高窓の前にデスクなどを設置する場合は、スペースの有効活用が可能です。

時間帯に合わせて高さ調整が可能

自由に高さ調整が可能なシェード

シェードは昇降式のため、日の入り方に合わせて、生地の高さ調整が可能です。
昼間は基本レースだけで過ごし、西日が眩しい時間帯は生地を降ろすといったように、時間帯に合わせて高さ調整が出来るため、とても便利ですよね。

また「お隣さんとの距離が近いためカーテンを全開にするのは抵抗があるけど、太陽の光は取り入れたい!」といったような要望にもシェードはおすすめです。
視線が入らない程度までで生地を止めておくことが出来るため、周りを気にすることなく日差しを取り込むことが出来ます。

デメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

・一般的なカーテンと比べて高価
・洗濯が大変
・気軽に模様替えが出来ない

一般的なカーテンと比べて高価

金額が高い

シェードは一般的なカーテンと比べて高くなりがちです。
理由は生地とフックだけで構成されているカーテンと異なり、シェードは昇降するためのメカ(機械)が必要なため、価格も必然的に上がってしまいます。

ただ新築の物件であれば、そもそもカーテンレール自体が付いていないことも多いため、カーテンレールとカーテンを購入するのであれば、いっそのことシェードを設置してしまうのも1つの選択かと思います。

洗濯が大変

洗濯

上記で述べたようにシェードはメカに生地が取り付けられているため、洗濯時はメカから生地を取り外す必要があります。
取り外すということは、もちろん洗濯後は再度取り付ける必要もあります。

1度経験してしまえばコツをつかめるかもしれませんが、汚れたら気軽にすぐに洗えるような一般的なカーテンと比べると、少々手間を感じてしまう可能性もあります。

気軽に模様替えが出来ない

カーテンの取付工事

洗濯と同じように、模様替えで生地を変えることもひと苦労です。
特に長年使用していた10年前のシェードを取り替えるとなると、幕体(生地)のみ交換ではなく、メカごと交換になってしまう可能性があります。

メカごと交換となると、ビス止め作業が発生するため、気分転換で一般的なカーテンを買い替えるよりもかなり大がかりな作業となってしまいます。
もしシェード交換を考えている場合は、別の窓と合わせて複数窓を一気に業者さんへ依頼することをおすすめします。

子供部屋におすすめのシェードカーテン3選

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店内のほとんどのカーテン生地で作れる!一覧はこちらから

1年中夏を味わえる遊び心いっぱいのデザイン「花火」

花火のカーテン
1年中夏を味わえる遊び心いっぱいのデザイン「花火」

夏の風物詩といえば「花火!」をモチーフとしたデザイン。
大胆に描かれた花火は遊び心がいっぱいで、見ているだけでハッピーな気分になれます♪

個性的なデザインは子供部屋にもピッタリ!
1年中花火が楽しめるカーテンはいかがでしょうか?

北欧チックな幾何学模様「ディル」

三角模様のカーテン
北欧チックな幾何学模様「ディル」

北欧らしい色味と三角のデザインがとっても可愛らしいですよね。
三角モチーフの幾何学模様は優しい雰囲気で、飽きのこないデザインのため、長く使用出来そうです。

ほんのり光を通す2級遮光生地のため、お子様も目指し時計ではなく、朝日の気配を感じながら穏やかに目覚められるかもしれません。。。

近未来的なポップデザイン「コロ」

幾何学模様のカーテン
近未来的なポップデザイン「コロ」

カラフルな色合いが楽しめる近未来的なモチーフのデザイン。
ポップなデザインでありながら、どこか懐かしい雰囲気も感じられますよね。

機械的なアトミック柄は子供の好奇心が搔き立てられ、知育商材としても役に立ちそうです。

まとめ

子供部屋

今回はカツオとワカメの部屋を勝手にコーディネートしてみました。
操作性とスペース確保を考慮した結果、シェードの選択に至りましたが、皆さんもご納得いただけましたでしょうか?

子供部屋は使い勝手、デザイン、安全面など、意外にも他の部屋より注意すべき点が多く、大人たちが悩まされる場所です。
お子様の年齢や模様替えの時期など、様々な角度から考慮しなければなりません。

大切なお子様のカーテン選びにこの記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです!
皆さんもぜひ、楽しく子供部屋のカーテンをコーディネートしてみませんか?

この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談頂けます↓

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