マリメッコのカーテンで、北欧の暮らしを取り入れて過ごす毎日

2021/3/31 2023/8/23
マリメッコの赤い花柄カーテン
▲マリメッコの魅力を窓いっぱいに感じられる<ピエニウニッコ>

 

心惹かれるマリメッコのテキスタイルで作るカーテン

マリメッコデザイン
こんにちは、パーフェクトスペースカーテン館の
ハルです。

2021年春、当店にマリメッコのカーテンが登場いたしました。
そこで、カーテンに使われているマリメッコのテキスタイルの歴史や由来について、少しお話したいと思います。

北欧フィンランドのテキスタイルブランド
マリメッコ。

今では誰でも知っている有名なブランドですね。
特に大きなお花が印象的な「ウニッコ」は、ブランドアイコンと言っても過言ではない誰もが知っているテキスタイルです。

華やかで鮮やかな色使いと伸びやかな構図。
大胆なテキスタイルは、一度目にすると忘れられない心に残るインパクトを残します。

北欧のテキスタイルブランド、マリメッコの歴史

マリメッコ路面店
2021年、マリメッコは70周年を迎えました。

世界的に有名になったマリメッコ。
きっかけは、60年代ごろケネディ大統領夫人であるジャクリーン・ケネディ氏がマリメッコのワンピースを愛用していた事といわれています。

マリメッコの歴史をもっと詳しく知りたい!
という方は、こちらの記事もご覧ください◎

マリメッコの赤い花柄デザイン
▲ブログ『「マリメッコ」が人気なのはなぜ?その魅力をカーテン専門店が徹底解説!』を見る

70周年を迎えたこの年は、色々なイベントや限定アイテムが発売されとても賑やかでした。

人気のウニッコのマグカップやマンシッカ(イチゴ)のアイテム…
ワクワクするようなデザインがたくさん登場しています。

いつの時代も私たちを魅了するデザイン。
そんな素敵なテキスタイルで作られるカーテンについて、少しお話させてください。

カーテンでマリメッコのテキスタイルを存分に味わう!

マリメッコの花柄生地
マリメッコのテキスタイルは
構図が大胆で大きなものが多数あります。

そのため、生地をたくさん使うカーテンにはピッタリです。

縫製スタイル・ヒダについて
▲縫製スタイル・ヒダについて見る

大きなモチーフのデザインを存分に楽しめるカーテン。
特にフラットスタイルという、ヒダを作らないカーテンのスタイルがおススメです。

ヒダに邪魔されず、大きなモチーフがはっきり見えるフラットスタイル。
タペストリーのように、生地を飾る感覚で楽しめるのが魅力です。

それでは、それぞれの生地についても、少し触れていきたいと思います。

マリメッコのシンボルともいえる「ウニッコ」

マリメッコの青い花柄デザイン
▲目が覚めるようなブルーの発色が美しい<ピエニウニッコ ブルー>を見る

Unikko(ウニッコ)とはフィンランド語で「ポピー(けし)の花」の事。

マリメッコのシンボルにもなっている
ウニッコですが、実は禁忌を破ってデザインされた
テキスタイルという事をご存じでしょうか。

マリメッコの創設者、アルミ・ラティア氏は
「プリントの花は、自然界の花には決して適わない」
とフラワーモチーフのデザインを作る事を固く禁止していました。

「これでも花柄はいらないといいますか」
そういってアミルにウニッコを見せたのは、
マリメッコの代表的なデザイナーであるマイヤ・イソラ氏。

1964年、禁忌を破りついに花柄「ウニッコ」が誕生したのです。

ベージュのマリメッコ花柄カーテン
▲印象的な大花柄もニュアンスカラーだからお部屋にしっくり。茎のダークグリーンが締め色に<ピエニウニッコ ベージュ×ダークグリーン>

元々のウニッコは、一つの花の大きさが
60cmもある大きなデザインです。
しかし当店でカーテンに使用しているのは
ピエニ(小さな)ウニッコという、
花の大きさが30cm程度のもの。

腰高窓や小窓でもウニッコのお花が
程よく楽しめるサイズです。

大きな蓮の葉をデザインした「ボットナ」

蓮の葉デザインのカーテン
▲北欧の湖底に漂う蓮の葉を生地いっぱいに描いた、独創的なデザインカーテン<ボットナ>

BOTTNA(ボットナ)とはフィンランド語で『湖の底』の意味。
2002年にアンナ・ダニエルソン氏がデザインしました。

何といっても印象的な、大きな中央の蓮の葉は約63cm。
伸びやかなデザインは、生地の幅いっぱいに広がっています。

大きな蓮の葉が湖底に漂うデザインが、
どこかゆったりとした気持ちにさせるテキスタイル。

同じ北欧スウェーデンのiittala(イッタラ)との
コラボレーションをきっかけに人気を博しました。

ボットナを楽しむには横幅130cm以下の小さな窓でも、
カーテンのサイズは130cmでお仕立てし、
蓮の葉全体を楽しむことをおすすめいたします。
※細かいサイズやスタイリングについては
ぜひお問い合わせください。

見積り・問い合わせ
▲見積り・お問合せはコチラ

 

どこか和を感じるテキスタイル「ルミマルヤ」

雪イチゴの柄カーテン
▲のびやかに広がる枝に、木イチゴが実るデザイン。フレッシュなグリーンの色展開も<ルミマルヤ>

「LUMIMARJA(ルミマルヤ)」とはフィンランド語で「雪いちご」の事。
エルヤ・ヒルヴィ氏がデザインしました。

まっすぐ伸びる幹に繊細な枝は、
実際の枝をスキャンしそれをなぞるようにデザインされたそうです。

生地幅いっぱいに広がった枝が印象的なルミマルヤ。
背景の白が、フィンランドの雪景色のようにも見えませんか?
たわわに実る木いちごが幻想的なデザインです。

ルミマルヤは私が一番大好きなマリメッコのデザインでもあります。
どこか和を感じるテキスタイルは、和室にも良く馴染みます。
お花見をするように、ほっとくつろげる場所ができそうです。

見積り・問い合わせ
▲見積り・お問合せはコチラ

ボットナ同様、は横幅130cm以下の小さな窓でも、
カーテンのサイズは130cmでお仕立てし、
蓮の葉全体を楽しむことをおすすめいたします。

※細かいサイズやスタイリングについては
ぜひお問い合わせください。

サイケデリックなベジタブルデザイン「シイルトラプータルハ」

野菜畑をデザインしたマリメッコのカーテン
▲野菜畑をデザイン。グリーンと、ホワイトの2色展開<シイルトラプータルハ>

「SIIRTOLAPUUTARHA(シイルトラプータルハ)」とは
フィンランド語で「家庭菜園・市民菜園」の事。
現在もマリメッコで数多くのテキスタイルを発表している、
マイヤ・ロウエカリ氏のデザインです。

黒のラインで伸びやかに描かれた野菜や草花。
自然の魅力をぎゅっと詰め込んだ様な、
生命の力強さを感じるシイルトラプータルハ。

目まぐるしい都会から、市民菜園までの旅路を描いているデザインです。

ウニッコ同様、こちらも元は50cmほどの
大きなモチーフのデザイン。
当店でカーテンに使用しているのは
ピエニ(小さな)シイルトラプータルハという、
モチーフの大きさが17cm程度のもの。

小さな窓でも柄がしっかり楽しめる大きさです。

実はカーテンには向かない?マリメッコのテキスタイル

グリーンの雪イチゴデザインのカーテン
▲のびやかに広がる枝に、木イチゴが実るデザイン。フレッシュなグリーンとピンクの2色展開<ルミマルヤ>

不穏なタイトルですね。びっくりされましたか?

カーテンに向いている生地というのは、そもそも何でしょうか。皆さんカーテンを購入する時、真っ先に何を考えますか?

色?柄?値段?
遮光性や遮熱などの機能でしょうか。

ご存じの方も多いかと思いますが、
現在流通しているカーテンのほとんどはポリエステル100%
理由は簡単、手入れがしやすく取り扱いも簡単だからです。

対して、マリメッコのテキスタイルはコットン。
つまり綿100%です。

綿はとても身近な素材ですが、カーテンにするにはいろいろと不向きな素材。
理由は簡単。天然素材だからです。
カーテン生地とコットン

天然素材は、自然由来の素材を原料にしています。
綿花の綿を利用して作られる綿生地は、雨の日は湿気を吸収し生地が伸びます。
反対に乾燥する冬の季節は生地内の水分を放出し、縮みます。

つまり、季節やその空間によってサイズが変わってしまうのです。
これは同じ天然素材の麻も同じことが起きます。また、カーテンで人気の機能である遮光性もあまりありません。

ね、カーテンに不向きでしょう。

でも。それでも、それ以上に。
綿や麻のカーテンには、天然素材ならではの魅力がたくさんあります
だからこそ、根強い人気と愛好者が多くいるのも真実。

では、なぜカーテンに不向きな綿のカーテンが人気なのか。
その魅力について触れてみましょう。

陽に透けるからこそ、美しい色合いを見せるカーテン

マリメッコの青い花柄カーテン
▲目が覚めるようなブルーの発色が美しい<ピエニウニッコ ブルー>を見る

天然素材ならではの、節のある糸を使い織られた綿の生地。
陽に透けるとその節が、何とも言えない美しいシルエットを作り出します。

また、陽の光に透ける事で生地にプリントされた色が優しく、何とも言えない透明感が出ます。これこそがマリメッコのテキスタイルを、カーテンにする最大の魅力です。

大胆で鮮やかな色使いが特徴のマリメッコのテキスタイル。
もちろんそれ自体、十分に魅力的です。
しかし、陽の光に透けた時、ハッとするような新しい表情を見せてくれます。

朝、徐々に差し込む朝陽。
昼の力強い光。
夕方のオレンジ色のノスタルジックな夕陽。

それぞれの時間帯で、様々な色合いを見せるマリメッコのテキスタイルを楽しめるなんて、そんな贅沢なことがあるでしょうか。

マリメッコのカーテンが欲しいけど、遮光性も欲しい時は?

遮光裏地付きと裏地なしのカーテン
陽の光を楽しむ暮らしは憧れだけど、現実を見ると、そうも言っていられない事ありますよね。

そんな時は、裏地付きをご注文下さい。
マリメッコのテキスタイルに、1級遮光の裏地をあらかじめお付けしたスタイルです。

朝はゆっくり眠りたい方や、
通りに面した窓があるお部屋には裏地付きがおすすめです。

ただし、表地が綿で裏地がポリエステルなので湿度のある日や乾燥した日は、若干表と裏でサイズがずれるときがあります。これは天然素材の仕方のないこととして、ご承知おきくださいませ。

見積り・問い合わせ
▲見積り・お問合せはコチラ

どうしても気になる場合は、後付けの「遮光ライナー」がおすすめです。
そういった細かなご心配事やご相談は、当店コーディネーターにぜひご相談くださいね。

マリメッコのカーテンで北欧の暮らしを取り入れる

蓮の葉をデザインしたカーテン
▲北欧の湖底に漂う蓮の葉を生地いっぱいに描いた、独創的なデザインカーテン<ボットナ>

夏が短く、冬が長い北欧の国フィンランドで生まれたマリメッコ。
色鮮やかで伸びやかなデザインはそんな自然の中から生まれました。

身近な植物や風景をシンプルに。自然にある色合いを大切に。
心を豊かにするデザインは、私たちの暮らしをより素敵なものへと彩ります。

お家にいる事が増えた今。
北欧の豊かな暮らしや美しいマリメッコのカーテンで、私だけの贅沢な時間をを楽しみませんか。

マリメッコの花柄デザイン
▲北欧テイストのカーテン一覧を見る
関連記事