大手販売店の看板コーディネーターが伝授!3ステップで出来るカーテンの色の選び方

2020/6/25 2023/12/18

カラフルなカーテン

突然ですが皆さん、カーテンの色ってどうやって決めていますか?

窓を覆うカーテンはお部屋の中でも大きな面積を占めるもの。
色選び一つでお部屋の印象が大きく変わってしまうので、どんな色にするべきかついつい迷ってしまいますよね。

また、お店やネットで購入したカーテンをいざ自分の部屋に取り付けてみると、「もっとカーテンと部屋が合うと思ってたのに…」「イメージしていたのと違う」「部屋全体にまとまりがない…」なんてことも。

色と色には様々な関係性があり、相性の悪い色同士を組み合わせてしまうと、
そのような事態が起こってしまうのです。

そこで今回は、デザインの世界で広く使われている
「配色パターン」を基にしたカーテンの色の選び方をご紹介します。

お部屋の雰囲気に合ったカーテンの色を探す際に、今回ご紹介する配色パターンを知っているだけで、色選びがとっても楽になるんです。

この記事を読めば誰でも簡単に、自分の部屋に合ったカーテンの色を見つけることができますよ♪

また機能面からの選び方が気になる方は、こちらの記事をご覧ください↓

カーテンの選び方。カーテン通販サイトのプロが重視するべきポイントをご紹介します!

 

カーテンの色を選ぶ前に!【STEP1】

様々なテイストの部屋

カーテンの色を選ぶ前に、自分のお部屋のカラー配分をまずチェックしましょう。と言うのも、カーテンの色を選ぶ際に重要なのは、壁や絨毯、ソファーなどの家具の色との組み合わせ方です。

一般的にお部屋のカラーは
・ベースカラー
・メインカラー
・アクセントカラー
の3つで構成されています。

また「どの色味をどのぐらいの面積で使うか」といったカラー配分も大切で、上述したそれぞれのカラーが以下のバランスになるのが理想的です

カラー配分の黄金比率

この比率はコーディネートにおけるカラー配分の黄金比率といわれています。
カーテンのカラーを選ぶ際も、この比率をしっかり守って選んでいきましょう。

次にそれぞれのカラーが、一般的にお部屋のどの部分に該当するのかを見ていきましょう!

◆ベースカラー(70%)

壁紙や床、天井などのお部屋の大部分を占める
基本的な色が「ベースカラー」にあたります。
頻繁にベースカラーを変えることは難しいので、
白やグレー、アイボリーなどの主張が少ない色や、
飽きの来ない色が使われることが多いでしょう。

◆メインカラー(25%)

ソファーやチェストなどの家具の色が
「メインカラー」にあたります。
壁や床と違ってアレンジがしやすいので、
最も自分の個性が表れやすいカラーであり、
部屋の印象を大きく左右します。
一般的に、カーテンもこのメインカラーに含まれることが多いです。

◆アクセントカラー(5%)

最後に、クッションや雑貨などの小物類が
「アクセントカラー」にあたります。
その名の通り、部屋全体にアクセントを加える、
差し色的な役割に使われる色で
アクセントカラー次第で、お部屋のおしゃれさを
グッと引き上げてくれるでしょう。

「カーテンはメインカラーに含まれることが多い」と言いましたが、
お部屋のインテリア次第ではカーテンがベースカラー
もしくはアクセントカラーとなることもあります。
(もちろん、その他の家具や雑貨・小物類がベースカラー等にもなりえます。)

カーテンの色を選択!【STEP2】

それでは実際に、配色パターンを基にカーテンとお部屋の色の組み合わせ方を見ていきましょう。
今回紹介するカラーの組み合わせは、
同系色・類似色・対照色・補色の4つを使った配色パターンです。

同系色を使った配色

まずは一番シンプルで、なおかつ簡単な同系色を使った配色です。
同系色というのは、例えば赤を基準にした場合、
その赤の鮮やかさを変えたり、
明るさを変えた色はすべて同系色になります。

同系色の色のグラフ

それぞれの色の明るさや、鮮やかさで差をつける色の組み合わせ方が、
同系色を使った配色パターンになります。

ここで例として、同系色の配色パターンを使った、
お部屋を見てみましょう。

赤系の部屋

写真のお部屋では、ソファなどのメインカラーにあたる家具の色(レッド)に
カーテンのカラーを合わせています。
そしてレッドと同系色のピンクを、
クッション等の小物でアクセントカラーとして取り入れています。

どんな色でも簡単にスタイリッシュでまとまった印象に仕上げることができる配色パターン。
自分のお部屋とカーテンの色の組み合わせが、
同系色同士の方も多いのではないでしょうか。
しかし、この同系色を使ったカーテンの色の組み合わせ方、
「部屋となじんではいるけど、すぐ飽きてしまった…」
「統一感はあるけど落ち着かない…」
という経験はありませんか?

そんな失敗を避けるためのポイントは「コントラスト」をつけること!
コントラストを付けるとは、
色の明るさや鮮やかさに差をつけるということです。
同じ色同士でも明度(明るさ)や、
彩度(鮮やかさ)にメリハリをつけ、
コントラストを大きくすることで綺麗な組み合わせになりますよ♪

写真のお部屋のそれぞれのカラーの該当部分は以下の通りです。

【ベースカラー(アイボリー)】
壁・ラグ【メインカラー(レッド)】
ソファー・カーテン・テレビ台【アクセントカラー(ピンク)】
クッション
赤は部屋に明るい印象を与え、強い興奮作用をもたらし、気持ちを元気にし食欲を増進する刺激的な効果があります。
ポジティブに過ごしたい!という人にはお勧めですが、緊張した状態が続くので、取り入れすぎには注意です。

カーテンの色をレッドにしたい方には、
こちらのカーテンがおすすめ!
ダリアン ~レッド~
紅色のような深みのあるレッドが特徴のシンプルな無地カーテン「ダリアン」
レッドを含め全8色のカラーバリエーションがありますので、ご自宅の家具の色に合わせたり、家具の同系色のカラーを選んでみるのもいいかもしれませんね♪

ダリアン ~レッド~

同系色のコーディネートについてもっと知りたい方は、こちらも参照下さい↓

グラデーションカーテンなら叶う!ワンランク上の色を楽しむおしゃれインテリア

 

類似色を使った配色

ここからは色相差を使った
異なる色同士の配色パターンを紹介していきます。

まず類似色ですが、類似色とは
色相環の角度で30度~60度の差がある色のこと指します。

色の輪

ちなみに色相環というのは、色相を環状に並べたもので、
その名の通り「色の輪」のことです。
緑を基準とした場合、青や黄色が類似色にあたります。

ここで例として、類似色の配色パターンを使った、
お部屋を見てみましょう。

緑の部屋

先ほどの同系色を用いた配色と比べると、
グリーンとイエローでは色の差が大きい分、
イエローがより引き立って見え、注目度が増しますよね。

類似色を使った配色パターンは、異なる色同士を使うため
同系色ほど手軽に組み合わせることはできないかもしれません。
それでも色相環上は比較的近い色同士ですので、
同系色同様扱いやすい配色パターンといえるでしょう。

カーテンはお部屋の家具などのメインカラーに合わせ、
小物の色で類似色を取り込んでいけば、
写真のようなお部屋の仕上がりを作ることができます。

写真のお部屋のそれぞれのカラーの該当部分は以下の通りです。

【ベースカラー(アイボリー)】
壁・ラグ【メインカラー(グリーン)】
ソファー・カーテン・テレビ台【アクセントカラー(イエロー)】
クッション

 

カーテンをより目立たせたかったら、
クッション等のアイテムをグリーン系で統一し、
カーテンをイエローにしてみるのもいいかもしれません。
大切なのは色同士の組み合わせとそれぞれの割合です!

グリーンには、疲れを緩和する心理的影響力があると言われ、精神に落ち着きを与え、癒しを与える出来る色と言われています。

書斎や子供が勉強する部屋など、集中力を高めることが多い部屋に取り入れると良い色です。

カーテンの色をグリーンにしたい方には、
こちらのカーテンがおすすめ!
画像:デニー ~グリーン~
デニムの風合いを感じるプリントを施した「デニー」
優しくナチュラルな色合いのグリーンは子供部屋にもお勧めです。グリーンの類似色である、イエローやブルーと組み合わせてみてください!

デニー ~グリーン~

 

対照色を使った配色

次に対照色を使った配色パターンを紹介します。
対照色とは色相環の角度で120度~150度の差がある色のこと指します。

12の対象色

青を基準とした場合、紫や赤色、黄色などが対象色にあたります。

ここで例として、類似色の配色パターンを使った、
お部屋を見てみましょう。

ピンクテイストの部屋

対照色を使うと、類似色よりもさらに色同士に差が生まれ
互いの色をより引き立たせてくれます。
写真の中でも、水色とピンクがそれぞれ単色で見るよりも
より活き活きと素敵に見えるのではないでしょうか。

そんな互いのトーンを引き立たせる特性から、
この対照色の配色パターンは、
企業や商品、お店のロゴの配色などにもよく使われています。

カーテンの色選びの際、部屋の家具と同じ色や
無難な色を選ぶよりも、
部屋の家具の対照色にあたるカラーの中から
カーテンを探してみるのもいいかもしれませんね!

写真のお部屋のそれぞれのカラーの該当部分は以下の通りです。

【ベースカラー(ホワイト)】
壁・ラグ【メインカラー(ライトブルー)】
ソファー・クッション(×2)【アクセントカラー(ライトピンク)】
カーテン・クッション(×1)

 

淡いピンクはお部屋を明るく・上品に演出し、緊張を緩和し抑える作用があると言われています。
そのため家族で過ごすリビングや趣味のお部屋など、長く過ごす部屋におすすめです。

カーテンの色をライトピンクにしたい方には、
こちらのカーテンがおすすめ!
画像:グレートメロー ~ライトピンク~

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外の光や車のライトをしっかりと遮り、上質な眠りをサポートしてくれます!遮熱・防炎機能付きと機能性も高く、清潔感もあるので、どんな方にもおすすめしたい当店イチオシのカーテンです。
グレートメロー ~ライトピンク~

 

補色を使った配色

最後は補色を使った配色パターンを紹介します。
補色とは色相環上で正反対に位置する反対色のことを指します。

補色の輪

青を基準とした場合、オレンジが補色にあたります。

ここで例として、補色の配色パターンを使った、
お部屋を見てみましょう。

青いカーテンの部屋

補色を使った配色は、
色の差が最も大きい色同士を組み合わせることになるので、
お部屋のカラー配分に取り入れることで、
ダイナミックで重厚な印象を与えることができます。
4つのお部屋の中でも、
このブルーとオレンジの補色を使った配色パターンが
一番インパクトを感じた方は多いのではないでしょうか。

色の差が大きい分、
なかなかに扱いが難しい配色パターンでもありますので、
補色を基にカーテンの色を選ぶ際は要注意です。
しっかりと事前にお部屋のカラー配分を確認し、
7:2.5:0.5の黄金比率に落とし込むようにしましょう!

写真のお部屋のそれぞれのカラーの該当部分は以下の通りです。

【ベースカラー(アイボリー)】
壁・ラグ【メインカラー(オレンジ)】
ソファー・クッション(×2)【アクセントカラー(ブルー)】
カーテン・クッション(×1)

 

寒色の青は「鎮静色」とも言われ、気分を快適にし、安心感を与える作用があると言われています。
睡眠導入に通じる作用もあり、寝室にオススメの色です。
お部屋に洗練された印象を演出するので、人気の色でもありますが、多く取り入れると暗い印象になるので注意が必要です。

カーテンの色をブルーにしたい方には、
こちらのカーテンがおすすめ!
画像:オデッセイ ~ブルー~
カーテン業界初の新技術により、軽量化を実現した完全遮光カーテン「オデッセイ」
文句なしの遮光性に、生地本来のナチュラルな風合いと高級感も残した画期的なカーテンです。落ち着いたやさしい色合いの濃いブルーを補色と組み合わせれば、カジュアルな空間に仕上がりますよ♪

オデッセイ ~ブルー~

 

カーテンの色は配色パターンでOK!

3色のカーテン
いかがでしたでしょうか!

カーテンはお部屋の中でも大きな割合を占めているので
ついつい部屋とのミスマッチを恐れて、
無難な色を選んでしまいがちの方も多いかと思います。

しかし、今回お伝えした配色パターンと
カラー配分と色の使い方きちんと守ってカーテンを選べば、
「取り付けてみたらお部屋に合わなかった……」
なんてことは起こらないはずです。

また、今回ご紹介した配色パターンをもとにしても、
好みのカーテンの色を選ぶときに迷ってしまうときがあると思います。
そんなときは一人で悩まず当店にご相談を!
豊富な知識を持つ専属のコーディネーターが最適なカーテンやサイズなど詳細なことまでご提案いたします!

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また、LINEでもご相談を受け付けておりますので、
是非お気軽にご相談ください!

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写真を送ることも可能ですので、お部屋のカラーにあった
カーテンのご提案させていただきます!

デザインの世界ではご紹介した配色パターン以外にも
様々な配色方法がありますが、
4つの配色パターンを知っておくだけでも、それぞれのアイテムが調和し、
かなりカーテンの色選びがしやすくなるかと思います。

もしもっと色んなコーディネートにチャレンジしたい!と思ったら、以下の記事も参考にして頂ければ幸いです。

▼色の作用をもっと知りたい方はこちら▼

落ち着く色のカーテンは?部屋が安心空間になるコツ

▼人気のグレーカーテンについてはこちら▼

グレーカーテンがインテリアにもたらす効果と相性抜群なスタイルをご紹介!

ぜひ参考にしてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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