「“独りじゃない”ということを知ってほしい。」アドレスホッパーとして生活しながら“LGBTQ”を発信する人気YouTuber「かずえちゃん」にインタビューを敢行!

2019/11/7

突然ですが“LGBTQ”という言葉をご存知ですか?
現在、多くの企業や団体、個人でも発信する方々が増えてきて、近年話題になっているワードのひとつで、この言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

“LGBTQ”とは

L(レズビアン)…性自認が女性の同性愛者
G(ゲイ)…性自認が男性の同性愛者
B(バイセクシュアル)…男性・女性の両方を愛することができる人
T(トランスジェンダー)…主に身体的な性別と性自認が一致しない人
Q(クエスチョニング)…自分の性別がわからない・意図的に決めていない・決まっていない人

というセクシュアリティの人のことを指します。

今回は、その“LGBTQ”のことを「もっと世の中の方に知ってほしい」と活動するYoutuber「かずえちゃん」をご紹介させていただきます。

 
現在、YouTuberとして動画配信することを筆頭に、テレビやイベント出演、講演会などで“LGBTQ”について発信し、YouTubeでも8万人のチャンネル登録者数を誇り、多くの方々より支持されています。(2019年12月現在。)

今回はそんなかずえちゃんにインタビューを敢行させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

 
 


“LGBTQ”をYouTubeで発信しようと始めたきっかけ。


かずえちゃん

福井県出身の日本のYouTuber。
LGBTQについて幅広く知ってもらいたいとの考えからYouTubeへの動画の投稿を始めた。ゲイのYouTuberとして性的マイノリティに関する情報を発信するほか、各種イベント・対談への参加、テレビ・ラジオ番組への出演、新聞・雑誌への寄稿などの活動を行っている。2017年10月11日、国際カミングアウトデー(National Coming Out Day)にあわせてLGBTQの100人でカミングアウト動画を作成し、投稿。大きな話題を呼んだ。
現在でも世界各国のLGBTQに関するイベントを取材したり、LGBTQの方々にインタビューする動画などを投稿し、LGBTQの存在を世界に配信し続けている。

そんなかずえちゃんにYouTubeを始めたきっかけを伺ってみました。

かずえちゃん:
小学校6年生の時、自分が男性が好きだということに気づきました。どうすればいいか誰かに相談しようかと悩みましたが、当時は“ネット”がない時代。情報を得るメディアはTVぐらいしかなかったんです。しかしTVのバラエティ番組は同性愛者の人たちのことを笑いものにする番組が多くて、「同性愛者であることは笑いものにされてしまうんだ」「隠さないとダメなことなんだ」と思い、ゲイであることを隠して生活をしていました。

そして29歳になり、旅行が好きで日本以外の国で生活したかったということもあったので、カナダにワーキングホリデーに行くことにしました。“カナダでは自分がゲイであることを隠さずに生きよう”と決め、カナダではありのままの自分で生活することにしました。するとカナダでは既に同性婚が認められていたので、自分がゲイであることに対して、誰もがなんの隔たりもなく“当たり前”のこととして接してくれたんです。
それがとても嬉しくて、そのままカナダに移住することも考えました。しかし“自分で感じたことを日本で発信しよう”と決めて日本に帰国することにしました。
「自分が悩んでいたことと同じ悩みを抱える方に“独りじゃない”ということを知ってほしい。」そんな思いからYouTubeでLGBTQのことについて配信していくことにしました。

と語るかずえちゃん。
過去にはたくさんの苦労や悩みがあったはず、と感じずにはいられない内容にも関わらず、笑顔で語ってくれるかずえちゃん。強さや逞しさ、人を思いやる心。インタビューしながら自然と優しい気持ちになっていました。

 
 


アドレスホッパーとしての生活。


そんなかずえちゃんは現在、最近よく耳にする「アドレスホッパー」として生活しているんだとか!

アドレスホッパーとは?

持ち家や賃貸で部屋を借りて暮らさず、国内外を移動しながら見つけた部屋やホテル、ホステル、旅館などで暮らしつつ仕事をするライフスタイルのこと。荷物はバックパック1つというコンパクトさで、「最小限で好きなものだけを持っている状態」で生活を送る方のことを呼ぶ。

そんなアドレスホッパーとして生活を始めようとしたきっかけを聞いてみると。

かずえちゃん:
今年の3月までは東京に家を借りて生活していたのですが、講演会や撮影など、仕事上、月の半分は東京にいない暮らしということもあったので、東京は家賃が高いのにすごくもったいないなと思っていました。そのときアドレスホッパーというライフスタイルがあることを知り、自分にはこのほうが向いているのではないかと思い、思い切って住まいを手放し、福井の実家に住民票を置いて、アドレスホッパーとして生活することにしました。

ーとても思い切りのある行動ですよね。
アドレスホッパーとして生活しているうえでのメリットやデメリットについて伺ってみると、

かずえちゃん:
メリットは行ったことない場所に行けるから毎日新鮮でワクワクします。そして結果的に東京で部屋を借りていた時よりも安く済んでいるのでアドレスホッパーを選んでよかったと思っています。デメリットは、自炊ができないこと。この季節、温かい鍋とかが食べれないのが少し残念です。あと靴を一足しか持ち歩いてないので、大雨などで濡れてしまうと、替えの靴がないことに困ります。しかし総合的に考えても自分のライフスタイルに合っていたので、今の生活は楽しいし快適です。

と話すかずえちゃん。自由なライフスタイルと、カナダで培った経験が、人々を勇気づける発信力に繋がっているのかもしれません。

 
 


かずえちゃんの今後の展望。



そんな“LGBTQ”を発信するかずえちゃんの「今後の展望」について伺ってみました。

かずえちゃん:
もともとウエディングプランナーとして働いていたのですが、日本では同性婚が出来ないこともあり、一度も自分の結婚について考えたことはありませんでした。しかしカナダで同性婚が「当たり前」にある環境を目の当たりにして、「自分も結婚できるんだ」と思えた瞬間、胸が温かくなったんです。現在日本で同性婚は認められていませんが、僕自身はもちろん同性婚に賛成しており、いつかそれが認められるような世の中になればいいなと考えています。そして“カミングアウト”や“LGBTQ”という言葉がなくなるぐらいそういった方々が「当たり前」の存在になればいいなと思っています。同性同士が手を繋いで歩いていても、後ろ指さされず“日常的”な世界になることを願っています。

と語るかずえちゃん。展望を目指し、“LGBTQ”についての理解を得る為、発信し続けているその姿勢に胸が熱くなりました。かずえちゃんの勇気ある活動が、多くの方々を笑顔に変えていく日を願わずにはいられなくなりました。

いかがでしたか?
今回は“LGBTQ”を発信するYouTuberかずえちゃんにインタビューさせていただきました。“LGBTQ”への理解が日本でも拡がっていくことを心より願っております。
かずえちゃんのYouTubeチャンネルに興味がある方はぜひこちらよりご覧ください。

【かずえちゃんYouTubeチャンネルはこちら。】

かずえちゃん、取材へのご協力、誠にありがとうございました!

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